センター試験には良問が多いと言われています。問題が公表され、当然注目も集まりますので、その作成に多くの人が関わり何重にもチェックされます。そんな練りに練られた問題を、単に解いてそれで終わりではもったいない! そんなセンター試験過去問をどこよりも誰よりも詳しく徹底的に解説していきます。1つ1つ丁寧に確認し、真の実力(英語力)を身につけましょう。


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大学入試センター試験英語過去問題解説

2011年(平成23年)センター試験英語第6問「長文読解」問3


次の文章を読み、下の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、下の@〜Cのうちから一つ選べ。なお、文章の左にある(1)〜(6)は段落の番号を表している。

(4) Successful reproduction is essential to the survival of a species. However, it can be a double-edged sword. That is, it has good points and bad points. Many rats and mice are eaten by other animals before they die of natural causes, so being able to reproduce quickly is a good thing as it increases the species' chances of survival. For example, a Norwegian rat could have 56 children and over 400 grandchildren within 20 weeks of being born. On the other hand, if reproduction is too successful and there is a huge increase in population in a short time, then there will not be enough food available for all of them to survive. When this happens, thousands and thousands die, resulting in a population crash.

問3
According to paragraph (4), (   ).
@ the good point of having many young is that they exhibit different traits
A the increase in the population of a species may lead to food shortages
B the Norwegian rat is a good example of surviving food shortages
C the population of rodents is kept down by natural death


【解説】
『(4)段落によると、(   )』
これは単に(4)段落に書いてあることを選べば良いですね。

(4)段落を読んでいくと However という単語が出てきます。意味は『しかしながら』。
これは「逆接の接続詞」で、その後ろには重要な言葉がくると、センター試験英語では有名(?)ですね。

読んでいくと a double-edged sword とあります。日本語で言うと「諸刃の剣」です。
「諸刃の剣???」となってしまった人も安心してください。続きで説明してくれています。
That is, it has good points and bad points. / それは良いことと悪いことがあるということです。

そうはいっても、「諸刃の剣」という言葉を使う時というのは、単に良いことと悪いことを対比するというより、むしろ「悪いこと」の方に目を向けさせたい気持ちが込められているのではないでしょうか?
そんなことを踏まえて続きを見ていきましょう。

so being able to reproduce quickly is a good thing
『そういったわけで、繁殖が速くできることは良いことなのです』
so は「結果」を導く接続詞ですから、その前に「理由」があることが分かりますね。
軽く触れておくと「多くの rats や mice は自然に死ぬ前に、他の動物に食べられてしまう」ということでした。

更に続きを見ていくと、今度は On the other hand という語句が出てきました。
意味は『他方では』です。つまり先ほどまでは「諸刃の剣」の「良いこと」だったのが、今から「悪いこと」ですよ、ということを、この接続詞で教えてくれているのです。

そこで続きを見ていくと、このような英文があります。
there will not be enough food available for all of them to survive.
『彼ら全てが生きていくために充分な食べ物が手に入れられないでしょう』

will という助動詞は mustshould ほど強烈にではありませんが、筆者の主張を表す語のひとつです。助動詞というものは感情を文に込めるものですから、筆者の主張を見抜くにために助動詞に注目するということは、とても有効な手段となるのです。


では以上を踏まえて選択肢を見ていきましょう。
@ the good point of having many young is that they exhibit different traits
『多くの若者(子供)がいる良い点は、彼らが異なった特徴を見せることだ』
うーん・・・そんなこと書いていましたっけ? 確か「他の動物に食べられちゃうから、速く繁殖できるのが良い」ということでしたよね。

A the increase in the population of a species may lead to food shortages
『種の個体数が増えることは、食べ物の不足を導くかもしれない』
これは本文の
there will not be enough food available for all of them to survive.
の部分に対応しています。これが正解ですね。

B the Norwegian rat is a good example of surviving food shortages
Norwegian rat は食料不足で生き残る良い例だ』
Norwegian rat は、短い時間で固体数がものすごく増えていく例として出されていましたね。

C the population of rodents is kept down by natural death
rodents の個体数は自然死によって低く保たれている』
自然に死ぬ前に、他の動物に食べられてしまうものが多い、とありましたので違いますね。


この問題は、接続詞によって文の流れを掴みながら、
助動詞を手がかりに筆者の主張を見抜くというのがポイントでしたかね。

【正解】A

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