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Inside Farming Vol.30 (Japanese)



PCの大掃除、アプリケーションとデータを分離

 7月の下旬になると、やっと摘果が終わって、自分の時間を作ることができる。
今年は新年に新しいコンピュータを購入してからクロック・アップくらいしか手を加えていないので、ここらへんで周辺機器などを増設することにしよう!

 プランはこうだ。まず旧メインマシンのPentium166に載っていたSCSIボードとSCSI-HDD、CD-Rを新マシンのCeleron450に移行する。
Systemとアプリケーション
データのみ
マルチメディアデータ
Dの中の重要データのミラー
これによってCeleron450はHDDのパーティションが4つになるのだが、それぞれのディスクの内容を、C:ドライブには Windows systemとアプリケーション・プログラム、D:ドライブはデータ(アプリケーション・データとマイドキュメント、テンポラリ・データ)、E:ドライブにはマルチメディアデータ、F:ドライブにはDドライブの中で重要なデータと各種の設定データをミラーリング(鏡のようにバックアップをとること)しておく、というものだ。(表) 
 プログラムとデータは異なるパーティション(ドライブ)に設定している方は多いと思う。私も今までも基本的にはそういう構造だったのだが、今回は徹底してプログラムとデータを分けることにした(C:D:とE:F:は物理的にも2つのHDDに分かれているのでD:とF:のでデータのミラーリングはなんとも心強い環境になった)。

 最近はハードウエアの増設はほとんどの場合PnPでうまく行くので、問題なかった。それよりデータをすべてDドライブに設定するにはちょっとした手間がいる。まずは使用している各アプリケーションごとにデータフォルダを、D:に移動。その後アプリケーションを起動して保存フォルダを設定する(これが結構面倒くさい)。さらにTweakUIを利用してMy Document、Send to、デスクトップ、FavoritなどのフォルダをDドライブに変更するのだ。---しかし、ひとつだけ残念な事に、Outlookなどがメールやアドレスデータを保存するc:\Windows\Application Dataフォルダはフォルダの変更を設定できないようで(IE5に付属する最新バージョンのOutlook Expressでは設定できるという話ですが、私のバージョンではできませんでした)、この下のデータだけはDに移動せず、直接Fにミラーリングすることにした---。

 実際、Systemとデータをしっかり分けてみると、なんとも都合が良くなった。まずはSystemの再インストールが極端にやりやすくなったのが喜ばしい。今回も、この増設の後に3回ほどWindowsをインストールしなおす羽目になったのだが、バッサリとドライブC:をフォーマットしてからインストールできて気持ちいい。こうするとレジストリもすっきりして、アプリケーションの動作全体が軽快になった感じだ。さらに、増設したCD-Rでデータだけのバックアップが迷わず簡単に取ることができるようになったのもGOODだ。
 加えて、データのミラーリングは精神的に喜ばしい。これも大容量HDD時代のなせる技か。ミラーリングにはRealsyncというフリー・ソフトを利用してるのだが、使いやすく軽快で、たいへんにお勧めだ。

 増設して中身を整理したらクロックアップと同じ位パワーパアップしたような気分になった(旧メインマシンのPentium166はパワーダウンして、完全なコールド・スタンバイ・マシンとなってしまったが・・)。年に一度の大掃除、PCにも必要ですね。

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