センター試験には良問が多いと言われています。問題が公表され、当然注目も集まりますので、その作成に多くの人が関わり何重にもチェックされます。そんな練りに練られた問題を、単に解いてそれで終わりではもったいない! そんなセンター試験過去問をどこよりも誰よりも詳しく徹底的に解説していきます。1つ1つ丁寧に確認し、真の実力(英語力)を身につけましょう。


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大学入試センター試験英語過去問題解説

2011年(平成23年)センター試験英語第4問A「図表読解」問3


次の文章の(  )に入れるのに最も適当なものを、それぞれ下の@〜Cのうちから一つずつ選べ。

 When people communicate, they usually assume shared values. But in fact, there are often notable differences in the values recognized by particular groups of people. For example, while many people within the European Union (EU) agree on several common values, there are differences among their countries.
 A 2007 European Commission report identified clear examples of these similarities and differences. People from various countries were asked to choose which values they consider important in their society. As shown in the graph, majority of the respondents in the EU considered peace important for them (61%). This was followed by respect for the environment, which was selected by exactly half of the respondents.
 However, when the results were compared by country, a different picture emerged. Although overall, social equality, freedom of opinion, and tolerance were equally valued, differences were noted among countries. For example, freedom of opinion was selected by 37 percent of all respondents, but more highly valued on the UK (55%) and Netherlands (52%) than elsewhere. The greatest variation was found in the results for how people regard tolerance, which was selected by 60 percent in the Netherlands but by only 11 percent in Greece.
  Such differences in values can cause misunderstandings in communication between people with different backgrounds. To put it another way, to improve communication, it is important to recognize differences in values. Therefore, to become effective communicators, people should reflect objectively on their own values.
2011年センター試験第4問A「図表」

問3
According to the writer, what is needed to become a good communicator?
@ To agree on a shared set of values.
A To consider the number of respondents.
B To have a high regard for EU member countries.
C To think about one's own values and those of others.

【解説】
問題文はこうなっています。
筆者によると、良いコミュニケーターになるためには何が必要ですか?』

「筆者によると」とある時点で、これは「筆者の主張」を読み取れば良いわけです。
では「筆者の主張」は本文のどこに書いてあるのでしょう?
そうです。たいてい最後の段落に書いてありますね。

そこで最終段落を見てみると、もう一つ注目すべき語が見つかります。
それは should です。意味はご存知の通り「~すべき」、まさに「筆者の主張」です。
ではその should を含む一文を確認してみましょう。

Therefore, to become effective communicators, people should reflect objectively on their own values.
『それゆえ、効果的なコミュニケーターになるためには、人々は自分自身の価値観を客観的に反映させなくてはならない』
・・・価値観を客観的に反映させる??? 何か言っていることが分かりづらいですね・・・

そこでこの英文の最初にある Therefore に注目します。
これは「それゆえ」という意味で、その前の英文にこの英文の理由が書いてあることを表しています。
つまり「価値観を客観的に反映させなくてはならない」理由が、その前の英文にあるわけです。

To put it another way, to improve communication, it is important to recognize differences in values.
『言い換えれば、コミュニケーションを改良するために、価値観の違いを認識するのは重要です』

「言い換えれば」ということは、更にその前の英文には同じ意味の内容が書かれてあるということです。
Such differences in values can cause misunderstandings in communication between people with different backgrounds.
『そのような価値観の違いのために、異なるバックグラウンドを持つ人々はコミュニケーションで誤解をしてしまう』

結局、最終段落を全部読んでしまいましたが、おかげでなんとなく分かってきましたね。
つまり、価値観が違う人が話し合うときには、相手がどういう価値観を持った人なのかを良く知って、自分勝手にならないようにしないといけないよ、ということですね。

それを踏まえて選択肢を確認していきましょう。

@『共有された価値の傾向に同意すること』
なんか正しそう・・・だけど・・・うーん・・・

A『回答者の数を考えること』
え? どういうこと? 多数決に従えってこと?

B『EUの加盟国に対して高い敬意を持つこと』
いやいや、EUに対してだけですか?

C『自分自身の価値観や他人の価値観について考えること』
あ、これですね。

@とCで迷うところだと思いますが、
「相手と自分の価値観の違いを認識することが重要」なのであって、「共有された価値の傾向に同意しなくちゃいけない」とまでは言っていないですね。
ということで、選択肢Cが正解です。

【正解】C

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