朝、「おはよう!」と声を掛けて カーテンを空ける…。この時の主人の顔で、今日は元気、それともちょっとダメ
かなぁーが 分かるようになりました。今日は…ダメ!
熱もないのに、全く元気がない! 身体がだるい!身体がだるい!と言って、眠るばかりです。
でも、次女のお土産のチーズケーキを少し食べたり、長女と一緒に歩いてみたり…それが、私には無理しているように
見えて仕方ない。
夕食は、殆ど食べれない…横になる。 おかしい・・・?熱を計ると37、7℃…やっぱり熱!
日本対ロシア戦を見る準備は万端!9時でTVが消えるので、その後はラジオの準備もOKなのに…この調子じゃダメ
かもね。準備OKで帰ろうとしたら、T先生が、手術で取った 肺の断面図を見せに来てくださった。
断面図は、ナンと言っても リアルです そして上葉肺のどの部分に 癌があったのか…正確にわかりました。
どの部分が 癌で どのように広がったか…広がった部分の癌の微妙な違いなど、しっかり見せてもらいました。
そして、先生は 「とにかく取りきりました」と言ってくれました。
娘に、「いつでも、見せて欲しかったら…言いなさい」と、また、すべて後で下さるそうです。
いつも 偶然ですが、説明を聞く時 次女が一緒なのです…それで、高校生にもわかるように気をつけてくださる為
私も助かります。
主人が、見れたか、聞けたかは別として…ワールドカップ日本は 史上初の勝利!
私は、勝手にこの勝利が…我が家にも来ると思うことにしました。 M
朝から、熱、38℃、顔は真っ赤、何も食べられない!
私の作った物ならと言われ…朝からお弁当を作ってきたのに…残念!
とにかく辛そう、でも何もしてあげられない…本人も、どうして…?と言う顔で私を見る。
血液検査のデータは少しづつ良いのに…先生も何回も見にいらっしゃる。
熱の為、関節が痛く足がだるい!身体の置き場所がないと言う、口も渇く、ただ先日頂いた桃だけが唯一
美味しいという…なんでもいい、食べられるものがあって。
昼食も食べたのはうどん数本…やはり食べられない。とうとう38、5℃と、どんどん上がる。
氷枕とタオルでおでこを冷やし、左手の腋も冷やすとやっと眠り始める。
今日は、次女の友人のお母さんと主人の高校時代の友人が来る事になっていて…喜んでいたのですが…
これでは…??
CTに呼ばれ出かける、38、7℃まで上がる、先生が体力の消耗を防ぐため 「もう、切りましょう!」と言った。
Sさんと、Tさんが来てくださるが本格的に治療が始まる。
高校時代の友人が来てくださった頃にはもう、処置室へ。30分ほどで戻ってくる。
かなり痛い思いをしたようです。大量の膿を出し、穴を開けドレーンをつけて戻ってきました。
痛かったけど…悪いものが出るので熱は見る見る下がり始め、待っていた友人と話す事が出来るぐらいに
回復しました。
術後の抗生物質にアレルギー反応をおこし、腎機能の低下がこんな事になるなんて…?!
でも、なんとか熱が下がり身体も随分楽になりました。
看護婦さんが、「随分 痛かったと思います!よく我慢されてました」とおっしゃってくれました。
熱が下がり…お腹もすいたようです、朝から殆ど食事が取れてないので…夕食は、少し食べられました。
回診でいらした先生に 「先生どうですか?」と聞くと「ドレーンをつけたので…入院が長くなります」と言われました。
まぁー仕方ない!時間をかけてゆっくり治すしかない!
ワールドカップの勝った余韻を持って病院に出かけたのに…一変…上がったり、下がったり、ホッとしたりの
変化のありすぎる、ながい1日でした。なんだか…少し疲れました。でも、帰りには楽そうな顔だったので
良しとしよう!!
これで、ひとやま越えたかも….。 M
午後先生が見に来る。
今のままで行けば・・・胸の水も取らなくても・・・?!とにかく様子を見ましょう。
おそる、おそる・・・「先生 少し時間かかりますか?」 掛かりそうです、6月はまず 無理!7月…どうなるか?
