▲TOPへ              ●日記の目次へ            ■2004_1

  12月31日

   2003年も、残り6時間となりました。昨年の今日は、やはり1年を振り返っており、結構落ち着いた
   大晦日をしていたようだ。
   今日も掃除の仕上げにてんてこ舞いの一日だった。それでも午後から納不動をし、えび天を買って
   お正月用のお榊を買い、お花を買ってきて準備万端。
   最後に神棚、玄関とお風呂を掃除し、今ようやくパソコンに座った。
   
   今年一年も結構激動的だった。1月の咳、CTの結果副腎転移、バレンタインデイに手術。3月17日に
   職場復帰、その後検査でも何も出ず、今日に至りました。
   抗がん剤もしましたし、免疫治療もしました。そしてテレビにも出演しました。本人は本当に普通に
   来られたと思います。本当に家内や家族に感謝をします。そして応援してくれた会社の方々、癌友、
   友人達にありがとうを伝えたい。今現在私の身体に停滞している癌はない。とっても嬉しい。   
   今年は思いがけず、大阪のキスケさんご夫婦、尾道のささゆりさん、東京のあやめさん、千葉の
   シフラしげさん、ももんがさん、天神さんと沢山の友人ができました。
   当たり前だけどみんな命を懸けて生きている。
   まあ普通の人も命を懸けているのだけど実感はないのだろう。
   がん患者は検査で一喜一憂したり、治療で精神的にどん底に追い詰められたりしても、必死でやっている。
   本当に私にもこのHPに来られるかたがにも穏やかで静かな新しい年が来て欲しい。心から祈ります。
   とにかく本年はまことにありがとうございました。皆様良い年をお迎えください。来年もよろしくお願い
   致します。本当にいい年にしようぜ。
   

    12月30日

   昨日で、主人は会社は終わりました。
   さすがに朝送って出ても、誰もエレベータに乗ってこないので、皆さんはもう休みなんでしょう。
  
   本格的に大掃除は…多分2年ぶり…?!
   気になっていた台所に手をつけて2日目。
   正直、主人の病気を理由に手抜きしていた私が今は一番大変な思いをしてます。
   (でも やる気にならなかった! 何も手に付かなかった!言い訳か…?)
   どれを、、これを、捨てるか???迷う時間が多く進まない。
   こっちを手がければ、あちらも何とか…時々床に座り込む。(疲れたー)
   時間が惜しい中、銀行も 買い物も お年玉の用意も 金沢に送る荷物も 最大課題の台所も 
   綺麗になり棚の中も軽くなる。
   後は、私の記憶が何処まで何が入っているか覚えているだろうか…?
   これが一番の問題かもかもかも!

   気を使いすぎて、何も頼めなかった頃が主人は懐かしいかも?(絶対そんな事はない!)
   今は、これも あれも ここもと平気な顔して手伝ってもらっている自分がここに居る。
   「はい!はい!」と手伝ってくれている主人。 私の最大のパートナーです。(笑い)
   明日は、いよいよ玄関回りと料理。(早く作ると、美味しそうに食べ始める人がいる)
   ちょっと頑張りすぎて寝不足。  M 

    12月28日(日)

   26日から我が家は大掃除モードに入った。
   私はお得意先の納会に出て、帰りに久し振りに銀座に立ち寄った。
   1年ぶりに会った。とっても元気な姿をお見せできた。
   27日はいよいよ年賀状の締め切りに入り、2パターンをなんとか完成し、プリンターがフル活動で動いている。
   いつもより写真の解像度を上げて印刷しているから遅いのだ。かれこれ300枚出すのに昨日から7時間くらい
   掛かっているのだ。もうすぐ完成します。掃除は休み休みしよう。家内も気分転換しながらやっている。
   
