糖尿病

 今から20年近く前、名古屋の実家から大阪の大学に入学し、一人暮らしを始め、毎日の食生活はほとんど自炊だったが、夏休みや春休みに帰省するたびに3kgほど太り、次の休みまでに2kgほど痩せる、このような生活を6年続けた結果卒業時には86kgになっていた。ただ背が178cmあるため見た目にはそれほど太ってはいなかった。

 社会人になり自宅から5kmほどの会社(建築設計事務所)に勤めだし、バブル余波の忙しさで、常に月100時間の残業は当たり前、多いときには200時間の残業があった。
当然公共交通機関の動いている時間に帰れることは少なく、日付が変わっても会社の照明が付いているとタクシーが止まっていて、運転手さんは行き先を告げなくてもちゃんと家まで送ってくれるような毎日であった。
翌日になってから夕食?を食べ、朝食はぬき、昼にも「ドカ食い」、このような生活のため体を壊し、3年でその会社を辞めた、辞めたときの体重は100kgを超えた。

 次の設計事務所に勤めているときに、結婚し毎日の晩酌と妻の「おいしい?」手料理のおかげでさらに体重が増加しついに110kgを超えた。これではいけないと思い週に2・3回片道7kmをロードレーサーで通勤しはじめた。が、体重はほとんど減らなかった。

 29歳になりある時期を境に、何もしていないのに体重が減りだした、いつの間にかに体重が95kgぐらいになり、喜んでいたが、なにか疲れがたまった感じで病院に行くと「糖尿病です」と診断され1ヶ月の入院を余儀なくされた。

 祖父と母親が糖尿病という家系の上、肥満という典型的な糖尿病患者になってしまった。入院中は食事制限のみといういわゆる「教育入院」で1ヵ月後には88kgとなり「今後は食事に気を付けて70kgまで体重を減らして下さい」という指示だった。

 退院後1年程度は血糖値もまずまずで、職場の健康診断で引っかかることはなかった。しかし、体重は下がることはなく、入院中は止めていた晩酌も週1回が、2回、3回と徐々に増えていった。
 2年目からは「空腹時血糖」が170〜250mg/dlと「立派な糖尿病患者」となってしまった。体重は90〜92kgでほぼ一定だった。健康診断でも「血糖値」が高く病院で「血糖降下剤」を1日2錠飲むように指示されたが、薬を飲んでもあまり血糖値は下がらなかった。 

糖尿病の判定基準

 北海道に転勤して2年目の春、病院に行くとHbA1cが8.3まで上がっていた。夜寝てから朝起きるまでに多いときは2回ほどトイレに行くようになり、自転車通勤で生活習慣を変えようと思い出した。

 自転車で帰宅した後、血糖値を測る機械で測ってみると、何もしていない時は180ぐらいの血糖値がなんと90に下がっていた。薬を飲むだけではこれほど下がることはないのに1時間の運動で正常値まで下がっており自転車による運動が糖尿病にとっても効果があることがわかった。

 2002年度はあまり薬を飲んだり飲まなかったり、自転車通勤しているからいいやとあまり病気のことを気にしていなかった。冬になり自転車通勤が出来なくなると、また血糖値が上がりはじめ、職場の人間ドック(35歳以上対象で初デビュー?)でHbA1cがまた8.3%となっていた。この機会に病院を内科から循環器内科に変更し、薬を代え月に1度は必ず検査するようになると、HbA1cが下がりはじめた。