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7月1日

月が変わってしまいました。
私達の育った金沢では、”氷室の日”と言って昔からこの日に、氷室まんじゅうを食べたものです。
まだ、梅雨は明けておらず…どんよりとした空が気持ちまで…梅雨?

ここらで、体だけは体力をつけ、元気になっていかなければ…。
この季節、ウナギでもと思い買って持って行きました。(夕食には食べてもらおう!)

今まで、税金などいろんなお金の事、パソコン、車の事全て主人に任せて…私は何も知らずに
頼ってきました。昨日、車を動かそうと思ったら…パーキングがどうしても動かない!抜けない!
パソコンには、変なメッセージがあり…警告が入る…ああ…分からない事だらけ…???
どれだけ世間知らずでここまで来たのか…自分でも情けない!
子供の事や、学校のこと、家の事、食べ物の事などは…大丈夫!
こうして、知らぬ間に 夫婦の間に役割分担が出来ていたのです。
それにしても…頼りすぎ?!ナンとか、税金はOK!車は工場に連絡入れ教えてもらいナンとか、OK!
でも、パソコンは誰にも出来ず!
そんな中、先生が「今月いっぱいかな…?」…、…、…、エッ!まだ今から30日と考えると長ーい!
気を取りなおして…めどがたったと思えばいいかー。
聞いてみました。  「外出は…いいですか?」  OK!
胸についてる部分をコンパクトにしてどうぞ!
それでは、外出に挑戦して見るか…?!出来ることから、一つづつ。  

主人の同級生、Iさんが、美味しいパンをいっぱい持って来てくださる。
私の先輩でもあり、AHCCを教えてくださった方です。AHCCの素晴らしさがまた大きく記事として
紹介された本を見せてもらい…全く宣伝していないのに…良い物は広がる!いつも、最新の情報を
ありがとうございます。     M
 

7月2日

病室に顔出すと、向かいのベッドの若い彼(健心パパ)は退院してました。寂しくなります。
7月いっぱいかかると言う事が…結構大きく私に響いてきます。
希望的考えで、地下鉄の定期を買ったのです…その日が目標だけに…。
後は、いかにこの病院生活を意味のある、楽しいものにするかが課題です。

土曜日のシャワー以来今日まで入れなくて…体、髪、とにかく痒い、気持ち悪い・・・。
髪の抜け方も、体の皮の剥けかたもとにかく半端じゃない!
傷を濡らさないように、片手の主人にとってこのシャワーは私と2人でやっと一人前です。
私にとっても、看護する事の大変さを勉強する良い機会となりました。
自分では上手くなったと思っているのですが…主人は恐々かも…??

コンパクトな気胸セット(3900円)を買い求めて…明日の外出準備OK!
美味しいものも食べたいでしょうから…栄養とって来て下さいといってもらいました。
部長先生も、少しづつなれた来た方が…歩くことはすごくいいので…!
心配は一つ、ズボンのサイズ??? 明日のお楽しみです。

所で…”ガンは”の質問に…手術後暫くは心配ないようです、でも、1、2、3、年と再発の心配が…
それが現実のようです。ここからは代替治療の出番ですね。

さぁー、明日は外出だぁー。       M
 

7月3日

大変ご無沙汰をいたしました。本日一時外出をして参りました、ほりきん本人です。
まさかここまで長くなると思わず、自分でも戸惑っています。
朝8時前にT先生にコンパクトな気胸セットを装備してもらい、点滴もはずしてもらい身軽になり
10時半に家内に迎えに来てもらい、着替えました。ウエストは確実に3センチは細くなっております。
髪の毛が爆発しており、カットへ行った。お昼にどうしてもラーメンが食べたく四谷のこうやへ。
わたしが高菜麺、家内がワンタン麺で、お互いにトッピングを半分っこし食べた。元気な頃は量は
多くないと思っていたが、全部食べるのに四苦八苦。病院でいつのまにか胃が半分になっている。
夕飯も家で食べる予定で、家内が何を食べたいと聞くが、なかなか即答できない。とりあえず
病院では絶対出ないまぐろのトロを頼み、家内が買物に出かけた。
今回の入院で、もちろん目的は癌の摘出、それにより咳、血痰がなくなる事。この目的は達している。
まさかの腎機能低下、まさかのMRSA(院内感染)、ひょっとしての放射線の後遺症、皮膚がくっつかない。
これらの要因が入院を長引かせている。日々の日記の中でつい上記の要因がメインになっているが、
一番大切な摘出後の気管支の繋ぎは完璧ですと言われています。
今後狭窄の心配が少しあるくらいで、癌は100%取りきれています。いずれT先生に摘出した肺の
写真や気管支鏡の写真等複写して頂きこのホームページに掲載できると思います。
家にいてもあまりつらくないが、右の上半身が傷口が痛かったり、テープが貼られている所が
痒かったり、いろいろなストレスが混在している。これが一つづつ消えていってくれれば退院だ。
おおよそ後1ヶ月は病院生活になりそうだ。ときどき外出はできそうだ。早く元気になりたいぞー。
 

