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中学英語の定期テスト対策はこれでバッチリ?

とにかく長い英語講座(文型編)


「英語が苦手な人」に向けて、
英語というものを以下に手早く理解させられるか
ということに挑戦していきたいと思います。

対象である「英語が苦手な人」というのはつまり、
一通り英語を勉強した人を指しまして、
これから英語を勉強する小学生は対象としておりません。

同様に中学1年生の夏休み段階では若干早い感がありますが、
中学1年終了時に改めて見直すと
今までやってきたことの復習がちょうどできるといった
そういうレベルでやって行きたいと思います。

とはいえ今から私がやろうとしていることは
学校の授業で行なわれる英語とは全く違う角度からの
アプローチであることを先にお伝えしておきます。

かつて学校の英語教育は「文法」詰め込みで批判を受け、
今は「使える英語」を目指して、文法的なことはそこそこにして
感覚で英語をつかませようとしている感があります。

私がこれから行なおうとするものは
どちらかといえば「文法」的な側面からのアプローチであります。
その理由は早い段階で今後述べさせていただきますので、
今は触れないでおきます。

しかし、文法的な側面からのアプローチとはいえ、
学校の授業のような細切れの文法事項をダラダラと
やっていこうとは考えておりません。

よく「歴史」の勉強で言われましたが、
つながりを持って覚えなさい。ということです。

実はそれは全ての科目においていえることです。
一番わかりやすいのが数学です。
「文字式」の理解が「方程式」の理解に
「方程式」の理解が「関数」や「連立方程式」「二次方程式」にと
つながっていきます。

同様のことが英語においてもあります。
いえ、むしろ英語のほうが
よりそのつながりが厳しく存在しているかもしれません。

英語が苦手だと言う人に「どこが苦手なんですか?」と聞きますと
ほぼこのように答が返ってきます。

「どこが苦手なのかわかりませんが、とりあえず英語が苦手です」

今まで私はそのような人には、
まずどこでつまづいたのかを調べるために
中学校の1年の内容から片っ端から問題を解いていきなさいと
言っておりました。

実際にやらせてみると、実に最初の方はよくできます。
満点ばかりとります。
たまにうっかりミスとも言うべき間違いがあるくらいです。
そのミスを指摘すると、その当人も恥ずかしそうに
「ああ、それは知ってたよ。うっかりしてたなぁ」と言います。

その後もどんどん進めていくと
少しずつ間違いはあるのですが、やはり指摘すると
「ああ、それは知ってたよ。うっかりしてたなぁ」と言います。

そのうち正解率は9割から8割くらいになり7割になり
6割くらいになったところでようやく、
「難しくなってきた」と言う声が聞かれるのですが、
それで結局の所どこでつまづいていたのかを知ることが
できなかったのです。

私は大きな思い違いをしておりました。
「英語が苦手な人」はどこかでつまづいているので
そこからもう一度やり直せは良いという考えは
それはそれで正しいのですが、
そのつまづいている箇所を探すために
中学1年の問題から順を追ってやらせることが
すでにずれていたのです。

なぜなら「英語が苦手な人」のつまづきは
正解率が6割の所ではなく、
7割でも8割でも9割の所でもなく、
ましてや「うっかりミス」の箇所ですらなかったからです。

彼らのつまづきは実は
正解している問題の中に合ったのです。
正解しているからゆえに、見つけられなかったのです。

これから始まる話は英語の最初から、
つまりI amやYou areといったところからのスタートです。

何だ馬鹿らしいと思うかもしれません。
ですがもし、あなたが英語が苦手だと言うのなら
間違いなくここにつまづきの原因があるのです。
それを今からお話していきます。

英語の理解においてベースになるのが「主語」と「動詞」です。

英語で最も大切なものは「動詞」だという話は
よく聞くかと思いますが、
その「動詞」に負けず劣らず「主語」は
英語において重要な位置にあります。

その理由は英語の語順にあります。
例文を挙げるまでもなく英語の語順は
「主語」→「動詞」ではじまります。

話は少しずれますが、小論文などで
「結論から書け」などとよく言われます。
つまり最初が大切なのです。

英語の語順が「主語」→「動詞」で始まるのなら
それが英語においては「主語」「動詞」が重要なものであることの
証明になるのです。

では日本語はどうなのでしょう?
実は日本語は英語と違い、語順は一定ではありません。
「私は昨日テニスをしました。」であっても
「昨日テニスを私はしました。」であっても
日本語として通用します。