覚悟をしていたけど…やはり時間掛かる この際徹底的に治してもらいましょう!
なんとなく、主人も、私もそんな気がしていました。
2年間、癌と言う病気を持ちながらここまで頑張ってきたので、今は、身体を治す事だけ考えましょう!
午後は、心地よいいびきを小さくかきながら…気持ち良さそうに眠っています。
寝顔を見てこんなに安心した事はありません。
3時過ぎ、シカゴのKさんがお父さんと一緒に来て下さいました。
メールで知り合い以前からの知り合いのように思ってみましたが、この時 ”初めまして”でした。
若い息子さんは、お父さんの為に一生懸命です、ガン患者のお父さんも横でニコニコ話をしながら…穏やかです。
どう見ても…癌患者には見えませんでした。
治療に対し、いろいろ考え、悩み、これからを考えている息子さんは 本当に頼もしさを感じました。
こうして家族が一緒になって考える…気持ちが安定、これは必ず、良い結果を呼ぶに違いない!!
”病は気から”コンな言葉がありますが…気持ちの安定は、とのかく大きい!
その後、会社の方が顔を出してくれて…今日の主人は、誰にお会いしても安心してもらえるでしょう。
術後、一番気楽になれた1日です。どうぞ、明日もそうであってください!! M
午前中に、本社より 社長、専務、東京営業所の統括の3人の方がいらっしゃった。ここの所見違えるほど元気に
なったので…3人とも安心して帰られました。
次女の友達のお母さんより連絡があり、3時半からの学校の用事に出かける事にしました。
その間に、金沢からの主人の母、姉、叔母さん達がいらっしゃるけど…高校生の次女には何も出来ないでいます。
その時間はサッカーで一番楽しい時なので…また、主人も少し余裕がでてきたのでしょう、行っておいでといってくれました。
1度家に戻り着替えて、久しぶりに高い靴、少しオシャレして出かけました。
戻った時は、サッカー日本勝利で、全ての人が勝利に酔っているように思われました。
この記念すべき試合を元気に応援する事が…今までの楽しみだっただけに、本当に良かった!
夕方、神奈川にいらっしゃる叔母さんと、従妹もお見舞いにいらしてくださり、賑やかで、楽しい1日でした。
また、主人の同級生のIさんも…Iさんが前に来てくれた時は最悪で…目を開けるのがやっとでした。
鏡は以前より元気そうで良かった!
帰りに先生から、そろそろ炎症部分の消毒も始めますと言われました。
一つ、一つです。
追伸
今日の担当の看護婦さんSチャン、とても可愛い娘さんです、私達に早く子供が出来ていれば…この位の年齢でしょう。
そんな娘のような年の若い看護婦さんが、「堀さん、大丈夫…疲れてない?」と私に声をかけてくれました。
「ありがとう、大丈夫」と言って答えた私ですが…エレベータに乗ってから、あまりの優しさに涙が出てきました。
正直疲れてます。疲れて子供達とぶつかる事も、また寝不足も…そんな時だけに…この言葉が身にしみました。
ありがとう!まだまだ頑張れます。力が湧いて来ました。
M
体調は、日に日に良くなっているのですが…血液検査の結果もです。
傷口を洗浄する予定が…一部止めなおしになりました。なんか全てが空回りしているようです。
ただ、本人の元気は以前と違う事と、熱がでなくなっただけでも随分楽になりました。
今まで、大変だったから書くの忘れていたけど…術後、一番大きな事、血痰、あのひどい咳がなくなりました。
咳するたびに出る血痰にビクビクしていました。そして、咳の為に腰まで痛めてましたがそれもなくなりました。
いろいろ大変だったので…また、術後これが当たり前になっていて、つい忘れてました!!
これは 大きな幸せです!!!!!
東京に単身で6ヵ月間仕事になった、甥がお見舞いに来てくれました。
私から見ると随分元気になったつもりだったのですが…彼は2、3ヵ月ぶりに主人に会ったのでかなりショックだったようです。
見た目も6キロは痩せましたから…と言うより利尿剤で搾り取ったようです。
おかげで…若い頃の主人に戻ったようです・・・・・?!