7月4日

ホームページをなおしてもらい、安心して更新できます。
昨日の外出は私にとって…小さな希望が実現したように思います。
気になることは…疲れなかったか? 痛いことはなかったか? 私の運転に気疲れ??
これはあるかも…私としては、小さな段差、振動にも気を付けたのですが…傷に響くようでした。
でも、気分転換になったことでしょう。
蒸し暑いけど…晴れている…病院に着くと温度管理がされているので ”涼しい” スゥーと汗が
ひきます。昨日の外出で弾みもつき、夕方の点滴がなくなるとのことで…週末には、”試験外泊”
がOKとなってました。   また、一歩進歩です!

術後、かかる可能性の高い ”院内感染” 誰もかからないのに…主人が…心配で、書店で立ち読み
回りに誰もかかってない、これが現状です。予防したのに…主人はいろんなリスクの為に…こんな結果に
なってしまった。
立ち読みでにわかに頭に入れたことを…先生に聞くぞぉーと意気込んで病院へ!
そしたら…先生が、毎日の検査の結果良好!本当の意味で先が見えてきたようです!
そして…外泊。それを聞いたら…質問が飛んで言ってしまいました。
でも、退院する時は、これまでの経過をしっかり説明してもらうことにします。

主人のストレスが少しでも軽くなってくれれば…今月いっぱいの病院生活に少しの楽しみを
見つけてくれれば…もう少しです!  頑張ろう!      M
 
 
 

7月7日

5日は術日で隣のSさんが予定でしたが、朝7時位から体調が悪く手術が延期になりました。
75歳という高齢ですから、無理は出来ません。でも75歳で果たして癌は進行が早いのか、切って
10年、切らずに10年ではなかろうかと思うが、癌という病気は患者を悩ませる。来週水曜に延期。
今日家内のいとこが雑誌をいっぱい持ってきて見舞ってくれた。
6日は主治医のT先生が学会に行かれ、消毒と洗浄は午後になった。13時に家内が迎えにきてくれ
3時過ぎに家に帰った。今回は1泊外泊だ。夕飯は私のリクエストですき焼きにしてくれた。
病院のご飯があきているのと、あまり美味しくないので、家のご飯は格別であります。
夜。家内の弟と次男がお見舞いに来てくれた。
7日、今日は七夕、8時に目がさめました。最高の天気です。
簡易のドレンを下げているが、胸を刺しているので守ろうとしている防衛本能と、右上半身が痛みと、
痒みとが混在し、すごいストレスがあり、特に右肩が凝って辛い。胸のドレンからの培養では
前回は黄色ブドウ球菌の反応はネガティブでした。次回の検査でネガティブであれば胸のドレンが
抜けそうです。今はこれが一番辛いのです。今日は14時まで家にいて、後は病院に帰ります。
 
 

7月8日

夏空の暑い日が続き…梅雨明けもすぐそこまでかしら…それとも台風の影響なのか?

病院の食事もストレスの一つになっていると病室の誰もが言っている。
家に病院のメニューを持って帰り、少しでも何かプラスしてあげようと思い、早い食事の用意をして
病院に出かけました。午後から行くようになれば家の事も出来るので助かります。
暑い陽射しは夏です!病院に着くとホッとします、涼しい!と思って前を見ると主人がエレベータを
待ってました。なんとなく…違うのです…何かが…?!?!。
首の所を見ると簡易ドレーンの紐がなくなっていました。  ヤッパリ…!
胸の肺に貫通していたPIG TAILが外れていました。明日で3週間でしたので…。
背中のドレーンのも細くなりました。
今日は先生にお会いできなかったので…詳しい事は聞けませんでした。
この先の見通しを聞かなければ…何が取れても安心できません!

