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Inside Farming Vol.132


ADSL常時接続の1ヶ月


 ADSLを導入して1ヶ月経過した。園主は、平日昼間は勤めに出ているし、土日は果樹園に出ているので自宅には殆どいない。そのため、妻のインターネット利用が増える程度で、園主自身にとっては、ADSLを導入した恩恵はあまりないのではないかな?と少々コスト対効果を疑問視しながらの導入であった。

 しかし、しかしである。
 (1)速度が速い---(といっても、我が家は2M強しか出ていないですが(泣))
 (2)通信料が一定---(接続しなけりゃ損、損!という、貧乏性を駆り立てられます)
 (3)おまけに、無線LAN---(やっと日の目を見て、大活躍)
 というインターネット接続環境は、やっぱり違う。

 ADSLが来てからは、とにかく、インターネットでいろいろ調べてしまう。検索結果が表示されるのが早いから、なんでも、何回でも、検索してしまう。接続時間を気にしなくていいから、検索結果のリンクを辿って、かなりディープな情報まで得ることができてしまう。さらに無線LANだから、調べたいことが発生した時に、お茶の間からでも接続できる。

 ADSLが来てからは、とにかく、フリーソフトでも、大きなデータでも、何でもガリガリとダウンロードしてしまう。回線速度が速いからダウンロードにストレスがない。なにしろ30MBとか40MBなど単一のデータでさえ平気な顔でダウンロードできるようになったのだから、凄い時代になったものだ。
 そして、ダウンロードして、ソフトやデータを利用した後は、特別の理由がない限り、さっさと惜しげも無く消去してしまう。今までなら、再びダウンロードするストレスを考えて、後生大事にHDやCD−Rに保存しておいたものだが、もはやその必要はない。なぜなら、どのCD−Rに保存したのか探し出すよりも、インターネットで検索して、ダウンロードしたほうが多分早いし、ストレスが少ない。つまり、多少不確実だけど、ネット上のどこかに存在するデータを、あえて自分のPCや個人で所有する必要がないともいえる。ちょっと大げさだけど、世界中のコンピュータが自分のネットワークコンピュータになったんだ!と実感したり、する。

 とにかく、ここ数年、メールチェック程度しかしていなかった園主のインターネット接続時間は、ADSLが来て数倍に跳ね上がった。そして、遅れ馳せながら、このような常時接続環境の普及がもたらすであろう、個人消費ビジネスのパラダイムシフトが確実に到来するであろうことを、実感した。インターネット、恐るべし。今までの10年は短なる序章に過ぎなかったのね、である。

 ただ、ここ1ヶ月、未だに魅力的なブロードバンド・コンテンツというものには、出会っていない。それが、ちょっと不満でもあり、不思議でもある。それとも、魅力あるコンテンツは、既にもう、有料化されているのですか??

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