kawai fruits banner

Inside Farming Vol.48 (Japanese)



皆さん!農機具の事故に気をつけて!!

 若い林檎生産者との飲み会で「ご近所で最近農機具による大きな事故があった」という話題になった。その事故は肥料などを粉砕しながら撒く機械を洗っていた時に手を巻き込まれ、最終的には片腕を切断してしまうという大きな事故だった。どうも洗っている時に機械の動作を停止していなかったのが悲惨な事故の原因であったようだ。事故の後に第三者が、”なぜ止めてから洗わなかったのか!”と言うのは簡単だが、事故は概してこのような時に起こるものだろう。

 他人事ではない。その飲み会でも、参加者それぞれが一歩間違えば大惨事という危険な体験をしていた。今や農業は機械あっての産業。皆さんも十分注意されるよう喚起したい。

 果樹栽培の場合、使用する農業用機械の数はそうは多くない。主には”スピードスプレイヤ(SS)”と呼ばれる農薬散布機、肥料を撒いたり草生栽培の草刈に使用するトラクタ。脚立の変わりに広く利用されている昇降型作業台、果樹園の中使う運搬車、軽トラック、トラックなどであろうか。限られた機械ばかりだが、ここ10年ほどでSSやトラクタが横転し下敷きになる事故、昇降型作業台からの落下事故などはたびたび耳にした。

 自分の場合を振り返ってみると「あともう少し無理してやれば・・・」とか「面倒くさいから、このままやっちゃえ!」などと思いながら機械を使っている時に危険な目に会いやすい。例えば、トラクタで土手ぎりぎりの草を刈ろうとしてトラクタごと土手から落ちそうになったり、あと10センチ先にある果実を収穫しようと体をめいっぱい乗り出して昇降型作業台から落下しそうになったり、運搬機のキャタビラに挟まった枝をエンジンを止めずに引き抜こうとして、逆に手をキャタビラに引き込まれそうになったりと、思い出すだけでも背筋が寒くなる。友人に言わせれば「体調が悪く寝不足のとき」は特に危険だという。そんな健康状態のとき彼はSSから落ちて、建物とSSの間に挟まれそうになった経験があるそうだ(〜怖い〜)。

 SSならキャビン付のものに買い替えたり(ベンツが買える価格ですね)、他の機械も安全設備がしっかりした最新のものを使うことができれば危険も少ないだろう。しかし、そうはいかないのが現実だ。そうであればとにかく毎日事故の無いよう注意する事を肝に銘じて仕事をするしかない。他人の事故の話を見たり聞いたりした時には(その当事者には申し訳無いが)それを他山の石として、自分の身を引き締め、明日からの仕事に臨むことにしましょう。

Inside Farming Index
Go to Inside farming index page


kawai@wmail.plala.or.jp

写真、本文とも Copyright(C) 河合果樹園