センター試験には良問が多いと言われています。問題が公表され、当然注目も集まりますので、その作成に多くの人が関わり何重にもチェックされます。そんな練りに練られた問題を、単に解いてそれで終わりではもったいない! そんなセンター試験過去問をどこよりも誰よりも詳しく徹底的に解説していきます。1つ1つ丁寧に確認し、真の実力(英語力)を身につけましょう。


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大学入試センター試験英語過去問題解説

2015年(平成27年)センター試験英語第2問A「文法・語彙・語法」問3


次の問いの(  )に入れるのに最も適当なものを、それぞれ下の@〜Cのうちから一つ選べ。

問3
Last winter was rather unusual (  ) that very little snow fell in northen Japan.
   @ about   A by   B in   C on

【解説】
「北日本でほとんど雪が降らなかった(  )去年の冬はかなり異常だった」

選択肢にはずらりと前置詞が並んでいます。どの前置詞の後ろに(  )以下の語句がくるのかという問題です。(  )の後には that があり、その後に主語+動詞と続きます。つまりこの that は「~ということ」という名詞節をつくる接続詞の that とわかります。

前置詞の後ろにくる語句を前置詞の目的語といいます。結論から先に言いますと、that節を目的語にする前置詞は「in that ~/ ~という点で」「but(except) that ~ / ~ということを除けば」くらいです。つまり正解はBとなります。

とはいえそれで終わってしまうとすっきりしませんので、選択肢の前置詞を確認してみましょう。

選択肢B in とC on のは at とセットにして「場所」「時」の前置詞として習います。
at night / 夜に at the bus stop / バス停で
on Tuesday / 火曜日に on the desk / 机に
in the afternoon / 午後に in Tokyo / 東京で

at と in の区別は分かりやすいかといます。at が「点」を表すのに対して、in は(空間、平面あるいは線にしろ)広がりを感じるもの「の中」を表します。それに対してon はある「もの」に対する「接触」を表します。例の on the desk はわかりやすいですね。

では on Tuesday はどうなのか? これは「この日はデートの日!」と、カレンダーに印をつけるイメージです。接触している感じがしますよね。それに対して in the afternoon は一日の帯グラフがあって、それの午後の部分・・・広がりというか幅を感じますね。

それを踏まえて問題文をもう一度確認すると、that節というのは一つの大きな箱のイメージがしませんか? なんせその中身は文章ですし、それをthat節でパッケージしているわけです。となると on が「これについて・・・」なんて that節のことを軽々しく(?)は言えません。that節という大きな箱のどの部分に、接触しているかがはっきりしないからです。

ということで、広がりを感じることができる in で that節を指定してあげると、that節の空間の中、つまりthat節の空間の「範囲」を表すことになります・・・が、こんなことをあれこれ考えるのではあれは、やはり in that 〜で「〜という点で」ということを知っているのが一番手っ取り早いですかね。

残りの前置詞はさらっと触れておきます。
@の about の基本的な意味は「~のまわりに」です。
【例文】He is about here. / 彼はこの辺にいます。

今回の問題では「雪がほとんど降らなかったというで去年の冬が異常」なのであって、「雪がほとんど降らなかったまわりで去年の冬が異常」なのではありません。ということで about は不適当となります。

次にAの by の基本的な意味は「~のそばで」です。先ほどの about と同様に、「雪がほとんど降らなかったそばで去年の冬が異常」ではありませんから、by も不適当になります。

【正解】B

2013年(平成25年)センター試験英語第2問チェック問題
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