でも、身軽になった主人は何かに開放されたようで…嬉しそうでした!
でも、シャワーの2人で一人前は続きそうです。

時々、外出、外泊をしながら時の経つのを…先生の治療を信じて待つしかないでしょう!
軽快な足取りで歩く、歩く、これがリハビリです。
ちょっと気になるのは…ものすごく右肩を下げて歩くことです。先生にもいつも ”ほら まっすぐ”と
言われるぐらい右肩が下がるのです。それも少しづつ良くなる事でしょう!

お天気と一緒で、気分の晴れた1日でした。   M
 
 
 

7月9日

なんだか日本の周りには、台風6、7、8とイヤな動きをしているとか…そも為に晴れても蒸し暑い事!

病院に着いたら…主人が「先生からフイルムを貼ってお風呂に入る説明があるので…」と言う事は
私が説明を聞いて 入れるの????? とても不安です。
とりあえず今日はいつものように一緒に入りましたが…結構難しいのです。
本人は、されるがままなので…自分で洗えるところは安心なのですが…私のシャワーの勢いや、お湯の
体にあたる範囲など…私は ここまでなら大丈夫!と思っているのと主人の思っている所と違えば
主人はすごく不安に思っているので…本当に難しいです。
最も、私になら好きなことを言える為に…長くなるといろいろあります。
そんな事とは別にしても…病院生活の中での シャワーは大きな位置を占めていると思います。

夕方には、空は真っ黒になり…いよいよ台風が日本列島に近くなっている事を知らせているようです。
明日は、外出のつもりなので…大丈夫かしら…???

夜、私がとても可愛がってもらった叔母さんが、難病の為亡くなりました。
私と主人の事をすごく心配してくれていたのです、自分が大変なのに…最後に顔を見に行けなかったことが
残念でたまりません!!主人にも行って来いと言われたのですが…私が行けば…変に思う。
我慢したけど、お別れには行こうと思ってます。     M
 
 
 

7月10日

台風の影響で雨、車は混んでいて運転して病院に向かうけど時間がかかる。
10時半約束がもう11時になってしまう。
病室の主人はマスクをしている???
「今日の外出は良いけど…外食はダメ! そしてこれからはしばらく外出禁止! その訳??
白血球の数値が低すぎて…」 また、不安なイヤな話しが…一体何があってそうなったのでしょう?
とりあえず家に戻って来た目的の I中学校の東京同窓会名簿整理しなければ…。
私がパソコンを自由に操作できれば…問題ないのですが…主人についていてもらって教えて
もらわない事には出来ないもどかしさ…!時間がないのに私は、叔母さんのお別れに出かけてしまう
気持ちの焦りで主人とぶっかリます。お楽しみ無しの外出。時間に追われながら名簿の整理をして
今晩から来るといわれている台風の中主人を病院まで送りました。
明日から…この名簿をどうしよう…?
それより、先生にお会いして詳しい事が聞きたい!    M
 
 

7月11日

不安と分からない事、名簿の大変さ、時間のなさ、そんななか叔母さんのお別れに金沢に出かける。
複雑な思いで荷物を用意した、今日のお風呂は次女に頼み…。
とにかく病院に…今日のお昼にOさんご夫婦が見えました。
同じ癌治療をしているOさん、お会いした感じでは元気そのもの! 安心しまた。
気心の知れたOさんとの話しに時間を忘れました。

当然思ってもいない方がお見舞いに来てくださった仕事関係の方、そして主人の上司はノート
パソコンを持って来てくださいました。
これで、病院で名簿作りをする。私が出きれば…それに私は4時過ぎの新幹線にて故郷に
帰ります。
新幹線と在来線の特急に乗って帰り4時間…寝不足の私にとって嬉しい4時間でした。
久しぶりに会う、親戚の方々…いろんな方に主人のこと聞かれて正直なんと答えて良いのか…?
難病の叔母をずっと看病したいとこ…今、病院で看病している私にとって痛いほど気持ちが
分かります! ご苦労様の一言です。   M
 
 