ただ、やはり上の文では「私」が強調されており、
下の文では「昨日」が強調されていることがわかるでしょう。

また、話がそれてしまいましたが、
要するに日本語とは違い、
英語において語順は固定されていて、
しかもそれが「主語」→「動詞」で始まると決まっていることは、
とりもなおさず、英語において「主語」と「動詞」の
重要性を語っているということなのです。

英語の主語というのは「〜は」「〜が」にあたる部分です。
  トムです。

英語の動詞は、日本語で述語にあたる部分です。
主語にあたる「人物」または「物」が
どうなのか、またはどうするのかを考えると見つかります。

例えば「私はアンが好きです」なら
主語である「私」がどうなのかを考えます。
当然「好き」が動詞になります。

「動詞」は大きく分けて2つあります。
be動詞と一般動詞です。

英文は基本的に「主語」が文頭に置かれ、
その直後に「動詞」が置かれます。
そして基本的に「主語」と「動詞」は英文中に1つずつなので
当然be動詞と一般動詞が同時に
1つの英文中に存在することはありません。
つまり、英文中に存在する動詞は
be動詞か一般動詞のいずれかになります。

動詞にはbe動詞と一般動詞があります。
言い換えるとbe動詞と一般動詞しかありません。
同じ「動詞」という言葉がつきますが
この二つは全く別物であることをまずは理解してください。

be動詞は日本語で言うところの
「〜です」「〜ある」「〜いる」を表すものといわれています。
基本的にはこの覚え方でいいかと思いますが、そうすると
「私は英語が好きです」というときの「です」にも
be動詞を使ってしまいかねないので注意が必要です。

ただ、このようなミスは十分防げるミスです。
それについては後で述べます。

次に一般動詞ですが、
これはbe動詞以外の動詞で無数にあります。
英文の理解にはまず動詞の意味を理解していることが
前提になる場合も多々あります。

そのため今後「英単語」を覚えようかという人は
まず動詞から覚えるのが
優先順位的には最も正しいのではないかと考えます。

そこで先ほどの例文である「私は英語が好きです」ですが、
「好き」という動詞が like と知っていたなら
当然この英文で使う動詞は like でしょう。
そして「英文一つに動詞は一つ」ということも知っていますので
日本語中に「です」という言葉が使われていようとも
be動詞がこの英文に使われることも無いわけです。

まず肯定文から見ていきましょう。

あなたは学生です。
あなたは英語を勉強します。


主語は日本語の文の「は」の前にある語なので
どちらの英文も「あなた」が主語になります。

上の文は「です」があるので、be動詞の文とわかります。
下の文は「あなた」が「勉強する」ということから
一般動詞の study を使う文であることがわかります。

見た目でわかりやすいように
並べてみます。

You are a student. 
You study English.


ともに主語の You が文頭にあり、
動詞がそれに続きます。
この時点では be動詞の文、一般動詞の文の間に
大きな差は見られないように(一見)思われます。

be動詞の文と一般動詞の文の間に差が見られるようになるのは
否定文・疑問文のときです。
今からそれを見ていきましょう。
まずは否定文からです。

You are not a student.
You do not (don't) study English.


上記のように、be動詞の英文のときは
not が be動詞の後ろに入ります。
一般動詞の英文は主語と動詞の間に do not が入ります。

なぜ be動詞のときは not で、
一般動詞のときは do not なのかという
疑問があるかもしれませんが、
それは英語の文構造を手早く理解するのに
必要なことではありませんので、
深く考えない方がよいでしょう。

今、頭に入れておくべきポイントは次の2点。
・be動詞の文の否定文は be動詞の後ろに not が入る。
・一般動詞の文の否定文は、主語と動詞の間に do not が入る。
ということです。

前回、
You are not a student.
You don't study English.

