センター試験には良問が多いと言われています。問題が公表され、当然注目も集まりますので、その作成に多くの人が関わり何重にもチェックされます。そんな練りに練られた問題を、単に解いてそれで終わりではもったいない! そんなセンター試験過去問をどこよりも誰よりも詳しく徹底的に解説していきます。1つ1つ丁寧に確認し、真の実力(英語力)を身につけましょう。


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大学入試センター試験英語過去問題解説

2009年(平成21年)センター試験第2問B「対話文」問3


次の問いの会話の(   )に入れるのに最も適当なものを、下の@〜Cのうちから一つ選べ。

問3
Harry: Would you mind taking a look at this?
Nick: This is a great plan, Harry! (   )
Harry: Year, but there's one thing I'm concerned about. Our boss might not like the extra costs.
Nick: Well, he may not be happy with the extra costs, but this plan has so many advantages. I'm certain he'll say yes.

@I can't agree with that. There are too many disadvantages.
AI couldn't agree more. I'm sure it'll work.
BThat depends. I have no idea what to do.
CYour idea doesn't make sense to me.

【解説】
センター試験の対話文問題は
その話の流れを「テンション」の向き(上か下か)で把握しながら解答を絞るのが良い。

(   )の前に great があるということは、その時点でのテンションの向きは当然『上』ですね。
次の Harry の発言にある but はテンションの向きを変えるキーワードです。
その後ろを見ると「心配なことが1つある」とか「ボスは余計なコストが嫌い」とか、
テンションの向きでいうと『下』の話が続きます。

つまり、(   )にはテンションが『上』の文が入ることが分かりましたので
それっぽい(明るい・前向きな)話を選択肢から選んでいきましょう。

さて、簡単に選択肢を眺めてみると agree は「賛成する」という意味なので
@Aは「賛成できない」という意味に思えるので、テンションは『下』
Bは That depends.(時と場合による) の意味を知らなければチョット迷いそうですが、
続く文の「何をすべきか私には考えがない」という発言があるわけだし、テンションは『下』
Cは私に対して make sense(意味を成す) ではない、
ということなのでテンションは『下』じゃないかな、という感じですね。

なんということでしょう。全てが『下』になってしまいました・・・
そこで先ほど触れなかった@Aの続きの文を比較してみましょう。

@ There are too many disadvantages.
「アドバンテージ(利点)」に dis があるし、too(〜すぎる)があるから、やはりテンションは『下』ですね。
A I'm sure it'll work.
work はもちろん「働く」という英単語ですが、
そこから派生して「うまくいく」というニュアンスがあります。
すると「私はそれはうまくいくと確信します」となり、テンションは『上』ですね。

そこであらためてもう一度Aの前半部分を見直してみると
I couldn't agree more.can't ではなく、couldn't となっています。
これは「もし他のプランがあったとしても」という言葉をを補って考えるとわかりやすいですが、
仮定法の文で、「これ以上の賛成はできないだろう」という意味になります。
つまり見た目は「賛成できない」だけど、内容は「大賛成だ」と言っているのです。
(ここで引っかかっちゃった人多いだろうなぁ・・・)

ということでテンションが『上』なのはAのみなので、それが正解になります。
センター試験にちょくちょく出題される意地悪問題ですね。

【正解】A

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