センター試験には良問が多いと言われています。問題が公表され、当然注目も集まりますので、その作成に多くの人が関わり何重にもチェックされます。そんな練りに練られた問題を、単に解いてそれで終わりではもったいない! そんなセンター試験過去問をどこよりも誰よりも詳しく徹底的に解説していきます。1つ1つ丁寧に確認し、真の実力(英語力)を身につけましょう。


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大学入試センター試験英語過去問題解説

2010年(平成22年)センター試験第2問A「文法・語彙・語法」問5


次の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、下の@〜Cのうちから一つ選べ。

問5
If I hadn't broken up with Hannah last month, I (  ) going out with her for two years.


 @had been  Ahave been  Bwill have been  Cwould have been

【解説】
これはセンター試験頻出、仮定法の問題ですね。
仮定法過去か仮定法過去完了かの見分け方は簡単で

If節の動詞が過去形なら「,」の逆側(主節)は
→would(should,could,might)+動詞の原型

If節の動詞が過去完了形なら「,」の逆側(主節)は
→would(should,could,might)+have+過去分詞

ということです。
今回の問題で言えば
If I hadn't broken up with Hannah last month,
if節が過去完了形ですので下のバターン。つまりCwould have been が正解とわかります。

が・・・よく選択肢を確認すると「would+動詞の原形」がありませんね。
これはいったいどういうことなのでしょう? もしや・・・何か罠が・・・

気になる点をチェックしていきましょう。
if節の最後 last month とあります。主節の最後は for two years です。
if節と従属節の時制が異なり、仮定法過去と仮定法過去完了の混合形になるパターンの問題があります。まさかそれでしょうか? for two years は完了のキーワードでありますが、現在・過去・未来を表すものではありません。これは関係ないのかな?

問題文の訳をしてみましょう。
broken up with 〜 / 〜と別れる ・・・関係が壊れたっぽいのは、なんとなくわかりますね。
go out with 〜 / 〜と付き合う ・・・out があるのでチョットイメージしづらいかな
「ハンナと先月に別れなかったなら、二年間付き合っていたことになっていたなぁ」

ということはどういうことなんだ?
「今」の時点で二年なのか? 「ハンナと別れた」時点で二年なのか?

「ハンナと別れた」時点で二年なら、「ハンナと二年間付き合ったなぁ」と言うかもしれませんが
「別れていなかったら二年間付き合ったことになる」なんて言い方はしないはず・・・ですよね。
ということは今の時点で二年間になるのだから使われるのは現在完了のAhave been ・・・?
いやいや、これは仮定法の文だからそれを「would+動詞の原型」に当てはめると
would have been ・・・あれ・・・Cwould have been になった・・・


ということで結論としては最初の勘どおりCwould have been が正解でしたが
考えようとすればそれなりに考えられる問題でありました。
でもセンター試験ではそんなじっくり考えている時間なんであるわけありませんよね。

実際は問題を見た瞬間に「仮定法の問題」と気づき、
選択肢をみて@had been Ahave been を消す。
仮定法未来ではない(if節に should がない)のでBwill have been も違う。
残ったCwould have been が正解。となるのでしょう。


【正解】C

2010年(平成22年)センター試験第2問チェック問題
センター試験英語過去問トライアル




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