   シフラしげさんから帰郷のことでメールがあり、なんとなく思ったことを書く。
   “命の重み” と言う言葉がふさわしいかどうかわからない。
   新幹線に乗って滋賀の実家に帰るしげさんの姿がフーっと浮かびました。
   私がプレゼントした石川の美味しいお酒を持って楽しげに新幹線に乗る。肺から脳転移し抗がん剤と
   ガンマナイフの治療と言う厳しい厳しい治療をしている最中なのだ。
   そ知らぬ顔をして、まったく健常人と変わらない態度で、座席に座っている。
   回りの人はしげさんのことをがん患者とは知らない。ですから誰も気遣いはない。本人もそんなことを
   億尾にも出さない。一生懸命自分でガードをはっているのだけど誰も気がつかない。
   そして普通に故郷に帰って親父や兄貴の暖かいまなざしに安堵し、生きている喜びを感じる。
   それはいつもと同じ光景なのだが、しげさんは感慨ひとしおなのだ。
   いっぱい笑ってふるさとの味を楽しんでくる。これこそプライスレスだ。
   電車の中のがん患者が、誰かの同情が欲しいわけではないが、普通にモラルを守って、そんな人も乗って
   いると言う事を知っていて欲しいのだが。健康な人は当たり前にそれを忘れている。
   それだけがん患者は自分の命の重みを大切にしている。 そして普通にしていることが本当に嬉しい。 
   とりとめもなく書いた、何を書きたかったのか、よく分からないが何となくこうなんだ。
   これと同じ文章をしげさんに書き込もう。
   
   私は次女の受験で帰省はしないがなんとなく情景が浮かんできて、書きたくなった。
   私も日ごろ、電車に乗ったりすると、やはり座りたい。優先座席も遠慮なく座りたいが、でも見た目は
   本当にちょっと太った普通の親父なのだ。
   誰も私ががん患者とは知らないし、世の人はがん患者が背広を着て電車に乗って仕事をしているとは
   思っていない。
   がん患者はイメージとして点滴をぶら下げ、病院の中でフーフー言っている姿なのだろうな。
   普通に電車に乗っているがん患者は結構いると思うのです。あまりに普通の姿だから障害があるわけ
   でもないので、見た目にはわからない。でも結構呼吸障害あったり、体がしんどかったりしている?
   私はこんな事はないが、気持ちにこんな事があったら、弱気になっていてそれがいずれ病気になる。
   病気の原理は気が弱まり、気が病む事なり。強気になり、気を元に戻すことが元気なり。
   

  12月24日(水)

   暖かい一日だった。クリスマスイブなのです。夕飯はタコスとチキンのから揚げ。あやめさん家のような
   メニューにはなりませんが、なんとくクリスマスメニューだった。同じマンションのOさんが来られて4人で
   ケーキを食べた。長女は出かけている。H

      昨年の12月24日を読んでみた。
   ホッとしている文章が目に入りった。 そして、26日に診察 炎症反応・風邪?・来月のCT検査
   以上の文字が書かれています。読んでいて、忙しくこの文字が駆け巡り…結果は転移につながった?
   安心して穏やかな中での結果。 こうして読み返す事が出来、今があるからこんなに冷静に分析できる!
   あの時の発見が…と考えるだけでゾォーとする。
   繰り返すことなくとはいつも考えている。 でも正直どうすれば良いのかは ”わからない?”
   ただただ、出来る事をやるだけ! 気を抜かずに…! とは言えこんな事ばかり考えていては
   反対にストレスが溜まりよくないかも…?!
   楽しむときは、楽しく! 忘れたい時は、忘れよう! おいしい時は、幸せを感じ! 笑う時は 大いに笑う!
   この精神で行こう!   
   
   受験生の親として、主人の看病していた奥さんとしてはあまり楽しい材料がないので、今日は忘れて
   ”クリスマスイブ”を楽しもう!
   一歩外に出かけると、全てがクリスマスでした。
   さぁー いつもとは違うメニューと美味しい果物屋さんのケーキで大・大・大満足。
   プレゼントは…? 「俺の元気」 素直にいただきます。M

  12月23日(火)

   昨日は高校の友人S君とT君と来年バンドを一緒にやる仲間のT君と新宿で忘年会をしてきました。
   話題はベンチャーズや寺内タケシとブルージンズの話で盛り上がり、来年10月に新宿のホテルで演奏会を
   することで決定しました。曲はやはりベンチャーズからと寺内さんの津軽じょんから節?本当にいけるの??
   カラオケのある店で、リードギターのS君は次女がプロ歌手で、さすがにそのお父さん。沢山のお客さんの
   前で、歌いまくりました。私もリハビリを兼ねて4曲も歌ってきました。歌は最高♪
   帰ってきたらゆず湯を用意してあり、そういえば昨日は冬至でした。
   今日から少しづつ日が伸びていくのですね。
  
       今日は柔らかい日差しの天皇誕生日となりました。さほど寒くなく本当に穏やかな年末を迎えています。
   そろそろ年賀状に手を付けていかなければなりませんが、まだ進みません。
   コピーライターは家内です。でもさすがに娘達の文章は手をつけられません。何時になったら完成するやら?

