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Inside Farming Vol.125


精神と体調の密接な関係


 アレルギーを持っている者にとって、春先は気分がすっきりしない季節。暖かくなるど同時に、園主も花粉症が始ってしまった。林檎ジュースやカスピ海ヨーグルトが花粉症に効くという情報を信じて頻繁に摂取している園主だが、意識して摂取した割には、際立った効果が出ていないような気がする。てん茶とか、なんとかウーロン茶もお試し中だが、いずれも、その効果は不明のままだ。
 園主のアレルギーの症状は鼻炎と微熱。体がだるくてボーっとしてしまうこともある。時々眠いこともある。この季節が来るたびに「春眠暁を覚えず」と読んだ中国詩人は、絶対花粉症に違いないと確信する園主でもある。

 しかし、ここ数年、園主のアレルギー症状は、喉の痛みや咳なども伴うようになってきた。これに、風邪や扁桃腺の発熱なども併発する年もある。これは単なるアレルギーであろうか、などと少々不安になったりする。

 そう、他に原因があるのではないか、と。
 で、その原因はストレスではないかな?と。

 園主は大昔雑誌の記者をしていた時に、都内の何人もの精神科医にインタビューした経験があるのだが、その取材で今でも印象に残っている話は「精神と体調の密接な関係」である。ある医師は、内科の疾患に精神的なストレスに起因するものが相当数に登ることを指摘し、精神科と内科の密接な連携診療の必要性を説いていた。また、当時は、精神科に通院するということが特別なことであったから(今もそうかもしれないが)、風邪を治すために内科に通うのと同じように精神科に通院し、心と体を同時にケアをするような必要性をも訴えていた。
 だから園主は体調が悪いときには、ストレスを疑う。「食欲がない」「眠れない」「胃が痛い」などの、いかにもストレスだろうという体調の悪さではなくても、「風邪をひいた」「アレルギー症状が出た」「腰が痛い」というような一般的な体調の悪さの場合でもストレスを疑う。そういえば、園主が2年ほど前に心臓の激痛で倒れた時、運ばれた病院でも直ぐに「何かストレスになることがありましたか?」と聞かれたことをも思い出す(医療の現場では、内蔵とストレスとの密接な関係は常識なのかもしれないとも思う)。

 体調の悪さの原因がストレスだと判ったところで、別に体調が改善される訳ではないのだけれど、花粉症だとしても、あまりに体調が良くない状態が続くようならば、その原因としてストレスを疑ってみることも大事です!と園主は皆さんにご提言致します。
 そして、ストレスを取り除く努力をするのが得策ではないかな、と思う今日この頃であります。

 (そうは言っても、ストレス源を取り除くことは容易ではなく、容易ではないからストレスだとも言えます。そんなときには、園主は、「ストレスのせいでなんだか体調が悪い」などと周りに訴えてみることをお薦めします。そうすると、ちょっとだけストレスが発散されるような気がするから不思議です。ただし、この方法を多用すると周り人にストレスが溜まる危険性はあるのですが・・)。
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