センター試験には良問が多いと言われています。問題が公表され、当然注目も集まりますので、その作成に多くの人が関わり何重にもチェックされます。そんな練りに練られた問題を、単に解いてそれで終わりではもったいない! そんなセンター試験過去問をどこよりも誰よりも詳しく徹底的に解説していきます。1つ1つ丁寧に確認し、真の実力(英語力)を身につけましょう。


info_top
大学入試センター試験英語過去問題解説

2011年(平成23年)センター試験英語第6問「長文読解」問4


次の文章を読み、下の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、下の@〜Cのうちから一つ選べ。なお、文章の左にある(1)〜(6)は段落の番号を表している。

(5) The survivors often survive, not always by chance but because they are slightly different from the general population in some way. Perhaps they can run faster or further and so get to food before the other; or they have a better sense of smell and find food that others cannot; or they have stronger jaws and sharper teeth and can open nuts that others cannot open. Which of these slight advantages they have over those that die is not clearly understood; however, those that do survive have the opportunity to reproduce and pass on their advantageous traits to a new generation.

問4
Paragraph (5) discusses (   ).
@ the breeding habits of rodents and other methods of repopulation
A the different kinds of successful rodent subspecies
B the disadvantages that the surviving rodents face
C the possible reasons why some rodents survive population crashes


【解説】
『(5)段落は(   )について論じている』
今回の問題に直接関係しませんが、設問にある discuss という英単語について、
この動詞が「他動詞」、つまり目的語を後ろにとることに注意しておきましょう。
つまり「〜について論じる」とあれば、
discuss about なんてしまいがちですが、これは間違いということです。

今回の問題は(5)段落の要点は何か? ということです。
(5)段落は長々と書かれてありますが、その中の「トピックセンテンス」をつかめれば正解に近づけます。
ではその「トピックセンテンス」なるものが、段落のどこにあるのでしょうか?
それはたいてい「段落の最初の英文か、最後の英文にある(ことが多い)」です。

ということで(5)段落の最初の英文を見てみましょう。
The survivors often survive, not always by chance but because they are slightly different from the general population in some way.
『生き残ったものは常に偶然によって生き残るというわけではなく、ある点で一般的なものとはわずかに違うためにしばしば生き残る』
not A but B / AではなくB」という有名な構文です。
内容としては当然「B」の方が大切になります。

最後の英文はこうなっています。
however, those that do survive have the opportunity to reproduce and pass on their advantageous traits to a new generation.
『しかしながら生き残ったものが繁殖の機会を持ち、そして新しい世代に彼らの優れたものを渡す』
however は「逆接の接続詞」で、その後ろの内容が重要なのは先ほどの not A but B と同じですね。

で、それらを踏まえてこの(5)段落では何が書かれてあったのでしょう?
「生き残ったものは死んでいったものとは違う何かがあって、それが受け継がれていく」ということですかね。進化論について少しかじったことがある人なら常識的な話でしょうけれど、そうでない人にとっては「なんのこっちゃ?」となりかねなない抽象な内容です。

具体的な内容は上記で確認した二つの文の間に書かれてあります。
「速く走れたり、遠くまで走れたりして他の動物より早く食べ物にたどり着く」「嗅覚が優れていて他の動物が見つけられない食べ物を見つけられる」「強いあごと鋭い歯を持ち、他の動物があけられない木の実をあけられる」
と、このように書かれてありますが、この辺はじっくり読むところではなく、さらっと読み流すところですね。

では選択肢を確認していきましょう。
@ the breeding habits of rodents and other methods of repopulation
rodentsの繁殖習慣や、他の繁殖方法』

A the different kinds of successful rodent subspecies
『成功したrodent亜種の違う性質』

B the disadvantages that the surviving rodents face
『生き残ったrodentsが直面する不利な点』

C the possible reasons why some rodents survive population crashes
『いく種かのrodentsが個体数減少を生き残るのに可能性がある理由』

どうでしょう? 正直分かりづらいですね。こういうときは消去法でやりましょう。
まずBは違いますね。そんなことは書かれていませんでした。
@も違いますね。繁殖に関しては最終文に書かれていますが、繁殖のことがこの段落のテーマではなく、「生き残ったものは死んでいったものとは違う何かがあって、それが受け継がれていく」がテーマですからね。

AとCが迷いますね。ただAの subspecies が少し引っかかります。「亜種・変種」という意味ですが、(5)の内容はそこまで大層なものでしたっけ? 人間で言うところの「両親ともに背が高ければ、子供の身長も高い」や、美男美女カップルの子供はやはり「かわいい」とか、そういう話ですよね。ということでAを消して、残ったCが正解ということになります。

ちょい難しかった?

【正解】C

センター試験英語過去問トライアル




第6問「長文読解」問5へ進む
第6問「長文読解」問3へ戻る
大学入試センター試験英語解説トップへ

間違いなどありましたら、受験勉強研究ネットワーク LEVEL UPまでご連絡下さい。

Page Top



この改行は必要br→