    12月21日(日)

   本日は今年最後のゴルフに行ってきました。スコアーは沢山叩きました。渋谷のデパートです。
   お天気は最高で、昨日の風と寒さは収まってゴルフ日和になったのです。
   本当に楽しいゴルフができ、Hさんに感謝です。
      今年15回目のゴルフです。あまりの身体の元気の良さにビックリなのです。今年も後1週間になりました。
   とにかく私の回りのがん患者がみな穏やかに年末年始を過ごせる事を祈る。   H

   まるで幼稚園児の子供が遠足に行くかのように、前日に着るものなど全部用意して寝る主人
   朝は、晴れ晴れとした顔で元気に出かけるゴルフ。。。
   主人のお母さんは、ゆっくり息子と過ごせなかったかも…でも 元気な息子の姿に安心した事と思います。
   バイト、塾と出かける娘達。  お母さんと二人残った私達は色んな事を話しました。
   76歳の母は一人暮らしです。東京で治療する事の大切さを知っているので可哀想です。
   「自分が元気でいることが一番」と頑張ってくれてます。
   母に何かあると…今の私は、主人と母の両方の看病は出来ないでしょう…?!
   だから 家族は誰が病気になっても全ての歯車が崩れるのです。
   金沢に帰る母を、東京駅に送りました。
   一人で頑張ってくれている母に心から感謝です。
   とりあえず今年のゴルフは終わり! (ホッとしました。)
   後は 大掃除です手伝ってよ!!!   M
   

  12月20日(土)

   本日長女のプレ成人式をした。金沢から私の母親も来て、加賀友禅の振袖に袖を通しました。
   それから、赤坂のホテルの日本庭園で写真を撮った。
   夜は家族5人で食事に行き、お祝いをした。娘は輝いております。父親はまぶしくて凝視できません。
   本当に健やかに育ってくれた事を心から感謝したい。  父(ほりきん)
   
   この日を迎える事が出来るか…?と心配してから3年半が過ぎた事に感謝です。
   晴天・一番の寒さ+風の強さ でも晴れの日に恵まれて良かった!
   私は、ただただ嬉しかった! 満足そうに見る父の顔の主人、若さに勝るものが無い年頃の娘
   それを見ている主人の母、残念ながら受験生の娘はここに来る時間が無かった。
   でも、今の自分のすべき事を考えている。
   本当に色々な事があったんだと頭の中を駆け巡ります!
   昨日は、私には年に何回あるか(1・2回?)考えられない日付が変わっていた。
   受験生を抱える親の女4人の食事会。
   話題はもっぱら 年齢と共に来る衰えと健康診断…人生半分の折り返しになれば免疫力も
   急激に下がる! 今日は、涙が出るほど笑った、話した、食べた。免疫力も上がったと思う。
   家に帰ると、主人も子供たちも母も起きていてビックリ…!でした。
   気持ちの良い疲れた一日です。   M

    12月18日(木)

   朝からドキドキしてました。  テレビに顔がアップになり、困ったものです。
   ずっと病気のことは知らせてない方も多いので…どれだけの方がと思うと不安です。
   3年7ヶ月という月日が経ち、元気なので全く知らない方が多いはずです。
   特に ご近所の方には殆ど知らせてないのです。
   テレビの内容が内容だけに、面と向って私に聞く方はいないでしょう。。。
   でも 少しは噂話で話題にされるのかも…??? ”癌=死”このイメージが強い為 「へぇー あの人癌だって」
   「若いから 大変ね!」「子供さんまだ学校に行ってるのに…」 こんな会話が聞こえてくるようです。
   そんな事考えながら 誰かに声かけられたらどうしようと夕食の買い物をしてました。
   分かったら、分かったでいい!なんか人に迷惑かけてるわけでもない!悪い事してるわけでもない!
   なんて 心の中でぶつぶつ、つぶやいていました。
   確かに 健康な時は ”癌” と聞くだけで驚きと恐怖、またその方に対する接し方を考えてしまったものです。
   分かってるだけに ちょっと考えすぎた一日でした。
   
   明日からは、「癌でも元気だぞぉー」「みんな癌の人たち頑張ってるぞぉー」「いい人ばかりだぞぉー」と
   堂々と行きます。(それにしても テレビより実物はもっといいんだぞぉー 
   なんて思ってるのは私だけ…かな?!)   本日の筆者はMです。 