という英文を使って、be動詞と一般動詞の否定文の作り方を
それぞれ説明しました。

しかし、ある程度英語を勉強した人なら
相当英語が苦手なひとであっても
You are a student.
You study English.
という英文を否定文にせよと言われたら
not の位置や動詞の種類など考えなくても
すぐに正解となる英文を書くことができるでしょう。

ですが、ここが大きなポイントで
感覚的に正解を導き出してしまうからこそ
英語の文構造への意識がおろそかになり、
英語理解への道を閉ざしてしまっているともいえます。

ですので、感覚的にできてしまうのですが、
あえて意識的に、
その文が be動詞の文か一般動詞の文かを区別し
その上で否定文のとき not もしくは don't の入る
文中の位置を意識しておくことが
英語理解の最初の一歩であるとさえ言えるのです。

次に疑問文を見ていきましょう。
勘の鋭い人なら
ここでも be動詞の文と一般動詞の文で
形が変わることに気づくでしょう。

Are you a student?
Do you study English?


be動詞の文は、be動詞が主語の前にきます。
それに対して一般動詞の文は
主語の前に Do をつけて作ります。
つまり、Do を取り除くと元の英文があらわれます。
言い換えると文頭の Do を取り除いても文として成立するのです。

今まで見てきたように
英語には be動詞の文と一般動詞の文があります。
そしてそれらは明確に区別されなくてはならないのです。

最初は常に意識しておくことが必要でしょう。
意識することを忘れて、途中でそれに気付き、
意識しなおすこともあるでしょう。

問題を見て 「be動詞の文か一般動詞の文かを意識する」
非常に簡単な作業です。簡単であるがゆえに単調です。
単調がゆえに慣れることができれば
作業の中に組み込むことができます。

問題を見たときに、
ここで扱う文は be動詞の文か一般動詞の文かを
無意識の中に意識する状態になったときこそが
英語理解への門が開かれた瞬間なのです。

これまで be動詞と一般動詞の文が
全然違うものであるということをのべてきましたが、
はたして本当にそうなのかを見ていきましょう。

確かに今まで見てきた通り、be動詞の文と一般動詞の文では
疑問文と否定文において、その作り方に差があります。

ここで一つの仮定をしてみましょう。

You study English. という英文に
am/are/is とは別の第4の be動詞である「do」を入れてみます。
同様に You are a student. という英文に
一般動詞「xxxx」を入れてみます。
すると次のようになります。
You are xxxx a student.
You do study English.

語順に注目してください。
主語→be動詞→一般動詞の順に単語が並びます。

疑問文も
Are you xxxx a student?
Do you study English?

否定文も
You are not xxxx a student.
You do not study English.

というように
英文には be動詞と一般動詞が常にあると考えると
全ての英文を統一した見方で見ることができるのかもしれません。

しかし、実際問題としてそのように考えると
余計にややこしくなりますので
やはり、be動詞の文と一般動詞の文は
全く別物で英語にはその2種類があると考えた方が
より実践的でしょう。

疑問文をもう少し突き詰めて
考えてみようと思います。

まずは質問とその答え方についてです。

・Are you from America? - Yes, I am.
・Is he from America? - Yes, he is.

上の主語が you の疑問文では、答の主語が I になっています。
下の主語が he の疑問文では、答の主語が he のままです。

なぜ you で質問すると、I で答えることになり、
he で質問すると、he のままなのかは、
その情景を思い浮かべるとわかるかと思いますが、
大切なのはそういうことではなく、
I / you のときは変化し、he のときは変化しないという
事実そのものなのです。

I は一人称。you は二人称。he は三人称と呼ばれます。
I / you のときは変化し、he のときは変化しないという事実は
一人称・二人称と三人称の間に明確な差があることを表します。

それをまずは頭に入れておきましょう。
そうすると、このような疑問文の答え方だけではなく、
例えば三単現の s のことも
理解しやすくなるのではないでしょうか?