7月12日


お別れは本当に辛いです。
私と主人の事をいつも気にかけてくれて…最後まで心配してくれました。

私も、こちらにいても主人のことが気になります。
携帯で何回か連絡するが…これも病院では気がつけば届くけど…。
でも、次女からも報告があり、主人からは、CTの結果が良かったと報告が入っていてホッと
しました。   M
 
 

7月13日

朝の電車で帰り、午後3時には病院に着きました。
主人と話す時間もなく…先生方の回診が…。
I先生が、「白血球も低いし、貧血もひどいので…今後輸血をする事も考えている」と…。
唖然としてこの話を聞いた私は…ショックでした。
主人に、「なにか質問あったんだろ?」と私に言うのですが…あまりに突然の事で何も聞けませんでした。
また、言われたのが主治医の先生でもなかったので…。
先生が帰られてから…主人といろんな疑問を話しました。
とにかく、先生に直接話を聞かないことには納得が行かない!
なかなか時間的な事で先生に会えないので…ノートに質問をいっぱい書いて主人に渡し明日主人から
聞いてもらうことにしました。
主人は毎日先生と話して今の状況を聞きながら納得している言うのですが…。
私には、?????だらけです。

私の中学校の同級生(いつもホームページに応援をいただきくOGIさん)がお見舞いに来てくれました。
わたしと主人は同じ学校の出身なので…彼は主人の後輩です。主人の病気を知ってから…ホーム
ページを読んでくれて、どれだけ応援メッセージを送ってくれた事か…!
そして今日は顔を出してくれて…嬉しかったです。彼のメッセージでどれだけ元気づけられ、温かい
言葉に慰められた事か…ありがとう!

こんなに元気な主人なのに…どうして…わかんない事だらけです。
明日は、主人がしっかり聞いてくれるでしょう。    M
 
 

7月14日

日曜の為…私が先生に直接聞くことは出来ない。
昨日、分からない事を全てノートに書いて主人に聞くように頼みました。
私が病院に着いたら…明日先生が時間を取りましょうと言ってくださった!

主人は毎日先生に傷口の治療をしてもらう時いろいろ話すために安心している。
でも、白血球の低下、貧血…その為の治療として ”輸血”と言われた時は、あまりの言葉に
耳を疑った…???それも、主治医の先生ではなかったので…ここの病院は毎日先生方が
全ての患者さんの事を話し合い、必ず先生方が回診します。だから、どの先生方も主人の
今の状態を分かってくださっているのです、それは本当にありがたいのですが…今回だけは
ビックリ…何もわからない私は悪くなったの??としか理解できなかったのです。
でも、明日は主治医のT先生に教えてもらわない事には…。
ただ…主人は変ないい方ですが…とっても元気です!

台風の影響でしょうか…暑い、暑い一日でした。   M
 
 

7月15日

とうとうお盆になりました。
今月も半ばになりました、とうとう私の定期も昨日で切れてしまいました。
今日の先生の話で決める事にします。

白血球も低く、貧血もあると言うのに…外出、外泊も禁止なのに…主人はとにかく元気!
これって一体どうゆうことでしょう……???本当に分からない???

出かけられない為、持ち込んだパソコンで名簿作りに賢明です。
主人と今はこの名簿作りに悪戦苦闘しています。でも、この根気のいる仕事をこなす事も
出来るようになりました…私にとって前の2回の外出、外泊の時はあまりにも自分自身に
自信がないようで心配でしたが…今は、反対に数値のうえで心配なのに…元気です。