    12月17日(水)

   昨日・今日と寒い日となりました。
   冬らしい…?このくらいが12月では普通でしょう。 すっかり暖冬になれてしまっている為 寒く感じます。
   夜の食事が終わってしばらくしての電話 それはアメリカからの電話でした。 シアトルにいる友人が
   「ほりきんは元気か…?」とかけてくれたのですが、主人と私が話し約一時間。「早く 遊びに来い!」
   行きたい!でも生活がある。 時間が許される年齢になったら主人と二人彼のところにホームスティーに
   と言う話をいつもしています。 でも 心から主人のことを心配してくれている友人がいる。 ありがたいです。
   そろそろ テレビが始まります。 「自由診療とは…」 主人はテレビを見て初めて自分が太った事に
   気がついたようです。(私は ずっと言っているのに、今更気がついたの…?!)  M

   失礼な家内の言葉に本当に傷ついています。(大笑い)
   なんだ10秒も出なかったのだ。(もう1回笑い)  
   でも言いたかった事は命をお金に換算できないと言う事です。この治療を選んだのは癌がとどまって
   くれる事を信じ、高い費用を気にしながらも、でもお金に換えようのない事だということ。
   いろんな自由診療がありますが、今リンパ球の培養における免疫治療が一番手の届く治療で、一番副作用の
   ないと言う事です。ぜひこの治療が保険適用になる事を祈るのであります。

  12月16日(火)

   9月16日以来のT病院の診察でした。インフルエンザ予防接種の時にお会いしているので、T先生とは
   2週間ぶりです。
   5日のPET検査の詳しい説明を受けた。プリント見せていただき、もし癌があったり、炎症があるとその
   部位は黒くなって出るそうです。幸い私のプリントにはそれが全くなく、心配ないとのことでした。
   T先生に患者さんが沢山いますが、私のように放射線もし、手術もし、抗がん剤もして、3年7ヶ月生き延び
   ている人は大変少ないと伺いました。特に肺がんですからなおさら少ないのだと思う。
   先生にとっても、私が元気な事は少し励みになってくれているのかなあ?何人もの手術や治療をしてきて
   残念ながら命をしまっていきやすいこの病気は先生にとっても辛い別れをやむなくされている。
   もちろん自分のため家族の為にも生き続けますが、先生の為にも励みがいのある患者になろう。
   
   今日はささゆりさんも診察の日で、終わってから我が家に来ていただき、家内とおしゃべりしたそうです。
   晴海トリトンで夕飯を一緒に豆腐会席を食べてきました。尾道にはこの店はないそうです。
   ささゆりさんはお酒は飲みませんので、私一人、軽く一杯いただきました。
   今度は3月9日に診察でこれもまた同じ日になりました。人とのご縁を大切にしていきたい。
   来年5月の15日からの新玉川温泉を予約しました。

    12月13日(土)

   昨日の雨が夕方に上がり、今日は雲ひとつ無い青空の冬ばれになりました。
   朝6時に目が覚め、用意をしてN君を迎えに行き、その後錦糸町のホテルに宿泊されているWさんを
   迎えに行き、久し振りのAカントリーに向いました。
   気温がどんどん上がり、15度近くに上がり、練習をしている時に汗をかくぐらいでした。
   スコアーは前半47、後半52で99回にて上がれました。なんとか100を切れたので嬉しかった。
   今回は高校の友人T君と癌友のM君と行く予定でしたが。T君は上海へ出張、M君は京都に足止めで
   した。せっかくの天気だったのに本当に残念でした。また行ける日がありましょう。
   とにかく体調は大変良い。
     きすけさんのご主人がクリアーできて本当に良かった。OGIじゃないが、“良かった”の伝染が始まりました。
   私の掲示板に来られる方たちにも良かったの伝染が移ってほしい。

    12月11日(木)

