前回の羊蹄山1周サイクリングをしてから、「夏休みにサイクリングに行こう」というと、「一人で行ったら」とか「秋になったら」など最近言葉巧みに断るようになってきた。
宗谷岬への3カ年計画では、今年度には1日60km以上走る。来年度は1泊2日のサイクリングをするとなっている(これは父ちゃんが勝手に決めたもので本人の了承は得ておりません)ため、なんとか雪が降る前に1日60km以上のサイクリングを経験しておきたいと考えていた。(ホームページの更新をすることも理由の一つではあるが)
先日数ヶ月前に買ったズボンをはかせてみると、なんとボタンが止まらなくなっていた。身長120cmの子供用なのだが、うちの子供は身長122cmではけなくなって、嫁さんもかなりショックを受けていた。ここぞとばかり、「サイクリングやると痩せるよ」と洗脳をしたのが理由かどうかわからないが、今回はあっさり「行く」と言った。
 私自身子供の頃太っていたため(現在も継続中だが)いわゆる「いじめ」にあったこともあり(この性格なのでいじめられたら必ずいじめ返していましたが)、転勤族の父親を持つ子供にとって「小さい」とか「太っている」ということは、それだけでいじめられる要素になるため小さいうちはできるだけ親がコントロールしてあげないといけない。(その理由もあり1年生になる前から空手を習わしている)
 出発
 秋分の日の9月23日、9時に自宅を出発した。北海道ではこの時期5日で1度気温が下がっていくらしい。この日の朝の最低気温は1ケタの8度、幌加内という所では氷点下になったらしい。ほんとにすっかり秋です。
 今回のサイクリングは豊平区の澄川にある「純連」というラーメン屋さんに行くことである。その道すがら札幌のまだ行ったことのない名所を回るコース。前々回の大通までの往復で47kmだったので、地図からの計算によると60kmとなる予定。朝8時になり息子の
自転車を整備し始める。ブレーキの利きとタイヤの空気圧、どこか緩みがないか、10p程度持ち上げ自転車を落とす。これで変なところがあれば大体わかる。父親と兄ちゃんが下でごそごそしていると、下の子(2歳1ヶ月)は居ても立ってもいられず、自宅から出てきて、幼児用の車にまたがり自分もどこかに行くつもりでおおはしゃぎしている。
 記念撮影をして、8時35分に自宅を出発した。二人で出発すると下の子が泣きながら追いかけてきた。(後から聞いた話だとそれから30分は泣いていたようです)。
 最初の目的地は北海道大学の「ポプラ並木」を見に行く、いつも私が通勤しているルートを走っていく、息子もかれこれ3回はこのルートを走っているのでなれたものだ。通勤しているときは20km/h以上のスピードで走っていくが、息子と走ると約15km/h程度の速さになる。
 前に息子を走らせ、後ろから私が付いていく、後ろから息子を見ているとどうも右のペダルに右足が半分ほどはみ出し斜めになってペダルをこいでいる。前回のときも気付いたが、どうも息子の癖のようである。「足を真っ直ぐペダルに載せなさい」と注意をする。1時間ほど走り、手稲の稲積公園で休憩する。公園で同じ職場のMさんにばったりあう、「二人でサイクリングですか?どちらまで?」、「澄川まで」、「!?」、「そんな遠くまで」というような会話をしながら稲アジサイ積公園を出発した。ななかまど
 北海道は不思議なところで、梅と桜が同時に咲きます。さらに「アジサイ」が7月下旬から咲き始め、今はほとんど枯れているが、中には、まだ咲いているのもある。その横で、「ななかまど」が真っ赤な実を付け、紅葉しはじめている。
ポプラ並木 職場を通り過ぎ、北大の「ポプラ並木」を目指す。北大の横は何度も車で通ったことはあるが、校内に入ったことは一度もなく、どこから入るのかわからず、うろうろとしながらやっと入り口を見つけ中に入る。「ポプラ並木」は外からも見えるので(かなりの高さがある)、とてつもなく広い校内を自転車でうろうろしながらやっと「ポプラ並木」にたどり着いた。
 このポプラ並木は樹齢90年を過ぎ、大学側は「倒木の危険があるため伐採する」という計画があったが、大学関係者や市民から反対が起こり、現在は伐採計画は中座しているようだが、安全のため「立ち入り禁止」となっている。が、たくさんの人がポプラ並木を歩いているため、自転車で並木道を走っていった。並木道を抜けると、入り口に鎖が張ってあり入れないようになっていた。どうやら私たち親子は反対側から入ったようだ。
 「ポプラ並木」を後にして、大通り公園を目指す。しかし北大は広く出口がわからず相変大通公園わらずうろうろし、自転車に乗ったおばさんを発見し、後を付いて行きやっと出口を見つけた。北大から大通りまでは時間にすれば20分程度でたどり着く距離である。
 「大通公園」に到着したのが11:10、距離にして25kmほど走ってきた。ここで10分ほど小休止。「とうもろこし食べたい」と息子が言うが、「ラーメン屋さんに行くから我慢しなさい」と水分補給のみで再出発。
 「大通り公園」から30分ほどで豊平区澄川にあるラーメン屋さんを目指す。途中「豊平川」の橋の上から川を見ていると「鮭」が1匹悠々と泳いでいる。息子に「鮭だ!」と言うと、欄干から身を乗り出し、じっと泳いでいるのを眺めていると、突然「釣りをしよう」と言い出した。釣り竿なんて持っていないし、第一川を泳いでいる「鮭」釣ってはいけないことになっているので、説明したら納得したようだ。