夜、次女と主人と私で先生と話しました。
私は、失礼を招致で聞きました。
   
  治るのですか…?
  なんで感染したのですか…?
  なんで白血球が下がったのですか…?
  なんで手術でもしなかったのに輸血なのですか…?
  いつ傷の縫いなおしですか…?
  今の状態で縫いなおす事が出来るのですか…?
  なんで他の方は誰も感染しないのに、主人だけが…?
とにかく、何も知らない素人の質問なのですが…。
まず、治ります!条件の悪い手術だっただけに…放射線を当てた弱い所に起こった感染
そして、術後の体調がとても悪かった、白血球と貧血は感染症の治療に使った為の副作用です。
でも、そのおかげで一番心配した胸の胸水には感染がなかった!これが一番怖かった…!
主治医のT先生は輸血を反対してくださった、だから鉄剤だけは飲んでくださいと…。
もちろん数値が良くなってから傷の方をやります。
一応今月を目標に頑張りましょうとのこと…この地球上には数え切れないくらいの感染症があります。
弱い条件の悪い時にたまたま主人に…。
私は白血球=全ての免疫力と思っていました。
所が白血球の中にも5つぐらいのいろんな作用があるようです。例えば、菌に強い、癌細胞を食べるとか
いろいろ複雑なようです、それも今日先生に聞きました。
まぁー時間がかかりそうです、定期も買ってくださいと笑って言われました。
これこそ覚悟を決めて先生の言う通りに頑張るか!
話を聞いてよかった!何より、主人は先生を信頼しているし、安心して治療してもらっているので…!
隅田川の花火(7月27日)も病室からの見学になりそうです!   M
 
 

7月16日

台風が関東に直撃か…?!先週に引き続きまた、日本を襲います。
思ってたより関東は…でも、かぜ、雨、午後まで不安定でした。
台風の為休みになった次女と2人で病院に出かけました、今日は1人じゃないために…水や、お茶
など重いものを持ってもらい助かりました。

今日のシャワーの前に先生がいらして、背中の傷に透明フイルムを貼り、3ヵ所のドレ−ンの穴も
保護してもらいました。
これで…お湯をかけても良いとのことです。本格的に1人で入れると言う訳ですが…やはり私も…。
でも、いつもより一歩ひいて横で見ている事に…透明フイルムから見える傷を見ているとやはり私は
不安でザァーとお湯をかける気にはなりませんでした。
やはり私も手伝い、おそるおそるお湯をかけてみました…1ヵ月半ぶりにかけた右肩…その周りの
皮膚はざらざらしています。傷の周りを初めて洗った為…いつまでも垢がポロポロ出るのです。
長い期間であったので主人にとっては本当に気持ち良かった事でしょう!
また、一歩進歩なのかも…! 私は時々不安になっているけど…主人はよく我慢しています。
先生との毎日の傷の治療と会話が主人にとっては…信頼となっているのでしょう!
こうして時間はかかりますが…気長に、気長に…!!!

根気も出てきて…大変な名簿作りも少しづつ進んでいます。ここの所ノートパソコンとにらめっこの
毎日です。   M
 
 

7月17日

久しぶりに次女の学校の観劇会に出かけました。
子供達とお昼を食べ、ミュージカルを見て…。
病院には夕方まで行けませんでした…  今日のメニューを確認してあったので…長い時間行けなくても
気が楽でした。食事でも少しは貧血にプラスになれば…と考えます。
そして長い時間が経過した為、病院の食事には飽きてきています。
あくまで病院は考えてくださってるのですが…期間が長くなっている主人にとっては…やはり…。
多少の気分転換をと考えてくださった次女の友達のお母さん方には、随分気持ちのうえで助けてもらって
ます。でも、私の生活がすっかり病院中心になってしまい…気になって仕方ないのです。

今日は、手術の時に開けたドレーンの穴の抜糸をしてもらったようです。
また、一つ前進…!
今日の回診で、同室の2人の方が退院のめどの話が出てきてます…主人より1ヶ月も後に手術を
したかたばかりです…羨ましい話です。
本当にこの6人部屋の、古株の、古株になりそうです。   M
 
 

7月18日

毎日の名簿の点検は本当に疲れます。
私のいない時間は一人で進めている主人の仕事ぶりには…ビックリです。

お蔭様で、白血球も少しづつ上がりはじめました。
本人が元気なので安心ですが…これで数値が良くなって来たのでホッとします。いろんな薬が
ありますが…今回思いました。
薬は、確かに効きます!  でも、副作用と言うおまけが必ずありますね。
抗生剤を辞めたので…白血球も戻り始め、体の皮の向けるのも落ち着き、髪の毛の抜けるのも
なくなりました。
副作用で一番言われる ”抗癌剤” が代表のように言われますが…どんな治療も本当は副作用と
背中合わせの治療のように思います。
でも、この薬がいろんな病気を完治させている事も事実です。
主人の場合も…感染症を治すためには必ず必要だったのですが…。
後は、自分自身の自然治癒力が一番ですね!

