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中学英語の定期テスト対策はこれでバッチリ?

途中で力尽きた英語講座(時制編)


時制について
考えて見たいと思います。

時制にはどのようなものがありますか?
という質問をしますと
元気の良い声で次のようにかえってきます。

「現在・過去・未来」

それでは30点です。

「現在進行形・過去進行形・未来進行形」

ようやく60点です。

「現在完了・過去完了・未来完了」

90点になりました。

えっ、まだ10点分残ってるの?
と思う人もいるかもしれません。

それについてはまた、後日お話しましょう。

「現在形」といいますが、
それは一体何をあらわしているのでしょうか?
と、質問いたしますと

「そんなの現在の出来事を
あらわしているに決まっているじゃん」

と返ってくるのでしょうか?

残念ながら違います。

では「現在形」というものは
いったいなになのかということですが、
基本的には次の3つ用法があります。

1・現在の状態
2・現在の習慣
3・真理

「現在の出来事」というものは
ありませんですね。

では現在の出来事は何で表すのでしょうか?
それはまた後日やりますが
「現在進行形」であらわします。

まず、基本的な3つの
現在形の用法から見ていきましょう。

現在形の3つの基本的な用法の一つ目
「現在の状態」をあらわす用法です。

さて、以前動詞には2種類あって
それはbe動詞と一般動詞であるという話をしました。

実はそれとはまた別の分け方がありまして、
それが今回出てきた
「状態」をあらわす動詞と
「動作」をあらわす動詞という区別なのです。

動作をあらわす動詞は
run 走る / read 読む / study 勉強する
などなど、よく見知った単語が並びます。

それに対して状態をあらわす動詞は
know 知っている / live 住んでいる / like 好き
といったものが並びます。

どのように区別するかなんですが、
いろいろ方法はあるようですが、
その瞬間を見ただけでわかるものを、動作をあらわす動詞
そうでないものを、状態をあらわす動詞と区別することができます。

で、話をぐるっと戻して
「現在の状態」をあらわす現在形の用法ですが、
当然、状態をあらわす動詞にしか用いられません。

逆に言うと、動作をあらわす動詞には
「現在の状態」の用法の現在形は使えないのです。

えーっ、
そしたら動作をあらわす動詞の現在形って
現在形のどういう用法なの?ってなりますよね。

それが次の「現在の習慣」
という用法なのです。

今回は「現在の習慣をあらわす」現在形の用法です。

前回ちらっと触れましたが、
動作をあらわす動詞の現在形は
この「現在の習慣」をあらわしています。

しつこいようですが、確認までに
状態をあらわす動詞の現在形は
「現在の状態」をあらわしています。

それを踏まえて問題です。
I love you.
この英文はいつのことを言っているでしょう。

「現在!」

はい、そうですね。
では引き続きまして、
I play tennis.
この英文はいつのことを言っているでしょう。

「現在…え、もっと詳しくって?…ちょうど今やっている…」

それは現在進行形でしたね。
動作をあらわす動詞の現在形は
「現在の習慣」をあらわします。
なのでI play tennis.
という英文は、「私は(習慣として)テニスをします」
という文なのです。

つまり近い過去や近い未来も
含んでいるんですね。

現在形の3つの基本的な用法の最後である
「不変の真理」をあらわす用法です。

不変の真理なんて言うとなにやら宗教めいてきますが、
そんなことではなく、例えば
「太陽は東から昇る」といった
現在・未来・過去にかかわらず、決まっていることのことです。

Taro said that the sun rises in the east.

このように主節が過去形であっても、
従属節のほうは、不変の真理を表すので現在形になっています。

かといって将来
地球に隕石が衝突し、地球の回転が逆になったとします。
すると真理は「太陽は西から昇る」になります。
そしてその時代の「太陽は東から昇る」は
当然不変の真理ではありません。

なので
Taro said that the sun rose in the east.
と、従属節は過去形になるでしょう。

しかし、
The people in the time believed that the sun rises in east.
と、その時代の人から目線で考えると
不変の真理になるので従属節は現在形になるでしょう。

つまり、
不変の真理とはいえ
決して不変などではなく、
その主語となる人物の考え方一つで
真理となったり、
そうでなくなったりするのです。

と、宗教ではなく哲学めいた感じでシメたいと思います。

今回からいよいよ過去形に入ります。
現在形には
「現在の状態」
「現在の習慣」
「不変の真理」がありましたね。

最後の「不変の真理」は別にして
前の二つの「現在」をそれぞれ
「過去」にすればよいのかというとそれだけでは
「過去の動作」が足りなくなります。
つまり過去形には
「過去の状態」
「過去の動作」
「過去の習慣」の三つがあります。