   昼から冷たい雨が降りはじめ、本当に冬を感じさせます。
   夕方7回目の免疫治療をしてきました。
   始めた時は「暑い、暑い」と言って駅から歩いたのに、今日は「寒いね」と言うと、息が白いんです。
   半年にわたる治療でした。
   PETの結果を知って出かけているので 素直に免疫治療も効果ありと納得している自分がいる。
   もし結果が悪ければ…”こんなに高い治療をして…この結果?”と泣きたくなる自分がいたはずです。
   生きてゆく事が私達夫婦にとって 検査をするたびに、結果を見る事に不安を持ち続けるのでしょう。
   そして、結果がいいと ”また 生き延びたぁー”とホッとする この連続です。
   不思議です!!!
   手術までの2年間は、CT・レントゲンと画像を見ても癌の画像はありました。
   でも あると分かっていたので、妙に恐怖感はありませんでした。
   今は 無いはずと言う気持ちが 妙に不安と恐怖感をかきたてます。
   この心理的なことはどう説明すればよいのでしょうか…?  M

   本日、自由診療というテーマでテレビ東京のニュース番組の取材を受けました。私のしてきたこの治療が
   保険適用になれば最高です。やはり1回20万円は高い。でも自分の命です。でも生きていれば必ず良い
   時が来る。そう思い続け、いろいろな治療をしていきたい。そして医療の発展が癌を止めてくれる時代が
   来ると信じてやみません。それまではなんとしても生き延びなければなりません。

  12月10日(水)

   今朝、主治医から、PETの結果の連絡がありました。無事にクリアーできました。
     先生からも一安心のメッセージがあり、胸に熱いものがグッときました。
   昨年の12月は咳き込み、一昨年の12月は咳と血痰に悩まされ、今年はどうなんだとひやひやしながら来ましたが
   体調が大変良く、それと同様に検査結果も最高の結果を得られました。
   これにおごることなく、慎重にこれからも一日一日を大切に生きて行かなければならないと気持ちを引き締めたい。
     

    12月7日(日)

   買い物に出かけ久し振りに2001年2月に買った日本トリムの電解還元水整水器のSさんに会った。
   私が余りに元気なもので、ビックリされていた。3年前に会った時は私はずーっとマスクをして暗い顔を
   していたそうですが、今は普通の人になっちゃてと、まるで身内のように喜んでくれた。
   宣伝はするつもりはないが、私達家族はずーっとこの水のお世話になっている。
   ご飯を炊くのも、味噌汁の水も、もちろん飲み水はペットボトルに貯めて冷やして飲んでいる。
   これも私の元気な要因の一つになっていると信じている。
   
   久し振りに家内とゴルフの練習に行ってきました。だいぶ玉は上がるようになってきておりますが、グリーンに
   出るにはまだ早い。私は昨日の今日で、軽く打ってきました。調子は良いかも。

    12月6日(土)

   昨晩からしとしと雨が降っていて、5時40分に目が覚めた時はまだ路面がぬれていて、今日の午後は
   雨の予想であったのに、8時にゴルフ場に着いた時は殆ど降っておらず、スタートの時には雨があがり
   寒いだけで、ゴルフには充分な日和となりました。利根川の河川敷で、風があり、震えておりました。
   スコアーは108回、でもメンバーみんなのスコアーが悪く、14人中4位でした。
   ゴルフが出来るだけでも喜びです。どこか痛い訳でもないし、右脇バラにしびれが少しあるくらいで
   喜ばなきゃいけません。いつも何かに感謝をしています。家内であったり、娘達であったり、神や仏にも
   感謝、感謝です。
   
   4日に家内が書いていた、奥山さんの文章を、私も読んで、この意地の張り方が大切と思う反面、
   泣き叫ぶことも良いことだし、人に言った方が気持ちは楽になる部分もあるのにと思ってしまいました。
   私は弱い人間ですから、しゃべることで自分が背負った重荷を半分に感じられるし、しゃべっちゃうと
   なにか人様は心の底から見守ってくれていると勝手に思い込む。それはすべてプラス思考で思うタイプ
   なのだろう。
   いい事をイメージしたり、薬を飲んでいる時は癌が苦しんでいるイメージをもったり、その思い込みが
   良き結果をもたらしてくれていると信じている単純馬鹿なのかも。

  12月5日(金)

   10時半からPETの検査でした。造影剤を注射し、安静に1時間寝て、撮影が始まりました。
   2回目だったので改めて感じましたが、造影剤を打った後違うベッドで安静にしていればその1時間の間に
   2人は撮影できるのになんで撮影する台で寝ているのかよくわからない。撮影は30分で終わるので、もっと
   有効に使えるのではと思ったのでした。何も無い事を祈りつつ終了。会社へ戻り仕事を続けた。

    12月4日(木)