落ち着いてはいるけど、この先どうなるのか…?考えさせられた1日でした。 M
日曜日だけど…先生に話聞けるかな・・・?????主人は先生はもうすでに顔見に来たと言うので、残念!
でも、またいらっしゃったので聞いてみました。
なんで傷の治りが悪いのですか?
「放射線治療した所の皮膚が、ミイラ化していて血管が通ってないため、とてももろい!」
腎機能は?
「もう、大丈夫です!」
炎症は?
「スッキリとは言えないけど…かなり、胸の水はこのまま様子を見ます。」
取れない時は?
「切るかも…?でも、さけたいね!」
以上が先生の解答です。
外の傷は、時間がかかってもいい…後はまた、肺のくっつきと縫い合わせた所の傷のちじみ具合だそうです。
その為、明日は造影剤を使ったCTと明後日の気管支鏡です。
説明を聞き納得!!今更ながら…悔しい!!放射線にこんなに大きなリスクがあるとは・・・!!
2人の娘達も来てくれて喜んでいました。
時々焦りも見えるけど…ゆっくり行こうね! M
午後からCTでした、お昼ぬきだったので、お昼を食べたのが2時頃でした。
なんだか元気がない! すぐ横になるし、うとうとする これではダメなのです。
お風呂どうですか?と聞かれても…あんなに好きなのに NO もちろん完全に入れるわけではありません。
腰から下だけです。髪だけは1日おきに私が洗います、髭は自分で剃れるようになりました、細かい所は
私が手伝います。毎日、身体は全部熱いタオルで拭きます。
抗生剤の副作用で身体の皮が・・・特に手の指先の皮がむけ、熱いものが触れないのです。
頭の皮、手、傷口のある上半身の右半分とにかくぺらぺらとむけます。いろんな治療と副作用はつきものです。
夕方、先生が早速にCTで撮ったフイルムを見せてくださいました。
以前のものと比べると随分きれいになってます、後少しですが残すと…胸の水、炎症などは悪さをするので…
取りきる事、洗浄をしなければいけない。
でも、見るからに良い結果なので元気を出して欲しいものです。
多少、入院生活に疲れが見えてます。 熱があり苦しい時はなんとかしたい!その気持ちが大きかった。
今は、ものすごく辛い部分が少なくなってきた分、違う事に疲れ始めていると感じました。
これからは違う面での精神的ケア-が必要になってくるのでしょう!
これは…少しでも元気になっている証拠なのかも…???
今日は、遠く北海道から友人のYさんが来てくれました。退院したら…2人でいきたいなぁー。
私も、主人が退院したら一緒にやりたい事いっぱいあります!その日を楽しみにしています。 M
病院に着いたら検査に降りてました。2時半に戻り のどの麻酔の為話しづらく、飲み物も3時半まで禁止。
どうもその後、いよいよドレーンをもう1本入れるようです。いつものように、気管支鏡の後は 微熱。食べるどころか
ぐったりしているのに…3時45分からCTを見ながら入れる事に…。
楽しみにしていたワールドカップの日本対トルコ戦が始まると同時に出かけ、終わって帰って来たのが…試合の
終わる3分前でした。
またまた、痛々しい姿で…結局、私も試合どころではなく、あっち行ったり、こっちに行ったり落ち着きませんでした。
久しぶりに、食べる元気もなくなりました。
でも、痛い思いをしただけに…汚い膿がたくさん流れて出ていました。後は、時々顔をしかめながら静かに寝ていました。
先生が気にして見に来てくださって・・・「痛かっただろうね!」と主人が眠っているので…小声で私に話して行きました。
6時半からまた、レントゲン! 帰ってから…痛いけど今日は殆どここまで食べていないためなんとか夕食は食べました。
ここが以前と違う所です。
また、先生が飛んできて…朝のレントゲンと、ドレーンを入れてからのレントゲンを持ってきました。
「痛いことばかりだったけど…いい話もしないと元気でないね!」 と見せてくださいました。
確かに ”違う”。 写っていた袋のような影は見事に消えました!少しでも、いい話なんだから元気だしてと見せてくださった
先生の気遣いに感謝です。
7時以後の、先生方5、6人の回診では、H先生から(呼吸器のトップ)「大変な思いをさせてしまって…でも、今日の気管支鏡の
検査で、1番心配していた経過が良く!これでこのままいくでしょう。後、身体の外のことは時間がかかっても治ります。
よく頑張りました。」といわれました。
これを聞いて 痛い思いをした主人もどれだけ安心したか…!
