ここでは普段、工房で作っている商品などを紹介しています。申し訳ないのですが、建具につきましてはご注文受付はお近くのお客様のみになってしまいます。
責任を持って自分が取り付けたいのと、建具製品はどうしても季節による家の柱その他の反りによって建具が当たって開かなくなったり、採寸するにも経験が必要なためです。新築の家ならば、その土地独自の湿気などの影響で家がなじむまで数回はメンテナンスしなければならないためです。
上の写真のように、集成材へ3mm厚にスライスしたヒノキを貼っています。無垢材を使用したヒノキ戸というとうちは良心価格ながらも結構値が張るもので、最近流行の木目調の塩化ビニールっぽいものを表面に貼った中がパルプ(紙の圧縮)の既製品の戸になんとかこの道を究めた職人として対抗できないものかと常に考え、この作りが編み出されました。手間からすると無垢のヒノキ戸と比べ物にならないぐらい手間がかかりますが、
その分技術が詰まっています。
自分の一番好きな格子戸です。
格子部分は、
もちろん無垢材を使用しております。
和室、洋間にも合うと思いませんか?
よく和紙を貼ったようなガラスをはめ込んで和室の入口などに使ったりします。アクリルも安全面と軽さでいいかもしれませんが、ガラスのさわり心地と透明感の方が好きなもので。
以前に建具をはめさせていただいたあるお宅の和室です。こういう凝ったデザインもたまには作り甲斐があります。いつもだと大変ですけど。
部屋の仕切りの折れ戸仕様です。上も板仕様にする事で押入れなどにも使用できます。デザインは一例です。和室などの押入れを襖などに変わってこれにしてみても面白いかもしれません。工房ではもちろん障子、襖なども作っています。建具、家具製造が本業ですので建具屋でなければ出来ない製品作りを信条に、これからも精進していけたらいいなと思っています。
ドアなどの建具枠(ワク)も作ることが出来ます。写真のL棒(ケーシング)で壁を挟み込んで取り付けることによって統一感を持たせたすっきりとした感じに仕上がります。この仕様は増改築時、新築時のみの対応となります。またお客様の判断でこの今の枠、はずせないかな?とお思いの時はご相談ください。無論本物の無垢材のヒノキの建具、玄関戸なども作ります。お寺などでもよく門戸などを注文され製作する時があります。お問い合わせはお気軽にどうぞ。しつこい訪問なども一切致しませんのでご安心ください。何回ご質問いただいても大歓迎です。納得いくまで迅速にお答えできるように勤めます。お問い合わせはまずはメールからにてお願いします。
建具の紹介