Know-How P06 【建物:表示登記】
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建物を新築したので,1ヶ月以内に建物の表示登記を申請しなければいけません。
申請義務のあるべき者がその申請を怠った場合,10万円以下の過料に処せられます。
その建物に対して初めてする登記で,人間で言えば出生届を出して戸籍に入れるようなものです。
申請書を提出してから現場確認がありました。
個人で登記を行う際には現場確認をするようです。
建物の位置を確認するために境界線からの距離を測ったりするのだと思っていたのですが,実際は家の中を添附した間取り図と照らし合わせながら確認していきました。
時間にして20分程度でした。
現場確認の翌日には登記が完了したようです。
必要書類
1. |
申請書 |
2. |
申請書副本 |
3. |
建物図面および各階平面図
※当日写し2通が必要と言われた |
4. |
所有権証明書(工事完了引渡証明書)
工務店の印鑑証明書および発行後3ヶ月以内の資格証明書を添付 |
5. |
所有者の住民票(写し可) |
6. |
建築確認通知書(写し・原本添付) |
7. |
上申書
※建築確認申請が単独名義で行われているが共有名義で登記する際に必要 |
登録免許税
不要
|
登記申請書
MS WORD形式の雛形(B4)を
(【利用上の注意】に同意していただけましたら,”対象をファイルに保存”してご活用ください。)
本書式は平成17年3月7日の不動産登記法により記載内容が変更されております。
詳しくは最寄りの法務局にお問い合わせ下さい。
各種登記用申請書式を購入できます。 → 登記用紙コーナー
A |
申請人 |
住民票記載の住所を省略せずに記入する
共有名義で登記する場合は各人の持分も記入する |
B |
家屋番号 |
登記相談で確認すれば教えてくれる |
C |
種類 |
実際の利用状況を記入する
Hydeの場合は「居宅 兼 車庫」で申請した |
D |
構造 |
躯体の構造・屋根の材質・階数を記入する
屋根がガルバリウム鋼板葺きの場合には”合金メッキ鋼板葺”となる |
E |
床面積 |
各階毎に記入する (各階平面図と同じ値になる) |
F |
登記原因及びその日付 |
工事完了引渡証明書の日付と一致させる |
各階平面図および建物図面
これが一番手間がかかりました。
各階平面図はMS WORDの図形描画ツールで作成しました。
建物図面は公図をスキャンし,それを下絵にPaint Shopで作成したものをWORDに貼り付けました。
既知の長さ(土地の辺の長さなど)を基に,Paint Shop上のピクセル単位と実際の長さの対応を把握しておけば,かなり正確に描けると思います。
ただ,Hydeも一回失敗して再提出を余儀なくされたので,WORDに貼り付ける際の倍率には注意しましょう。
MS WORD形式の雛形(B4)を
(【利用上の注意】に同意していただけましたら,”対象をファイルに保存”してご活用ください。)
なお,市販の書式に被せて印刷したので,この雛形には枠線が入っていません。
各種登記用申請書式を購入できます。 → 登記用紙コーナー
A |
各階平面図 |
1/250で作成する
求積ができるように各辺の長さ(柱の芯−芯)を記入しておく(長さは確認済証の平面図と同じになる)
デッキ・バルコニーなどは描く必要がない
各階が同型で無い場合には各階毎に平面図を作成する
異形の場合,1階の形状を2階の平面図に波線で描く(らしい) |
B |
求積 |
各階が同型なので1本の式から求積してある
異形の場合は各階毎に求積する(らしい) |
C |
床面積 |
異形の場合には各階毎の床面積を記入する(らしい) |
D |
建物図面 |
1/500で作成する(公図が同じ縮尺なので取り寄せておくと便利)
建物の形状は真上から光を投射してできた影を描くと思っておけばよい
建物の位置を特定できるように敷地境界からの距離(小数点以下2桁まで)を記入する
この際,外壁の表面までの距離となるので実測する必要がある(建物は各階平面図と同じにならない) |
E |
作成者 |
実際に作成した人(Hyde)の住所・氏名を記入し押印
作成日は実際に作成した日付を記入(Hydeは引渡日にしておきました) |
F |
申請人 |
共有名義で登記する場合には連名になる |
上申書
建築確認申請が単独名義で行われており,確認済証に共有者の氏名が記載されていない場合に必要です。
特に決まった書式はないそうですが,法務局出張所で登記相談した時にサンプルとしてコピーしてくれたものを元に作り直しました。
MS WORD形式の雛形(B5)を
(【利用上の注意】に同意していただけましたら,”対象をファイルに保存”してご活用ください。)
A |
建物の表示 |
登記申請書と同じ内容 |
B |
持分 |
資金の出資比率や返済比率を元にした,しっかりした根拠を持っておきましょう
後から贈与税を課税されないように! |
C |
署名・押印 |
住民票記載の住所を省略せずに記入
自筆で署名・押印 |
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