暑い中、次女が焼き立てのお好み焼きとやきそばを差し入れしてくれて…さみしい夕食が華やかに
なり…外出できない主人にちょっとだけそとの気分を味わってもらいました。  M
 

7月21日

7日以来の外出をしてきました。白血球がようやく、3700に上がり許可が出ました。
昨日金沢からMさんご家族が車で御見舞いに来ていただいた。
今日は朝5時半に採血があり、家内が昨日買って来た菓子パンを7時に朝食、じーっと待っていたら、
9時半過ぎにT先生が消毒に来られた。背中の傷は大変良くなってきているとのこと。
今日も壊死をした筋肉をハサミで切って治療をします。切っているのは痛くないですが、治療後は
さすがに少し痛い。
今後は月曜日から、酸性水で傷口を洗い黄色ブドウ球菌をやっつけていきます。来週中に傷口が
塞がる予定で、そろそろ退院のメドが起ちそうです。
背中の傷は開いている所が約8センチで巾は15ミリぐらいで、上は丁度肩甲骨の下が見えるようです。
今はガーゼをつめて、ガーゼで覆っています。
10時半頃に金沢から義兄が見舞ってくれた。ありがたいことです。感謝しています。
 
 

7月22日

今日から傷口を洗う…どんなふうに洗うのかしら…???
先生に傷を見せてもらってから…あんなに怖いし、気持ちのよいものではなかった…でも慣れて来ました。
何より、本人が見えない為本当に良かった!
酸性水の匂いを主人も、私も鼻の所までもってきて嗅ぐ!
キズの所を酸性水のついた脱脂綿で洗うけど…不思議と主人は痛がらない…???
先生と私は不思議で仕方ない…こんなにぱっくりと開いているのに…本当に不思議です!?
だからこそ、治療できるのかも…毎日少しずつ先生と主人の根気は凄い!!
私の目から見てもきれいになってきています。先生が言うには、最終段階に来ているそうです。
私も、心からそう願いたいものです!
同室の2人の方に、そろそろ退院の話しが…そして、今日無事手術を終えた方も…。
いくら遅れてもその方と同じ頃には…退院したいものです。
元気になっての一番の望みは…皆さん食事!食べる事のようです。
後一歩…ガンバレ!!    M
 
 

7月23日

お風呂の為に急ぎ病院に…。
背中の傷にまた透明フイルムを付けてあり、ドレーンの穴はそのまま、また一部開いている所も…
先生がお湯をかけてくださいとの事…なんと怖い事を…。
おっかなびっくりでシャワーへ。 2人で覚悟して背中にザァーとお湯をかけました。
確かにかけていいなら私は必要ないのです。でも、横で見ているだけでも…はらはらドキドキです。
髪も思いきり洗える、飛び散るお湯も気にしなくていいなんて…本当に楽です。
入ってから先生が消毒するようです。
自分の免疫力を信じなさい!とのことです。
驚く事だらけですが…私も日に日に慣れて来ました。
主人は、お風呂場の鏡で自分の傷を見ていました…でも、覚悟してお湯をザァーと…。
また、一つ進歩!

1ヶ月半一緒に過ごした隣のSさんが今日とうとう退院しました。
また、越されてしまいました…寂しくなります。   M
 
 
 

7月24日

とうとう手術の為の入院より2ヵ月が経過しました。
確実に良くなってからの退院ですので他の方のような不安はありません。
結構周りの方は…多少の不安を抱えての退院もあります。その点…主人には長い時間がかかったけど
体はすっかり元気、呼吸には問題がない、咳も血痰もなし!後は傷が治れば…!
回診の時、酸性水で傷口を洗う事で良い方向に…今週いっぱい洗い、先が見えてくる!
最後の仕上げに向けて…もう少し!もう少し我慢して下さいと言われました。
いよいよと言う所まで来たようです。
先生の言葉を信じて、もう少し私も頑張るか!!
考えると…先生、看護婦さん、同じ病室で出会った方々全ての人に毎日、毎日助けられました。
後は、この生活を楽しんでください!   M
 
 