三単現の s については後述するとして、
引き続き疑問文についてみていきましょう。

疑問文と一言でいいましても、
実は疑問文には2つの種類があります。
普通の疑問文と疑問詞のある疑問文です。

普通の疑問文というのは、前に出てきた
Are you a student?
Do you study English? という
疑問文のことです。

この疑問文の特徴は、その質問に対する答え方にあります。
それぞれ意味は
「あなたは学生ですか?」
「あなたは英語を勉強しますか?」ですので
その質問に対する答は「Yes / No」のいずれかになります。

それに対して疑問詞を使った疑問文は
「Yes / No」では答えることができません。

1つ例を挙げてみてみましょう。

What do you study?
この英文の意味は「あなたは何を勉強しますか?」です。

それに対する答は
「私は英語を勉強します」
「私は数学を勉強します」であり、
「Yes / No」ではありえません。

前回 What do you study? という英文が出てきましたが、
この英文で出てきた what が疑問詞です。

疑問詞の代表的なものは 5W1H と呼ばれるものと
which / whose です。
まずそれぞれの意味を頭に入れておきましょう。

what / 何
who / 誰
whose / 誰の
when / いつ
where / どこ
why / なぜ
which / どちら
how / どのように

この疑問詞の用法は、それぞれに微妙に異なります。
ですが、その相違に関しては後述するとして、
まずは基本的な用法から見ていきましょう。

疑問詞のある疑問文は、まず最初に疑問詞がきます。
そして疑問詞の後は普通の疑問文の語順になります。

疑問詞の後が、普通の疑問文の語順ということは
普通の疑問文が be動詞の疑問文と一般動詞の
2種類の疑問文があるので
疑問詞のある疑問文にも2種類の疑問文があると分かります。

Who are you? / be動詞の文
What do you study? / 一般動詞の文


ただしこの2つの文の区別は
普通の疑問文のところでできておればそれで済むことであり、
改めてここでする必要はないのかもしれません。

しかし be動詞の疑問文と一般動詞の疑問文の
形の違いをあいまいにしていた人は
ちょうど良い機会なので
ここで再度確認しておくことをおすすめします。

そして何より be動詞の文なのに do を使ったり、
一般動詞の文なのに be動詞がでてきたりするような間違いは
これ以降しないようにする、
という気持ちを持っておくことをおすすめします。

「疑問詞+普通の疑問文の語順」が、
疑問詞を使う疑問文の基本の語順になることを
確認してもらったうえで次に進みましょう。

なぜあえて「基本の語順」としたのかと言うと
一部違う語順があるからなのですが、それは後述します。

まず「疑問詞+普通の疑問文の語順」を
「疑問詞」と「普通の疑問文の語順」の2つに分けて
一つ一つ見ていきたいと思います。

最初に「疑問詞」の部分からですが、
大きく分けて二つあり、
who / what といった疑問詞が単独で疑問詞となる場合と
+αの単語を伴って
2語ないし、3語で疑問詞となる場合があります。

単独で疑問詞を用いる場合は先述した
「疑問詞+普通の疑問文の語順」を頭に入れておけば
特に問題はないでしょう。

よくある問題で
「下線部をたずねる文を作りなさい」というものがあります。

This is a pen.
これはペンです。

この英文ならどうすればよいか考えてみましょう。

まず下線部の単語に注目です。
ペンという「物」をたずねているのだから、what を使います。

たずねる対象が「人」なら who(誰)
たずねる対象が「場所」なら where(どこ)になります。

次に単独で疑問詞になるものではなく、
+αの語を伴って疑問詞になるものを見ていきましょう。

有名なものでは
How old
How tall
How much など how を使ったものが多くあります。

その他
whose bag
what spotr
what time
which bag というものもあります。

これらのうちで理屈で考えるのではなく、
決まり文句として覚えておいた方が良いものが
多くあります。

以下に決まり文句として覚えるべき例文を並べてみましょう。

How old are you? / あなたはいくつですか?
How tall are you? / あなたの身長はいくらですか?
How much is this? / これはいくらですか?
How high is that building? / あのビルの高さはいくらですか?

What day is it today? / 今日は何曜日ですか?
What time is it now? / 今は何時ですか?

