減農薬への挑戦





Effort

EFFORT
フェロモン剤






Result




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減農薬の実践


林檎の木や、果実に有害な昆虫を減らすために、多くの農家では殺虫剤を散布 します。また、病気を減らすためには殺菌剤を散布しています。河合果樹園でも 残念ながら無農薬では栽培ができませんので、今まで減農薬を実践してきました 。それは 地域の平均的な農薬の散布量よりも3割以上少ない農薬の使用 で林檎 を栽培するというものです。

フェロモン剤と散布回数を減らす2つのTRY

今年は更なる減農薬を目指してフェロモン剤の利用実験と、もう一回防除を減 らす2つの実験をしています。
まずフェロモン剤の実験では、有害な昆虫が林檎園内で増えないように、交尾 を阻害するフェロモン(昆虫が 分泌、放出するにおいのような物質)剤を木に 吊るしました。害虫が増えない分だけ 殺虫剤の散布を減らす事ができます。
散布回数を減らす実験は、園内にでる害虫に特別注意して、症状が現れるまで は散布しないことにしました。


結果発表:フェロモン剤の効き目

フェロモン園では硫酸ニコチン、アドマイヤー、ダイアジノンの3殺虫剤の省 略ができ、効果が認められた。 しかしながらハダニが隣接園よりも早く、多く の発生が見られた。そのため、ダニ剤の散布回数は1回増えてしまった。
96年は日本の全国的にカメ虫が大発生した。そのカメ虫の害が隣接園では数 える程しかなかったが、フェロモン実験園では葉の混んだ場所に目立つ程あった 。
また他に気がついた問題点として3つ挙げるとすれば経費的には割高になるこ と。仕掛ける人件費がかかる事。夏季剪定、風等によってフェロモン剤が木から 取れてしまうことがあった。
散布回数を減らす実験では、一般農家13回、河合果樹園平年9回、本年度8 回に挑戦した。96年度はカメ虫の大発生があったものの、それ以外の病害虫が 少なく8回の散布でも栽培することができた。しかしながら9月以降の長雨によ る病気への対策から、殺菌剤を特別散布した園もあった。よく林檎園を観察しな がら防除を行うことの大切さを改めて感じた。


感想など


林檎園は環境、場所、木の状態によって病気、害虫の発生はまちまちです。で すから、いろいろな実験が自分の園で成功するかしないかは自分で試さない限り わからないというのがたいへんです。今回はそれなりの手応えを得ましたが、来 年に向かってどうするかは難しい問題です。カメ虫の害はそうとうで、損害も少 なくはありませんし。けれども農薬を減らす、安全な努力は続けていくことは確 かです。



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