   雲ひとつない最高のお天気だった。
   日差しが心地よく寒さは感じなかった。 これが12月…ありがたい。
   天気が良いと 家の中の汚れが目立つ、見て見ぬふりも限界仕方なく重い腰をあげ掃除。
   合間をぬって新聞に目を通す。木曜日は朝日新聞の「いのち」のシリーズ。
   「31歳ガン漂流」の本を書いた奥山貴宏さんのことが書かれている。 ウー ”強い” 何で???
   ここに至までの強さの裏側を考えずにはいられない。
   何でこんな若い世代にもガンが…?  100歳まで生きればみんなガンになっても不思議でない
   と言われている。  それなのに何故? 48歳でガンは若すぎると悔しかったのに、最近は
   若い方も多くなり なんだか悲しくなる。
   でも 「若いから、体力があるからこの病気に勝てる」この言葉を信じて行こう!
   明日は、主人のPETの検査日です。
   何もない事を祈る事しか出来ない私です。(いつもの不動尊参りに力が入りました。)
   明日は、朝から食事ぬきと言って美味しそうに夕食を食べる主人に不安はなさそうです。(ホッ)きん妻

    12月3日(水)

   雨こそおちなかったが、寒い日だった。
   昨日、インフルエンザの予防接種をしてきた。後から痛くなったり、左腕がだるくなると言われましたが
   痛くも痒くもないのだ。看護士さんが針を細くしてくれたらしく、打ったときも痛くなかった。
   私は3300円だったのですが、娘は近所で3500円、調べたら2500円〜4500円とばらつきがあるみたい。
   ところが今年はそのワクチンが不足していると言う事です。受ける方は早目が良いみたい。
   今日は隣で家内が打っているところを監視しているので、バトンタッチ

   あやめさんのHPを全部ゆっくり読ませていただいた。
   心に迫るもの、思わずあい打ちする、気持ちが分かりすぎて涙が出る…。
   知ることで前向きに、しらぬが仏、この病気に関しては何が良いのかは今だに結論が出ない。
   どちらにしても言える事があるとすれば…”生きたい、生きなければ” なのかしら???
   気持ちの問題、気の持ちよう、気力、これらが大きいのかしら???
   横で見ている私はいつも思っていることがありました。
    「この人は 絶対に大丈夫! 私が何とかする!」 なんて思いつめて考えていました。
   結局、主人の頑張りが一番でした。 私はいつも横についているだけです。
   私だったら…? ここまで頑張れただろうか…?人一倍怖がりの私にとってここまで
   来られたのは主人と二人だったから…。また 家族が友達が先生方がいてくれたから…。
   あやめさんのHPを読んだこの一日 色んなことを考えました。

   昨日 実家の両親が結婚55周年を迎えたと電話がありました。 55年かぁー いいなぁー。。。
   おめでとう! と同時に羨ましかった! 私達も銀婚式を楽しみにしていた2000年でしたがなんと
   癌が楽しみを奪ってしまいました!  次は30年、癌も5年(6年目)その時は一緒にお祝いしたいものです。
   年齢は増えるけど、年を重ねるのは嬉しいです。

    12月1日(月)

   12月になりました。今年も1ヶ月を切りましたね。結構うれしくてどきどきしております。
   なにがうれしいのか説明もむづかしいのですが、この1年を振り返ると1月の咳き込み、寝汗から始まり、
   不安な始まりだったのが、2月に手術、3月に入って職場復帰、それから何もなく今日まで続いております。
   その何もなく続いて来年を迎えられるのかと思うと、とっても、うきうきうれしいのです。
   まだ、今年はPET検査がありますから、それを乗り越えられれば・・・やっぱりうれしい。
   
   さて12月のタイトルを家内と相談をしました。
   気象庁の予想ではどうも今年の冬は暖冬になりそうだと言うことで、私の身も心も暖冬であって欲しいと願い
   “身も心も暖冬かな”にしました。

   今日は朝から雨模様で、さほど寒くはないものの、さすがに冬に向っている感じがします。
   体調は最高に良く、明日はインフルエンザの予防接種に行ってきます。
   先日Oさんの奥さんが来られたときに、最近ほりきんさんのHP日記の更新がないね、と言われました。
   私の言い訳になりますが、本当に元気だと書く事がなくなるのであります。これは良い事と思ってください。


  ▲TOPへ              ●日記の目次へ            ■2003_11