これらの疑問文は
主語・動詞の変化がほとんどなく
そのままの文を通常会話として使ったり、
あるいは対象となるものを主語において質問するだけで
使えたりするものです。

次に whose bag を見ていきましょう。
これは単独で疑問詞として用いる場合と、
2語で疑問詞として用いる場合があります。

Whose is this bag?
Whose bag is this?

上は「このカバンは誰のものですか?」
下は「これは誰のカバンですか?」という意味です。

これだけ見ると2つの文の違いはよくわかりませんが、
もとの英文を比べると違いが浮かび上がります。

This bag is mine. / このカバンは私のものです。
This is my bag. / これは私のカバンです。

つまり単独で使う whose は所有代名詞であり、
+αの語を伴う whose は所有格なのです。

それを踏まえて考えると下の例文の訳も
「誰のカバンですか?」と「誰の」が「カバン」の
所有格になっています。
逆に言えば「誰のカバン」と所有格になっているところには
whose を単独で使うのではなく、
+αの語が必要であるということです。

次に whatの用法を見ていきましょう。

What do you like?
What sport do you like?

上は「あなたは何が好きですか?」
下は「あなたは何のスポーツが好きですか?」という表現です。

2つの質問に対する答は共通しています。
例えば[ I like tennis. ]です。

では上の単独で whatを用いる場合と
+αを伴って疑問詞となる場合とでは
何が違うのでしょうか?

上の英文では単に主語が、何が好きなのかを尋ねているのに対して
下の英文では同じく主語が、何が好きなのかを尋ねているのですが、
その対象を「スポーツ」に絞っているのです。

フルーツに絞るなら [What fluit]
音楽なら [What music] と、対象を絞った形で
文頭に疑問詞を置くのです。

では次に how+αの形で疑問詞となるものを見ていきましょう。
この形は以前にも決まり文句として
覚えておく方が良いものとしていくつか紹介しましたが、今回はもう少し突っ込んで紹介します。

how much(値段)
how tall(身長)
how old(年齢)
how high(高さ)
how wide(幅)
これらは決まり文句として覚えて置く方が良いグループです。
一つ例文を覚えて、それを利用する方が手っ取り早いでしょう。

how often(頻度)
how soon(時間の経過)
これらは日本語訳から若干想像しづらいグループです。
「英語の授業は週にどのくらいありますか?」
「どのくらいで本を読み終わりますか?」など
often / soon の意味が日本語に出てこないことがあります。
そこに注意する必要があります。

how long(期間・長さ)
how far(距離)
how long が「期間」をたずねるのであれば問題ないのですが、
「長さ」を尋ねる場合は若干違いがわかりづらいです。
「長さ」というのは「対象となる物」があります。
対して「距離」というのは「到達する点」があります。
つまり how far には「〜まで」という言葉が必要となります。

how many(数)
これはこれだけでは疑問詞として使えないものです。
how many には必ず「+複数名詞」が付け加わって
初めて疑問詞として存在が許されるのです。
例えば本の数を尋ねたいのであれば
How many books を文頭に疑問詞として置くわけです。

前回までで、疑問詞に関する検証は全て終わりましたので、
今回はその疑問詞に続く疑問文の語順というものについて
考えてみたいと思います。

とはいえ今までに
be動詞の文、一般動詞の文、助動詞の文と
それぞれの文に関して検証をしてきましたので
それぞれの文の疑問文に関しての理解も
できているのではないかと思います。

ですのでここではあえて簡単に
疑問文の語順の定義をしておきます。

疑問文の語順とは
通常は主語の後に置かれる助動詞が、
主語の前に置かれる語順のことである。
助動詞がない場合は、be動詞が助動詞の役割を代行する。

あれ? 一般動詞の文の場合は違うのでは?
と思われる方もいるかもしれません。
確かに一般動詞の場合は英文の前に Do が置かれて
疑問文の語順になりますので、
先ほどの定義にあわないように感じるかもしれません。