 12時ちょうどに目指していたラーメン屋「純連(じゅんれん)」に到着。
もうすでに10名ほどの行列ができている。息子に順番を取るため先に並ばせ、2台のMTBをしっかり錠で固定した。(私自身2台の自転車を過去に盗まれているため、私のMTBに2本の錠、息子のMTBに2本の錠、計4本の錠で電信柱に2台ともがんじがらめに固定した。かなり時間がかかる)
 鍵をかけ終え行列に並ぶと、店内にも10名ほど待っているお客さんがいた。この「純連」はラーメン激戦区の札幌でもかなり有名な店で、テレビにも何度も紹介されている。この店と「のれんわけ」した「純連(すみれ)」は小樽の運河食堂で何度も食べているが、本店の味を堪能したくて、以前から行きたい店の1つであった。

30分ほど待ってやっと注文ができた。息子は味噌チャーシューを注文したがすでにチャーシューは「売り切れ」で普通の味噌ラーメン、私はしょうゆラーメンを注文した。さらに10分ほどテーブルで待つとやっとラーメンが出てきた。
ここのラーメンの特徴はスープの上に5mmほど油の層があり、最後まで熱々のスープが楽しめる。非常にコクがありとてもおいしいラーメンだが、「すみれ」の味とほとんど同じであるため、ある意味がっかりしたのは事実である。
 息子はラーメン1人前を「おいしいねー」とすべて食べ切った。店を出て記念撮影をして13:10に店を出発した。

醤油ラーメン純連

豊平館 後は家に帰るだけだが、ここまでの走行距離が30km、このまままっすぐ家に帰ると60kmは超えないため、「中島公園」を目指し出発。30分ほどで「中島公園」に到着、公園の中に「豊平館(ほうへいかん)」という、歴史的建造物があるのでそれを見るためである。以前住んでいた京都で知合いの左官屋さんが「豊平館」の修復工事の時、わざわざ京都から召集されたという話を聞き、一度見たかった建物である。
中を見学し終え、公園の中を自転車で走った。大通り公園と同様に絶好の秋晴れに誘われた人々で賑わっていた。池のボートを見ては「乗りたーい」、遊具を見ては「遊びたーい」と言っていたが、「疲れるからやめておこう」と公園を後にした。
ススキノを通り過ぎ、私がトイレに行きたくなったので「大通公園」で再度休憩。
しかし自転車を止めた場所が悪かった。ちょうど遊具がたくさん並んでいる場所で、「遊びたーい」を連発するので、しかたなく「10分だけだよ」と遊ばせることにした。その間にトイレを済ませ、目の前のコンビニで飲み物とドーナツを購入した。夢中で遊んでいる息子を呼ぶと、額に汗をびっしりかきながら戻ってきた。「後20kmあるんだから、そんなに遊ぶな」と水分補給とドーナツを渡した。
なんやかんやで25分ほど「大通公園」で休憩(?)し、14:30頃自宅へ向けて再出発した。
大通りから自宅まで20kmほど、私一人なら1時間で着くが、途中休憩して息子と走ると2時間はかかる。遊び盛り
さすがに先ほど遊んだせいか、ペースがかなり遅くなってきた。琴似を過ぎ、手稲を過ぎたあたりで残り10kmを切ったあたりの小さな公園で最後の休憩。水分補給をしてベンチに座っていると、また「あそびたーい」と甘えてくる。仕方なしに「5分だけだよ」と遊ぶのを許した。考えて見ればまだ息子は小学校1年生なので公園を見て遊びたいのは仕方がないのかもしれない。
 公園を出発した時点で走行距離は50.4km、自宅までの距離を考えると60kmにちょっと足りないぐらい。寄り道して60kmを超えるようにしようかと考えたが、それはそれで仕方がないのでそのまま自宅を目指した。そういえば今回は一度も「疲れたー」「パパ押してー」とも言っていない。
 銭函駅を過ぎると自宅まで800m、しかし、ここから先が大変。駅から自宅までずっと上り坂、そのうち後半は平均勾配17%の急坂。子供が自転車で登れる坂ではないので、息子は自転車を押して上る。私は写真を撮るためそのまま先に自転車で上がっていた。

自宅の駐車場で、下の子と嫁さんが待っていた。私を見つけると下の子が「パパー」と駆け寄ってきた。嫁さんが「大ちゃんは?」と心配した様子で聞いてくるので、「今、坂を上ってる、ほめてやれよ」といい、私はカメラを用意する。
 坂の途中で熱くてヘルメットを取ったようで、真っ赤な顔をしながら自転車を押して駐車場に入ってきた、下の子が兄ちゃんを見つけ「だいちゃーん」と駆け寄っていく。日焼けと汗と夕日で顔が一段と赤くして、「ただいまー」と元気よく無事に自宅に到着した。
ただいまー
延べ走行距離59km、
延べ走行時間8時間
実走行時間4時間37分
平均速度12.7km/h










60kmにはちょっと足らなかったが、小学校1年生で60kmはよく頑張ったと思います。
今シーズンは親子サイクリングはこれでおしまいだと思いますが、宗谷岬までのサイクリングの大きな自信になりました。

翌日も息子は筋肉痛なし、私は息子のペースで走ったせいか足と背中が筋肉痛。朝向かい風がきつかったこともあり、昨日走った道をゆっくりと自転車通勤して来ました。今回はじめてママチャリに抜かされました。
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