センター試験には良問が多いと言われています。問題が公表され、当然注目も集まりますので、その作成に多くの人が関わり何重にもチェックされます。そんな練りに練られた問題を、単に解いてそれで終わりではもったいない! そんなセンター試験過去問をどこよりも誰よりも詳しく徹底的に解説していきます。1つ1つ丁寧に確認し、真の実力(英語力)を身につけましょう。


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大学入試センター試験英語過去問題解説

2011年(平成23年)センター試験英語第3問B「要約」問2


次の英文は、3人の俳優による座談会での議論の一部である。(  )に入れるのに最も適当なものを、下の@〜Cのうちから選べ。

問2
Fernando:  Yes, exactly.
Nina:  Personally, it's difficult to imagine how characters who are different from me would feel and behave. I'm not an optimistic person and I tend to take things very seriously. I can't even imagine myself telling a joke. So I'm not good at playing comic roles.
Moderator:  Thank you, Nina. Your point is that you (  ).

@ are disappointed when you are assigned a serious role
A can tell jokes on stage without practice
B can understand how someone else feels in a happy situation
C feel more comfortable with serious role

【解説】
話者の主張を手早く見つけたいなら、話し始めと終わりをチェックです。
Personally, it's difficult to imagine how characters who are different from me would feel and behave.
『個人的には、私と異なる性格がどのように感じたり行動したりするかをイメージするのは難しい』

少し文の構造がややこしいですかね。
it's difficult to imagine {how characters (who are different from me) would feel and behave}.
こういう感じですね。who are different from me をはずして考えると分かりやすいかな?
(参考→英文の構造を見抜く


So I'm not good at playing comic roles.
『それで私はコミカルな役を演じるのは得意ではない』

be good at 〜ing / 〜することが得意です ・・・これは大丈夫ですね。
ではこれはどうでしょう? be poor(bad) at 〜ing / 〜することが苦手です
せっかくなんで一緒に覚えておきましょう。

そして前回出てきた so がここにも出てきています。せっかくなんで再度おさらいを・・・
so は「それで/〜ので」と訳し、前に「理由」後ろに「結果」がきます。
似たような単語で because がありますが、これは前に「結果」後ろに「理由」がきます。
【例文】
It is getting late, so I must go home.
I must go home because it is getting late.
暗くなってきたので、私は家に帰らなくてはならない。

つまりこの英文の前に、コミカルな役を演じるのが苦手な理由があるんですね。
チョット見てみましょう。
I can't even imagine myself telling a joke.
『私はジョークを言っている自分をイメージすることすら出来ない』

optimistic(楽観的な) な人間ではない」や、「物事を深刻にとらえがち」なんて発言もありますので、Ninaは「暗い(根暗な)人」・・・今風(?)に言えば「イン(陰)キャラ」ということでしょう。

では選択肢を見ていきましよう。
@ are disappointed when you are assigned a serious role
「シリアスな役を割り当てられたとき、失望する」
A can tell jokes on stage without practice
「練習をしなくてもステージでジョークを言える」
B can understand how someone else feels in a happy situation
「ほかの誰かが幸せな状況でどのように感じるか理解することができる」
C feel more comfortable with serious role
「シリアスな役の方がより快適に感じる」

まずNina の性格を考えるとABは違いますね。
@は直接そのことについての発言はありませんが、コミカルな役が苦手でシリアスな役が来たらがっかりするとすれば、Nina は明らかに女優に向いていませんね。常識的な考えてBが正解でしょう。

【正解】C

ただ、この問題は少々いやらしい意図が見え隠れします。
なぜ be poor(bad) at ではなく not ・・・ be good at を使ったのか?
なぜ pessimistic ではなく not ・・・ optimistic を使ったのか?
分かりますよね。本文の字面だけを見てやろうとすると、選択肢のABを選んでしまうようにセンター試験問題作成者は作っているのです。not ・・・ telling a joke も同じ意図です。

not 一語で発言内容が180度変わってしまいますので、常に意識しておくことが必要ですね。

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