ですが、ここで以前私が行なった仮定のことを、
思い出していただきたいと思います。

一般動詞の肯定文には通常省略されているが
do という be動詞が省略されている。

そして疑問詞の後は
上記で定義された「疑問文の語順」の英文が続くのです。

今回から助動詞に関してみていきます。

代表的なものは
can / may / must がありますが、
もちろんその他多くの種類があります。

一語で助動詞になるものだけでなく、
前述した疑問詞と同じように
数語で一つの助動詞になるものもありますが、
それについては後述します。

助動詞で大切なのは意味もそうですが
その用法です。
まずは用法から見ていきましょう。

まずは助動詞の肯定文の用法です。
He can speak English.
助動詞のcanは主語と動詞の間にあります。

次の否定文です。
He cannot speak English.
助動詞の後ろにnotが入ります。
canの場合だけ特別に助動詞とnotの間にスペースはありませんが
通常は普通の単語と単語の間と同じようにスペースがあります。

最後に疑問文です。
Can he speak English?
助動詞のcanは主語の前に移動されます。

次に答え方です。Yes, he can. / No, he cannot.
と、なります。

疑問詞を使う疑問文も同様に
What language can he speak?
というようになります。

以上、助動詞canの位置に注目しながら、
肯定文・否定文・疑問文をみてきましたが、
ここで同じような話を以前に聞いたことがあるぞ、
という人がいるかと思います。

そうです。
助動詞の用法は、実はbe動詞の用法と同じなのです。

助動詞の用法とbe動詞の違いは
後ろに動詞の原形を伴うか、伴わないか
という点にあります。

さて、ここで
be動詞・一般動詞・助動詞という
3つの種類の動詞が出てきました。

一つ一つについては
今まで見てきましたが、
次からはそれぞれ3種類の動詞が
どのような関係にあるのかを
考えていきたいと思います。

ではさっそく
be動詞・助動詞・一般動詞の関係を
見ていきましょう。

まず助動詞と一般動詞の関係からですが、
これは以前、
He can speak English.
He cannot speak English.
Can he speak English?
と、例に挙げたとおり「助動詞」としての用法が優先です。

つまり
助動詞]一般動詞
という関係です。

次に助動詞とbe動詞の関係です。
これは
I may be happy. / 私は幸せなのかも知れない。
となり、助動詞]be動詞
という関係です。

つまり助動詞は
その他の動詞よりも優先されるのです。

ちなみにbe動詞と一般動詞の関係は
「進行形」や「受動態」というものがあり、
それらについてはまた後述しますが、
be動詞]一般動詞となります。

前回までより
動詞の優先順位は
助動詞>be動詞>一般動詞
とわかりました。

つまり英語の語順は
主語→助動詞→be動詞→一般動詞
となるわけです。

以前仮定としてbe動詞の文には
必ず一般動詞xxxxが、
一般動詞の文には必ずbe動詞のdoが存在する
ということを述べましたが、
それを考えると上記の語順は
助動詞のみ存在が不確定で、
その他は確定となります。

そして助動詞が存在しない時には
be動詞が助動詞のかわりになると考えられます。

さて、助動詞には多くの種類がありますが、
それぞれの意味はそれぞれ覚えておきましょう。

ちなみに助動詞の多くは
数語の単語によって言い換えることができます。

can = be able to
will = be going to

I can speak English.
I am able to speak English.
これらは肯定文においては
助動詞とその位置を同じにしますので
数語で一つの助動詞とも考えられます。

しかし、否定文・疑問文においては
Are you able to speak English?
I am not able to speak English.
と、be動詞の文と考えられます。

つまり
can = be able to
といった、助動詞から数語の語句への書き換えは
助動詞の文からbe動詞の文への書き換えと考えるべきなのです。

My car is washed by me. / 私の車は私によって洗われる。

上記の英文は受動態という文法用語で呼ばれる英文です。
さてこの英文は
be動詞、一般動詞、助動詞の
いずれの文なのでしょう?

単純に形で考えるならbe動詞の文ですが、
日本語訳を考えると「〜です」ではないので
be動詞は当てはまらないような気もします。

意味なら一般動詞の意味が色濃く残っていますので
この英文は一般動詞の文なのでしょうか?
しかしやはり、形で考えると一般動詞の文ではありえません。

そこで、
この英文を今まで見てきた
助動詞の文と考えるとどうでしょう?