あれ?
「現在の動作」は現在進行形なのに、
なんで「過去の動作」は過去進行形にならないの?
と思う人もいるでしょう。

しかし、良く考えると
「過去の動作」と「過去のある時点で進行中の動作」は
話者の視点が別物ですが(これについてはまた後述します)、
「現在の動作」は「現在に進行中の動作」と同意です。

では、過去形について
次回から確認していきましょう。

まずは過去の状態を表す過去形ですが、
せっかくなので現在形と過去形を並べて
違いを見ていきましょう。

He is nice.
He was nice.

現在形は「彼はいい奴だ」。過去形は「彼はいい奴だった」。
当然現在形は現在の状態を表し、過去形は過去の状態を表します。
ではその時制の境目はどこにあるのでしょうか?

一分前? 一時間前? 一日前? 一ヶ月前? 一年前?

例えばこういう会話を思い浮かべてみましょう。
A 「○○に会ったんだって? 彼、どういう感じの人?」
B 「彼はいい奴でしたよ」

このときのBさんの発言は「過去形」でした。
Bさんが彼に会ったのはいつでしょう?

実はそんな事を考えるのは残念ながらナンセンス。
ポイントはBさんがいつ彼に会ったのかではなく、
今後もBさんと彼との間に係わり合いが続くのかどうかがポイント。
関係が続くのであれば「現在形」を使います。
それに対し今後係わり合いがないのなら 「過去形」になります。

例えばヒッチハイクなどでお世話になった人に対して
「さようなら」と言って後ろを向いた瞬間に
「ああ、いい人だったなぁ」となるわけで3秒前の過去形もあるのです。

そういうことから考えると、
当然「亡くなった人」や
「過去の印象とはまったく別人のように思える人」なんかも
過去形を使いますね。

動作を表す動詞の過去形は過去の動作を表します。
当たり前にことを言うなと思うかもしれませんが、
ではここでちょいと復習をして見ましょう。

動作を表す動詞の現在形は「いつ」の「動作」をあらわすでしょうか?

「え? 現在でしょ」

見事に引っかかりました。
正解は「いつ」の「動作」を表すのでもなく、
「現在」の「習慣」を表すのです。

では「過去の習慣」はどうやって表すのでしょぅか?
それも「過去の動作」と同じく過去形を使います。
それじゃ、「過去の習慣」と「過去の動作」の区別がつかないじゃん、
と思うかもしれません。
文の流れから訳を考えないといけない時があるかもしれません。

でも実は 「過去の習慣」を表すときの多くは
would / used to という助動詞を使って表し、
「よく〜したものだった」という意味になります。
ちなみに would も used to も「助動詞」なので
その後ろにくる動詞は当然「原形」になります。

would は不規則な習慣、つまり「やらなかったこともある習慣」を表します。
used to は規則的な習慣、つまり「毎回やる習慣」を表します。

I would study English for an hour before I went to bed.
I used to study English for an hour before I went to bed.
上は「私は寝る前によく1時間英語の勉強をしたものだ」
下は「私は寝る前には常に1時間英語の勉強をしていた(今はやってないけどね)」
となるわけです。

え? 混乱してきましたか?
では、次回にこれまでのことをまとめてみますね。

では、現在と過去を比較してみましょう。

現在 過去
状態→状態の動詞の現在形 状態→状態の動詞の過去形
動作→動作の動詞の現在進行形 動作→動作の動詞の過去形
習慣→動作の動詞の現在形 習慣→動作の動詞の過去形
もしくはwould(used to)+原形








それでは動作を表す動詞の過去進行形は何を表すかと言うと、
それは過去のある時点で進行中の動作を表します。
当然、使うのは動作の動詞の過去進行形です。

では現在に進行中の動作は何を使うのかというと
これは動作を表す動詞の現在進行形です。

あれ? 現在進行形は現在の動作を表すんじゃなかったの?
と思うかもしれませんね。
でも考えてみてください。

現在進行中の動作…現在のある時点(?)で進行中の動作…
現在のある時点って現在のことですよね。
それに対して過去というのは例えば yesterday(昨日) のように
大雑把というか幅があるわけです。
で、それを点としてとらえて進行中なら過去進行形を使い、
それを幅としてとらえてその中の動作なら過去形を使うのです。

まだ続く予定・・・です





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