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Inside Farming Vol.139


林檎の皮をむくと、理性的になれる


 2004年の1月頃に(あまりの旧聞で申し訳ありません、今はもうすぐ3月)、「林檎の皮むき」が脳の前頭前野の働きを活発化させるという報道があった。前頭前野とは、前頭の裏側にあり、理性や記憶や計算などをつかさどる部分だそうで、若者の「きれる」行動に因果関係がある部分らしい。「林檎の皮むき」をすることにより脳のこの部分が活性化されて、記憶力、計算力がアップし、理性的な行動ができるようになる!というのである。「きれる」ナイフで林檎の皮をむく行動が、理性的で「きれない」子供を育てるというのが、なんだか面白いと思う園主である。

 報道だけでは、「林檎の皮をむく」行動と、小刀で竹トンボを作る行動と、脳に与える刺激が異なるのかどうなのか不明なのだけれど、よくぞ「林檎の皮むき」が脳の活性化につながるといってくれた、ありがとう!と感謝気持ちになっている。

 ここ数年、林檎の消費の落ち込みには拍車がかかっているらしい。そして、その一因として、「林檎は皮をむかなければ食べられない」ことが挙げられている。本当にそれが原因なのか確かな情報はないけれど、「皮むき」がちょっと面倒くさいのは、みかんやバナナと比べた場合に、誰もが認める「商品としての林檎」のデメリットではある。
 でも、「林檎の皮むき」で頭が良くなるのなら、また、「林檎の皮むき」で行動が理性的になるのなら、「ぜひ、子供に皮をむかせたい!」と思いませんか?。また、記憶力が甦り、痴呆などが防げるならば、「ぜひ、自分で皮をむいて食べたい!」と考えませんか!。しかも、林檎は「おやつ」にもなるし、ダイエットにも最適。カリウムが豊富で高齢者の高血圧対策にもいい!。どうですか皆様!、ぜひ林檎の皮を自分で「むきむき」しながら、食べてくださいませ、ませ。






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