助動詞は動詞の意味に
+αのニュアンスを付け加えるものですので
意味としては助動詞の文と考えても問題ないでしょう。

形で考えると
疑問文のときにisが主語の前に移動し
否定文のときはisの後ろにnotが入ることを考えると
isを助動詞と考えとも問題なさそうに思えます。

前回
My car is washed by me. / 私の車は私によって洗われる。
という英文で
「isを助動詞と考えとも問題なさそうに思えます」
といいましたが、

この英文で(この英文に限ったことではないのですが)
isを助動詞と考えるのに
不都合を感じる人も多くいるでしょう。

be動詞を助動詞と考えることに
最も不都合を感じるのが
「助動詞の後ろは動詞の原形」
という原則でしょう。

この受動態の文のbe動詞の後ろは
言うまでもなく
動詞の過去分詞形です。

さてこれをどう考えたらよいのでしょうか?

ここで少し戻って
be動詞というものを
考え直してみる必要がありそうです。

be動詞というものについて
考え直してみましょう。

You are a student.
日本語では「あなたは学生です」という意味です。

Youが「あなた」
a studentが「学生」なので
areが「です」に相当すると、
これまで学校で教えられてきました。

ところで以前仮定として
You are xxxx a student.
という英文を書きました。

be動詞の後ろには常に
一般動詞のxxxxがあるという仮定の文です。

この文で考えると
一般動詞xxxxに「です」という
存在を表す意味が存在し、
be動詞自体には
特に意味がないと考えられます。

My car is washed by me.
という例文で
be動詞について考えて見ます。

この英文中のwashedはwashの過去分詞とされていますが、
思い切って「洗われる」という
動詞の原形と考えてみましょう。

すると
You are xxxx a student. と同じように
主語→be動詞→一般動詞
の流れになることがわかります。

しかし残念ながら
これでは
過去分詞の形容詞的用法などで
説明がつかなくなりますので
却下でしょう。

過去分詞を動詞と考えることについて、
失敗しましたので
次に過去分詞を形容詞として考えてみましょう。

すると
My car is xxxx washed by me.
という英文が考えられます。

これなら疑問文のときも
Is my car xxxx washed by me?
否定文のときも
My car is not xxxx washed by me.
と、形の面では問題がなさそうです。

意味の面では
washed/洗われるという状態である(形容詞)
xxxx/存在である(動詞)
という意味であると考えることにより
問題がないように思われます。

さて、ここで一度今までのことをまとめて見ましょう。

英語の語順は
主語→動詞の順からはじまります。

動詞には3つの種類があり、
それぞれの優先順位は
助動詞>be動詞>一般動詞
の順になります。

英文には必ず
be動詞と一般動詞が存在する。
ただし、be動詞の文には一般動詞が存在しないように見えるが
それは一般動詞「xxxx」が存在し、
それが省略されていると考える。

また、一般動詞の文には
be動詞に相当するものが存在しないように見えるが
疑問文や否定文のときに洗われるdoがbe動詞がそれに相当する。
そして一般動詞の肯定文にはそのdoが存在しないように見えるが、
実際には存在し、それが省略されていると考える。

be動詞の働きは助動詞のものと同じであるが、
英文中に助動詞が存在すると
その働きを助動詞に奪われる。
逆に言うと助動詞の方がbe動詞より優先する。

一般動詞の文にあらわれるdoというbe動詞は
助動詞が英文中あるとき原形にならずに省略される。

否定文では助動詞の後にnotをつける。
英文中に助動詞がない場合は
be動詞(一般動詞に付随するdoも含む)の後にnotをつける。

疑問文では助動詞と主語が倒置される。
助動詞が英文中に存在しない場合は
be動詞(一般動詞に付随するdoも含む)がその役割を代行する。
このときの語順を「疑問文の語順」という。

疑問詞を使う英文では
文頭に疑問詞を置き、その後に疑問文の語順が続く。

受動態の文は
be動詞+xxxx(一般動詞/省略される。)+形容詞(動詞の過去分詞形)
と考える。





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