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Inside Farming Vol.34 (Japanese)



〜番外編〜好きな漫画ありますか?
 
 誰にでも好きな漫画や漫画家はいるはず。好きな漫画(orアニメ)を言えばだいたいその人の世代が分かったり、ひとしきりその話題で盛り上がることができる。
 
 私の場合、中高生の頃は”チョー”の「マカロニほうれん荘」や犬猿の仲が楽しい「すすめパイレーツ」などのギャグマンが大好きだった(パイレーツを書いた江口寿史氏は私の最も好きな漫画家の一人だ)。アニメでは今年20周年だという「機動戦士ガンダム」や御蝶婦人でおなじみの「エースを狙え」などが印象深い。
 高校大学時代は”カメカメカメ”の「バリバリ伝説」、怪しい四谷さんが登場する「めぞん一刻」、アメリカン・ジョークが渋い「コブラ」などだったろうか。最近のものではデニス・ロッドマンばりのリバウンド王「スラムダンク」、バリ伝の四輪版「頭文字D」、ブラック・バードの「湾岸midnight」、謎のキンダーハイム「Monster」、行政書士漫画の「カバチタレ」などが面白いなと感じている。
 また、近所にイトコのお姉さんがいたせいで少女漫画も結構読んだ(そのほとんどは別冊マーガレットだが・・)。くらもちふさこさんの作品は全て気に入った。彼女の「いつもポケットにショバン」は名作だ。最近亡くなられて大変残念な多田かおるさんの作品や槙村さとるさんの作品も当時の別マにかかせない素晴らしいものばかりだった

 そんな漫画の中で世代を超えて読まれている作品がある。それはなんと言っても美内すずえさんの「ガラスの仮面」だ(だって連載が長いんだもんね)。先日ちょうどNHK-BSの「BS漫画夜話」という番組で「ガラスの仮面」取り上げたのを見ていても、読者の多さ、ファンの多さを感じる作品である。
 番組内では「ガラスの仮面」を典型的なストーリー少女漫画のスタイルを踏襲した少女漫画の中の少女漫画”ド少女漫画”と良い意味で評価していた。また「巨人の星」と対比しながら演劇という主題のスポコンものとも評価されていたような感じであった。
 私としては(番組内ではあまり評価されていなかったが)この漫画が演劇というものに果たした役割をもっと評価しても良いと思う。なにより演じるためのメソードをスタニスラフスキーの「俳優修行」より感覚的に誰にでも理解できるように表現した(ちょっとデフォルメし過ぎだけどね)というのが最大の功績だ。そのためこの漫画で演じるための方法論があることに気づき、本当の女優を目指し女優になった人が何人も出現したのだと思う。

 「ガラスの仮面」は現在41巻。まだまだ未完の大作だ。最近は年1巻ペースで発刊されるか、されないかで、ちょっと寂しいものがある。みんな「紅天女」を誰がやるのか知りたいよね!信号はいつまでも赤じゃないよね!マヤより亜弓さんに感情移入している読者も多いよね!そんな貴方にお勧めのホームページ(ガラカメモリー)があります。思う存分ハマッてください。

 そんな訳で、今回は林檎ともコンピュータとも関係ない漫画のお話、Inside Farming番外編でした。
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