私も、ドぉーと疲れました。いつのまにか外の雨も上がり…意外と足取りは軽かった!それはやはり…結果がついてきたから
なのでしょう。 後は、良くなる事ばかりです。 M
梅雨の休みの1日、からっとした気持ちの良い天気です。
毎日の病院から持ち帰る洗濯物も今日は渇くでしょう。
窓際にベッドを移してから、お天気の良い日がありませんでした。10階の窓から見る景色は最高です。
病室中が明るくなります、気持ちも明るくなって当然ですね!
昨日の痛い治療での、右の鎖骨の下7、8センチのところから刺した針(カテーテル)は、何と肺を貫通しているとか・・・!
人間の体は、不思議で???いっぱいです。
右腕、腋の下には2本のチューブ…腕も上がらなくなり、寝返りはずっと出来ないので…なんだか見ているだけで
体中が凝りそうです。でも、残っていた悪いものが出たためにこれで、体内の問題は解決?!かも・・・。
後は、外の皮膚です! もう1度縫いなおすようです。外の傷は見えるから…大丈夫です。
ちなみに、レントゲンで見えるカテーテルはくるりと回ってまるで豚のしっぽみたいです、そんなこと言ったら
不謹慎かな?と思っていたら…先生がレントゲンを見せてくださった時に見た目のまま、pig tailと言うそうです。
入院生活に先が見え始めました!
髪を洗い、髭を剃り、体を拭きパジャマを替える…すっきりこれで気分は最高!
気持ちが良いこの日に合わせたように高校の同級生の、Sさんと、Iさんが来てくださって最高潮。
今までのなかで1番元気にお見舞いの方に会えた日でした。
今だから言える。病院生活のいろいろ…私なりにいろいろ書いたのですが…本人しか分からない事で、今だからこそ
言える事、いろんな体験があるようです。
その、笑える一部を聞いて友達と大笑いしていました。
主人がこんなに笑ったのは…大きな声が戻ってきたのは…久しぶりです!元気になった証拠!?
友達はありがたい!!どんな時も友達の存在は大きい!!
退院したら…主人が体験した事、痛いけど笑える事、可愛い看護婦さんとのエピソードなどなどを書き入れるそうです。
今から楽しみです。
こうして笑って話せる事が、また良い薬なのでしょう。 M
夜があまり眠れない…6人部屋の人が殆ど言うのです。
2・3日前から個室に重病人の方がいらして、その部屋から何かを知らせるアラームの音が頻繁になるのです。
皆さん その音が耳について眠れないようです。 その為か…お昼にどうしても昼寝をしてしまうので…悪循環!
主人もそうなんですが…6人とも、いびきが凄い!主人は、ガンになってお酒をやめてからは全くかかなかったのですが
今は、右に2本のドレーンがあるために 右手も上がらず、寝返りをできないためどうしても、上を向いて寝る為です。
明日、手術の方が落ち着かないようです。
また、手術の後、抗癌剤治療をしたいる方は…見る見る元気がなくなりました。
いつも、1番元気だったのに…何も食べられなくなり、匂いが気になるそうです…まるで私のつわりの時のように
食事になると一段と元気がなくなる…みんなで気になり元気つけているのですが…まだ、みんないるから気はまぎれている
のかも知れません。
放射線の副作用がこんなに主人の術後を苦しめたけど…抗癌剤もやはりと思いました。
主人の背中が 大噴火、小噴火…とも言える傷口の間からドレーンに流れ込まないで…背中から出てしまいました。
幸い 痛くもないし、熱も出る訳でないので…すぐ処置をしてもらいました。
体内に持っていては良くないものなので…出てくればいいか…などと先生と話しました。
来週になったら…くっついていない背中の傷を少しそいで、またキレイに縫いなおします。
これで最終段階のようです。その後は、炎症部分の洗浄です。今日の噴火のように…傷が治ってないとそこから大噴火
するそうです…今朝、先生にそのような説明を受けて、来週にはキレイに縫いなおしましょうと言われていたのでした。
なるほど…こんなふうになるのかぁーと、変に納得!
