〔猫と歩けば棒に当たる〕
知らなかった・・・のではない。
いつかはこんな事になるのではないかと予想はしていたが、恐れていた事に限って
現実になるものだ。

買い物に行こうと仕度をしていて、ふとレースのカーテンを避けて外を見た。
☆な、な、なんと☆
でかい黒猫が向かいの駐車場の一番日当たりの良い所で物憂げに座っているではないか。
置物の様に・・・まぶしそうな目をしてただ座っている。
つい先日、我家の玄関へ続く階段に大型犬の様な足跡を残していたのは君か?
返事は無い。
でも近寄ってよーく見ると、さほど大きな体でもない。足だって細い。
それにしてもどこから来たのだろう。
ここに住んで3年始めてみる顔である。
やはり捨て猫だろうか?我家の黒猫「大地」よりも黒が綺麗で、赤茶けた様子も無い。
その綺麗な黒い体を見る限り、飼い猫だったのかもしれない。
とにかくどうしたら良いのだろう。
残念ながら我家にはこれ以上猫の面倒を見るキャパは残って
いないのだ。
だからと言って見捨てると言う訳にも行かない。
買い物の最中、堂々巡りの考えが頭を離れなくて、カートを押し
たまま外に出てしまう所だった。
それだけではない、こんな事初めてだ、あやうく車に引かれる
所だった。
帰ったら居なくなっていないだ・ろ・う・・・・・か?恐る恐る雪の影
から顔を先に出す。
そんな事は無かったね。
除雪の為のスペースに止められた車の上で日向ぼっこ真っ最
中。
黒い車だもの、そりゃぁ暖かかったろうさ。
しつこく写真を撮ったら逃げてしまった。
さてどうするか?