良硯の条件

 

 

 良い硯の条件としては次の事が上げられます。

 

 磨墨しやすい。 発墨が良い。 筆を傷めない。

 

 この条件に適うためには

1. 鋒鋩が細微で固く均一に配列していること。
(墨が磨りやすく、発墨がよい。)

2. 石質が適度に固く、永く使用しても磨減しないこと。
(硯面が凹んで墨が磨りにくくなる。)

3. 重さも硯の大きさに合った適度で、どっしりした感じがあること。。
(軽すぎると墨を磨るとき不安定となり、重すぎては移動に難渋する。)

4. 感触にしっとりとした潤いがあり、水持ちが良いこと。
(硯が水を吸っては困ります。)

5. 色彩、形状が優美であること。
(美しい文様や、文彩は書道を楽しくしてくれます。)

 

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