でも、主人の体調はすごく良くなり、食欲も戻りつつあり、食べる事でなお回復するように思います。
雨の中、2枚分のパジャマを持って帰りました。(噴火のおかげで洗濯物が…ふえたー) ああぁー雨止んでくれないと…
洗濯物がーこまったなぁー。
私のひとりごとです。 M
1日雨、次の日は暑い晴れの1日…今日は晴れの1日。
手術日です。同室の方が朝から手術…。でも、集中治療室にも入らずにお昼の早い時点で病室に戻って来られたので
安心しました。 少し前の1日を思い出させるような…。
午後には、私の従妹が、アメリカに出かける前に顔を出してくれました。
主人の傷と話を聞いて…タバコ辞める気になったといってくれて…嬉しかった!
今、タバコを吸っているかたが…辞める気持ちになってくだされば…。
こんな痛い思いはしない方が幸せですから…でも、ここの所見違えるように、体が楽になってきたようです。
先生から、「胸のところから洗浄を始めます。」といわれる。とにかく、1つでも体から何か外れ動きが自由になれば
嬉しいのです。
夕方、Kさんが来てくださる。皆さんこの私の、下手な日記を読んでくださっているとか…?!
機械に弱い私が…夜、パソコンがおかしくて…電話も全くつながらなくなり…焦る、焦る…どうなったのか???
困りに、困り…主人の友人Sさんがパソコン教室の先生なので…電話で教えてもらいました。でも、それから不安で
なかなかここに書き入れる事が出来なかった!
今、女ばかりの我が家にとって…いろんな面で主人の大きさを感じています。
お互いに、相手の存在の大切さを確認する、また、反省したり、今後を考える良き時間なのかも…!
明るさ、元気を取り戻した主人を見る事が出来るようになったおかげでそんなふうに考える事が出きるようになりました。 M
今日から、先日入れた肺のほうの洗浄が始まりました。何回か繰り返し洗浄し、戻ってきた中がきれいになれば…。
次に進む事が…出来るのかも…。
ささやかですが…最高の出来事!下半身浴。25日ぶりに入るお風呂。右手に点滴があるため…私が一緒に入り
いろんな所がお湯で濡れない様に気を使いながら…洗う、洗う、洗う…きりがないほど体からボロボロと皮がむける!
一皮剥けて、いい男に・・・なんていろんな方に冗談を言われましたが、本当にそうです。
体重が減ったの?と思うぐらい…毎日着替え、体中きれいに拭いていたのですが…お風呂に勝るものなし!
次の火曜日が今から楽しみのようです。
今回の、主人の看病で私はいろんな事を学びました。看病、介護の大変さ、家族の誰が病気になっても…生活が
全て狂ってしまう怖さ、ちょっとした事で傷つけあってしまう疲れきっている神経…考えさせられることでいっぱいです。
私もいっぱい勉強になりました。 M
6月と言うのに肌寒い1日になりました。病院はいつも温度が一定なので助かります。
寒かったり、熱かったり、元気な人でも体調を壊しそうです。梅雨ですから…仕方ないかも。
大阪からの友人のおかげで…私自身も気持ちが休まりました…もちろん主人が安定してきた事、このように治って行く
と言う先が見えてきた事も大きいです。
彼女の関西人の底無しの明るさで…お腹抱えて笑う事が、今の私には本当に癒しになりました。忙しいのに、疲れるのに
また、夜行バスで帰って行きました…また明日は休まずに仕事するのでしょう。ありがとう!
