中山峠サイクリング

 7月8日の後縦隔腫瘍摘出手術を受けてから1ヶ月たった。
7月は2週間の入院生活と1週間の自宅療養のおかげで、走行距離は90kmと真冬並みの走行距離となってしまった。
体のほうもずいぶん良くなってきたので、お盆休みに日帰りでサイクリングをしたいと考えるようになった。
8月7日のtetsuさん主催の洞爺湖走行会の行き帰りに中山峠を車で走ったのだが、このルートをまだ自転車で走っていないことに気づいた。
中山峠の道の駅には何名かのサイクリストが休憩している姿をみて、自分もこの峠を走ってみたいと考えるようになった。

地図を調べてみると自宅から中山峠を往復すると134kmとなる。
昨年(2004年)のツール・ド・北海道のコースは札幌から朝里峠、中山峠を越え伊達市まで走っている。

朝里峠を越えて中山峠を往復するコースも考えたが、2つの峠越えは術後1ヶ月の私にとってはきついものがあり、素直に札幌経由で中山峠を目指すことにした。

出発の当日、朝起きてみるとなかなかよさそうな天気だ。
朝食を済ませ7時に出発するつもりだったが、なんやかんやと時間がかかってしまい、自宅を出たのが7時20分となった。

自宅を出てからは5号線を走る。通い慣れたいつもの通勤コースである。
職場付近に到着するまではいつもと同じペースだ。
職場を通り過ぎ、230号線を定山渓に向かう。3日前に朝里峠を走ったときに2時間の走行で体重が1kg減り、水分補給が上手くできていないことを実感したので、今回はこまめに水分補給をした。
真駒内を越え藻南公園でトイレに立ち寄る。トイレだけを済ませまた走り出す。ここまでは休憩なしだが街中の走行のため信号でかなり足止めを喰らう。石山から秀龍さんが教えてくれた裏道をはしる。この道は信号がほとんどなく、豊平川の川沿いの景色のいいルートだ。
簾舞(みすまい)から230号線に戻るり小金湯をぬけ定山渓温泉街に入る。

9時33分に定山渓の足湯に到着。定山渓足湯
定山渓は今まで何度も訪れたことがあるが、足湯に入ったことがない。理由はここの足湯は国道のすぐ横にあり、車を止める場所がないためいつも素通りしていた。
足湯につかりながら、自宅から持ってきたクッキーを食べて栄養補給をする。
足湯をでてすぐ近くのコンビニでお茶と、補給食(ようかんとクッキー)を購入して、いよいよヒルクライムに挑む。定山渓の標高は約290mで札幌から20kmかけて登ってきたことになる。
残りの20kmで540mの高低差を登ることになる。
休憩なしで登ろうとも考えたが、無理してもしかたがないので、途中の無意根大橋を休憩地点とした。定山渓から無意根大橋までは約30分かかった。無意根大橋ここまでは朝里峠に比べるとさほどのきつさはない。朝里峠は途中で汗が滴り落ち、サングラスに汗がぼとぼと落ちついにサイングラスをはずしたぐらいだったが、今回はうっすら汗をかく程度である。この日は天気が良い。空は抜けるようなブルーで、雲ひとつも見あたらない。日本海側の札幌でこれだけの晴天はめったにお目にかかれないくらいだ。
無意根大橋を過ぎてしばらく走ると、定山渓トンネルにはいる。
定山渓トンネルは路肩がせまく危険だと秀龍さんから聞いていたので、トンネルの手前でテールランプをつけ反射たすきを装備し、サングラスをはずした。
トンネルの中に入ると確かに狭い。対向車が走っていると自転車が路肩を走っていると後続車は自転車を追い越すことができないくらいの狭さだ。
バックミラーがあると後続車が確認できるのでずいぶん楽だが、このトンネルも自転車の走行はまったく考えて作ってはいないのだろう。
湧き水
トンネルをこえてしばらく行くと湧き水がある。車で通るときは「湧き水があるな〜」程度で一度も止まったことがないが、自転車の場合はこのようなときはとても便利だ。
湧き水を飲もうと思うと「飲料不可」と書かれてある。何のための湧き水なのかよくわからないが、顔と腕を洗いずいぶんすっきりした。


ここから後5kmで中山峠の道の駅に到着する。最後のひとふんばりをして11時19分に道の駅に到着する。自宅を出てから4時間、実走時間3時間10分だ。羊蹄山を望む
さすがにお盆休み中なので道の駅は混雑しているが、サイクリストはいないようだ。
というよりこの日は1人もサイクリストに遭遇していない。
トイレを済まし、ペットボトル2本購入し、定山渓で購入したクッキーとようかんを食べ腹ごしらえしていると、少しはなれたところでサイクリストを発見した。どうも前輪がパンクしているのかずっと修理をしている。記念撮影をしようと場所を移動するとそのサイクリストが近づいてきて「空気入れ貸してもらえませんか?」といってくる。カードリッジタイプの空気入れが壊れているようで、空気が入らず困っていたそうである。
話をすると南区から中山峠をトレーニングで走っているそうである。
自転車を見てみるとキリシウムのホイールと、すね毛のない太い脚。多分そうとう走りこんでいる人に違いない。

私は11時45分に出発する。ここから定山渓までは下りだけである。漕がなくても40km/h近いスピードで走ることができる。
ゆっくりとダウンヒルを楽しんでいるとバックミラーに自転車が迫ってきていることに気づいた。追い越し際に「さっきはどうも」と言ってくる。中山峠で空気入れを貸した人だ。下り坂といえ彼はペダリングし続け50km/h以上のスピードで走り去っていった。

定山渓を越えてからも真駒内まではほぼ緩やかな下りとなる。
休憩もせずに一気に真駒内まで走る。途中いくつかの果樹園があり、おいしそうなプラムやトマトが売っているが、自転車だと土産に買って帰るわけには行かないので我慢してかえる。
真駒内まで来るとさすがに腹が減ったので昼飯をどこにしようかと店を物色しはじめるが、自転車を安心して止めれるような店が見当たらない。結局自転車の盗難やいたずらを考え、店に入ることをあきらめ、コンビニで昼食を購入し、公園で食べることにした。昼食合計830kcalなり!
小さな公園を見つけたので、自転車を立てかけ、昼食を食べ始める。昼過ぎから風強くなって、立てかけたロードが風にあおられ、トップチューブをこすりながらゆっくり倒れていった。
慌てて自転車に駆け寄り、倒れる寸前で手を添えたが、トップチューブの横にうっすらとしたこすり傷がついてしまった。
フレームが傷つかないようにするためには、地面に倒していたほうがよさそうだ。

ここから自宅までは約25kmなので1時間半もあれば到着するだろう。妻にメールをだし自宅に向かう。しかし、風が強い、旗が風でばたばたたなびいている。ところどころで自転車が風で倒れている。自転車が倒れるぐらいの風速は10m/sを越えている。その日のデータを調べると平均風速7m/s以上になっている。
一生懸命ペダルを回しても20km/hぐらいしかスピードが出ない。
結局公園で昼食を食べてから、休憩なしで15時に自宅に到着。到着

延べ走行距離128.98km
実走行時間5時間50分
延べ走行時間7時間40分
平均速度22.0km/h


中山峠からの帰りの60kmは1度休憩しただけで走ったことになる。

自宅に戻ると子供たちが駐車場で遊んでいたので、長男にカメラを渡し記念撮影をする。(やらせの写真)

ブルベとは違うゆっくりしたサイクリングもたまには良いものだ。

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