センター試験には良問が多いと言われています。問題が公表され、当然注目も集まりますので、その作成に多くの人が関わり何重にもチェックされます。そんな練りに練られた問題を、単に解いてそれで終わりではもったいない! そんなセンター試験過去問をどこよりも誰よりも詳しく徹底的に解説していきます。1つ1つ丁寧に確認し、真の実力(英語力)を身につけましょう。


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大学入試センター試験英語過去問題解説

2010年(平成22年)センター試験第2問A「文法・語彙・語法」問10


次の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、下の@〜Cのうちから一つ選べ。

問10 
After many years of war, the country has lost much of its power. (  ), its influence should not be underestimated.


   @Even so  AEven though  BSo  CThus

【解説】
「戦争から長いこと年月が経ち、その国は力をかなり失くしていった。(  )その影響はunderestimatedすべきではない」

underestimated という単語の意味がチョットわかりづらいくらいで、後は大丈夫ですかね。
でもこの単語がわからなくても(  )にどういう単語がくるかは、想像つきますよね。

まぁ、一応確認しておきますが
「estimate / 評価する」ですから、underestimat は「過小評価する」という意味になります。
ということでやはり(  )には「しかし」とかそういう逆接系のやつが入るとわかりますね。
BSo / それで」「CThus / そのように」はここで消えます。

AEven though は「・・・だけども〜」という接続詞になります。
この選択肢がダメな理由が2つあります。
まず1つ目の理由。A but B. という文があるとします。このときAには例えば「一般論」や「相手の主張」「現在の状況」などがきます。そして「自分の主張」はBにきて、「Aだ、しかしBだ」となります。上の問題文がまさにそれですね。「国の力がなくなってきた(現在の状況)」けど「影響を過小評価しちゃいけない(自分の主張)」ということです。
ところが even though で同じ状況を言うとすると、B even though A. となるのです。つまり「影響を過小評価しちゃいけない」。たとえ「国の力がなくなってきた」としてもね。 という感じで、主張が先にくる形になるのです。問題文とは合わないですよね。
2つ目の理由。even though は「接続詞(正確には従属接続詞)」ですから、その前後に文があってそれをつなぐ働きをします。上の問題文を見ていただくと(  )の前にピリオドがありますね。つまりそこで文が途切れてしまっているので、つなげるべき文がないのです。ですのでここに「接続詞」である even though を入れることができません。

という2つの理由から残った「@Even so / たとえそうでも」が正解になるのです。
品詞から絞るというのも一つのテクニックとは思いますが、
意味から考えるのが普通っちゃ普通ですかねぇ〜。

しかし、この英文ですが・・・なんか意味深ですよね〜・・・これ、どこの国のことを言っているんでしょうか? アメリカともとれるし・・・日本とも・・・うーん・・・ロシア?


【正解】@

2010年(平成22年)センター試験第2問チェック問題
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