7月25日

背中の傷の1回目検査の結果、良かった!
こうして1回、2回、3回とOKが続けば…今週いっぱい洗い結果OK!ならば…。
来週にはもう1度縫う、そうすれば8月になってしまうけど…10日頃をめどに 退院です。
今月いっぱいと言うことでしたが…私から見ても8月にはかかると思ってました。
根気のいる治療ですので…今更焦っても…全てキレイにならなければ…傷は縫ったけど…
後でまた炎症なんてことになれば大変です。
ここまで来たのです、先生が納得出来るまでお願いするしかありません。
でも、本当の意味の先がハッキリ見えてきました。
まだ、2週間もありますが…主人も私の事を気にかけてくれて…「毎日でなくてもいいよ!」と
言ってくれます。でも、そんなに簡単に割り切れる事ではないのです。
今のような元気でも…いつも気になるのです。
やはり、家族が家に4人揃うまでは…!
先生も、多少痛い治療を受けている主人も、私も、根気ですね!?!ここまで来たのですから…。 M
 

7月28日・29日

今日は久しぶりに外泊許可を頂いてきました。車を運転して帰ってきました。車が運転できる
くらい元気だと言うことですね。
昨日27日は、朝の回診で先生から、2回目の傷口の培養はネガティブだと報告をもらいました。
夕方H部長先生から、もう1回ネガティブなら縫合手術をし、即退院ですねと言葉を頂きました。
ようやく退院の二文字が見えてきました。
昨日の夜は隅田川の花火大会があり、私達の1030の部屋からなんと第一会場、第二会場が両方
見ることが出来、1時間あまりの素晴らしい夜空のショーを見る事ができました。
部屋には家内や次女、T先生、Y先生、T看護婦さん、S看護婦さんがちょこちょこ顔を出されていました。
今晩だけは面会時間はだいぶオーバーをお許し下さい。
今日1030の入り口に入院していてるM君が抗癌剤1回目の治療を終え朝退院しました。
次回は8月5日に再入院とのこと、それまで僕がいるかな、なんて話しをし見送りました。
私が今日外泊すると、部屋は2人きりです。MジーチャンとMさんです。2人ともガンバレ!
友人のありんこがピンチです。ホームページの日記を読んだら、最終ラウンドと言うタイトルで
応援団へのありがとうメッセージが書かれています。大変ショックです。1回玉川温泉で一緒し、
私に湯の入り方や岩盤浴を教えてくれたありんこ。そして同じく玉川で一緒だったNECOチャンも
名古屋のガン研に入院している。2人とも一日でも一日でも長く和らいだ日々が続く事を祈る。
 

7月30日

とにかく元気で時間をどのように過ごそうか…?等と言えるほどになりました。
車の運転は私がするより、自分のペースでする方が傷に負担が無いそうです。

手術からもう2ヵ月の時間が経過したのですから…。
朝1番に電話が入り…「昨日の結果もOK」これで3回いよいよです。
さすがに嬉しい声でした!

向かいのベットのAさんが戻ってこられました…奥様も、娘さんもホッとしてられました。
すごく分かります!術後の大変さ、怖さ…私もつくづく感じたからです。

回診の時先生から…「結果が良かったので、いよいよ金曜日にでも傷を縫いましょう」と言われました。
詳しくは、主治医の先生から説明を聞いてくださいとの事です!
経過を見ながら3・4日で…退院か…?!
とうとう8月になってしまいます…とにかく時間はかかったけど良かった!
もう1度痛い思いをするけど…がんばってね!    M
 
 

7月31日

とうとう7月も今日で終わりです。
毎日の猛暑を知らずに過ごす病院生活は病院通いする私には本当に助かります。
でも、主人には一日が長い事でしょう…?!いくら歩いても、歩いても、この守られた中では…
リハビリは、この暑さ、空気の悪さ、寝苦しさ、地下鉄の階段など…普通の生活で鍛えなくては
などと話してます。

今日の回診で 「2日には、傷を縫う事にしましょう!そして明日主治医から説明を聞いてください」と
言われました。
とうとう、待ちに待った日が来たようです!2日が過ぎれば…様子を見て、気管支鏡の検査もやって
順調ならば…。
本当に嬉しい話です。 主人にとって、今一番嬉しいのは…傷の周りの”テープ”の生活が無くなる!
貼り続けたテープは背中右半分の至る所に”テープ負け”皮が剥けたり、水ぶくれになったり…皮膚が
ボロボロです。よく我慢したものです。
とうとう来ました…本当に、本当に後一歩!    M
 

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