第1章 能登の旅そのT


 4月・5月と会社の決算などで忙しくどこにも出かけられなかったので溜まっていた旅心がついに爆発、「能登と軽井沢を巡る4泊4日の大旅行」に行って来ました。
 今回はその「能登の旅」第1部をお送りします。
 時は平成13年6月15日、その日は朝から梅雨特有のしとしと雨が降り続いていた為、早々に仕事を切り上げ、午後4時半には我が家を出発しました。
 当初の予定では高速を使わずに一般道を走り、福島から土湯越えをして磐越道の「磐梯山SA」でPキャンという我が家お得意のパターンを考えていたのですが、雨降りのため、予定を変更し大和ICから東北道に乗り、郡山JCTから磐越道に入るルートにしました。阿賀野川SAのアラモ君
 高速を使ったため、「磐梯山SA」についたのはまだ午後8時前で、いくらなんでもPキャンするには早過ぎる為、がんばってもう少し走ることにしました。会津若松を通過し、西会津もあっという間に通り過ぎて、気が付いたときはすでに新潟県に入っていました。明日更に高速を300キロ近く走ることを考え、ガソリンスタンドのあるパーキングということで「阿賀野川SA」をその夜のPキャン場所にしました。午後9時少し前、着いた時は雨もほとんどあがり、愛犬の「もも」を散歩させた後、妻ととりあえずビールで乾杯、明日からの長丁場に備え、午後10時過ぎには眠りにつきました。
 翌朝、6時半過ぎまで熟睡、このSAはかなり静かで「磐梯山SA」のように早朝から観光客が押しかけるわけでもなく、Pキャンにはお勧めのスポットです。
 朝食は昨日東北道の「菅生SA」で買ったクロワッサンにウインナーエッグ(?)とコーヒーという我が家にしては優雅な朝食(?)を摂り、午前8時半には出発しました。
 朝方は曇っていたのですが、新潟平野に下っていったあたりから晴れ間が見え始め、道路も平坦なため、「アラモ君」は絶好調、新潟中央JCTから北陸自動車道に入り「長岡JCT」を通過、途中「大潟P」付近にある「ループ式」のレーダーを確認した後、更に「上越JCT」をあっという間に通過し「名立谷浜SA」についたのは午前10時ちょっと過ぎでした。
 ここで一休みした後、更に西進を続けたのですが、ここからの30キロ弱は実に大変でした。行く時は気付かなかったのですが、実は「上越JCT」から「朝日IC」の間わずか30キロの間に大小取り混ぜてトンネルがなんと26個もあったのです。
 2、000メートル級のトンネルを抜けるとすぐまた同じ位の長さのトンネルが。この繰り返しがこんなに疲れるとは。入善を過ぎ、富山平野に入ったときはもう息も絶え絶えという感じでした。富山を過ぎ、「小杉IC」で高速を降りたときは正直、ほっとしました。ところで「小杉IC」で降りたとき支払った高速料金はなんと1万と700円、1万円以上の高速料金を払ったのは生まれてこの方記憶になく、ちょっとビビリました。
 軽油も朝「阿賀野川SA」で満タンにしたのですがすでにメーターはEに近づいていたので、高速を降りたところで2回目の給油、50リッター近く入ったのですが何とリッター当り73円、「うーん、安い」。
 とりあえず「アラモ君」も満腹になったので、われわれのおなかも満たすべく、新湊に向かいました。新湊にある道の駅へ行こうと思ったのですが、途中曲がり方を間違えてしまったようで、とりあえずパス、時間も早かったので氷見の道の駅に向かうことにして国道415号線に乗り、雨晴海岸の景色を見つつ氷見の道の駅についたのはお昼過ぎでした。途中、伏木港のあたりだと思ったのですが、川岸に歴史を感じさせるような古ぼけた割烹のような店があり、駐車場にもかなり車が止まっていたので、ちょっと心動かされたのですが、氷見の「フイッシャーマンズワーフ」に期待してこれもパス、これが大きな間違いでした、妻曰く「次に来ることがあったら絶対に寄る」。氷見「道の駅」
 氷見の道の駅はかなり期待していったのですが、正直食堂はいまいちで食べる気にはなれませんでした。ただし、市場はかなりのもので、特に海鮮バーベキューセットは素材もよく量もありねらい目です。よほど今晩は海鮮バーベキューかと思ったのですが、予定では輪島でお寿司を考えていたため、これもパス、これも大きな過ちでした。
 結局氷見でも昼飯にありつけず、二人とも多少不機嫌になりながら一路「道の駅いおり」を目指しました。ところがなんとそこも「はずれ」、やむなく七尾の「フイッシャーマンズワーフ」を目指すことにして国道160号線を走っていると海岸線になかなかよさそうなお店発見、一度は通り過ぎたのですがUターンしてそのお店に入ってみるとこれが大ヒット。刺身定食と焼き魚定食を頼んだのですが、値段もリーズナブルでボリュームもあり、味噌汁にはなんと黒鯛の切り身(多分)まで入りじつにいいお味・・・。お店の名前は「活魚料理あじろ」となっていました。お昼時はだいぶ過ぎていたのですがお客も結構いてもしかしたら穴場だったのかなと夫婦して大満足のお昼でした。
 というわけで七尾市はパスして一路和倉温泉へ。ここで温泉に入りその後がんばって輪島まで行くというのが今日の最終予定です。
 ところが和倉温泉は温泉地にありがちな、道が複雑に入り組んだ地形になっていて、目的地の「和倉温泉総湯」の位置関係が皆目わかりません。ここで大活躍したのがカーナビならぬ「妻ナビ」、なんと気付いたときは温泉の目の前、これには思わず頭が下がりました。
 早速入浴したのですがサウナから露天風呂、打たせ湯、ジェットバスなどのお湯が楽しめわずか480円は本当に得した気分になれました。
 温泉につかり英気を養い、今日の最終目的地である輪島についたのは午後5時少し前でした。ここでも「妻ナビ」大活躍で、朝市のそばにある「いこいの広場」Pに一発で到着しました、すごい。
 早速Pキャン体制を整え、「もも」の散歩がてらお鮨屋さんを探しに出たのですが、これがお鮨屋さんがない。30分も歩きつづけ二人とも大不機嫌となり、やむなく、近所の薬局で聞いてやっとお鮨屋さんを発見、奮発して上鮨2千円を二人前ゲットしました。
 その夜の夕飯はそのお鮨と氷見で買い込んでおいた黒鯛とたこの刺身、それにワタリガニの味噌汁という豪華版となりました。ところが疲れのせいかお鮨のネタの油が強すぎてギブアップ。これなら氷見で海鮮バーベキューセットを買っておくんだったと二人で後悔したのですが、まあこれも旅の楽しみのひとつということで、とりあえず酒を飲んでその夜は早寝と相成りました。
 ちなみに2日目の走行距離は431.5キロでした。