今の主人の苦痛は…自由が効かない体、からだの右側部分の傷の痛み、そして痒み…テープ負けで皮の剥けるところ
赤くなっている所…いろいろ。そして長くなっている入院生活。多分、私なんかが想像できないくらいのストレスがあると
思います。 もう少しです ガンバレ!
夕方、会社のT君が奥さんと一緒に来て下さいました。
久しぶりに会社の話も聞きました、みんなに焦らず、ゆっくり治して下さい、と言ってもらいありがたいです。
男の人は、仕事もやりがいの一つですから…元気になって仕事に戻る事は目標です。
日曜の為に病院もなんだか静か…忙しいのは走り回る看護婦さんばかりです。
私にとっては…穏やかな日曜日でした。 M
主人は今日、7階のグリルに私とコーヒを飲みに出かけました。
体は…皮が剥けて、痒い、ボロボロ、2本のチューブは自由を奪っているものの、気持ちはもう早く退院して
家でのリハビリと美味しいものを食べる事を考えるようになりました。
これって…へんないい方ですが、健康になった証拠です。 一応、痛い治療はもうないかも…?
これは希望ですが…?! 本当に後少しの辛抱です。 M
地元の揚げ物やさんで作ってもらったアツアツのコロッケ、カツ、などを持って病院へ!
雨の為に足元が悪く滑りやすく…地下鉄の階段は気をつけなければ…。
仕事の事で会社の人が来ている…10階ロビーで話している主人は少し痩せたけど…やつれた感じは取れました。
富山からもOさんが訪ねてくださる。
前のベッドの方が退院してすぐに次の方が…若い人です、昨日きて、今日手術!ガンではないので…。
時間の短い手術でしたが、術後の麻酔がきれたか、きれてないような状態で眠っているのを見ると…やはり手術は
大変だと思います。でも、若さであっという間に元気になることでしょう!
私は、途中から御徒町へ行って次女の友人のお母さんと会う…主人も落ち着いているので…私の気分転換にと誘ってください
ました。歩いて出かけましたが…これで 天気が良ければ最高です。
私はこうして気分転換できるけど…主人は病院の中なので…なかなか。
先生に今後の事を聞きました。
今は、時間の経つのを待つ!身体の中の炎症した部分がきれいになるまで…胸の水がなくなってやはりその部分がきれいに
なるまで…後は背中の傷、レントゲン、血液検査の結果はOK!そんな意味で時間を待つ!と言う事に…。
やはり…ドレーンを入れたら1ヵ月と言われた通りです。今はしばらくこの落ち着いた日々を過ごすようです。
次はドレーンを抜く時が一つの山越えのようです。
体が楽になると…ついつい早く進まないかと考えるものです!
どんな病気でも長い時間が過ぎると…この病院生活に疲れるのですね、だから1日でも早い社会復帰を考え頑張るのかも
しれません。主人も私も、もう決してないと思う入院生活を楽しまなければ…と思ってます。 M
ベッドに横になって眠ってました。多少いびきをかいていたので…口を閉じてあげたらかかなくなりました。
口を開けていると喉がやられてしまうから…以前、咳や血痰がひどい頃、口開けてイビキかいたら咳がどんどんひどくなる為
夜中に起こして口を閉め、体を横向きにしてもらったら何とそれから、咳と血痰がずっと続いてどうかなってしまうのか?血痰も
止まらなくて急いで止血剤を飲んだ事を思い出してしまいました。その頃と比べると、今の寝顔は安心して見てられます。
そこに、雨の中わざわざ遠くから、Nさん夫婦とTさんが来て下さいました。3人の方は玉川温泉の仲間です。
ガン経験者と看護の立場の方々です。私達夫婦はこんな皆さんに気持ちのうえでものすごく励まされ、助けられています。
私は、玉川温泉に一緒に行ってないので話しと写真で想像しています。そのうち私も連れていってもらおうかしら…!
後は時間と言われていますので、先生に昨日入院する時に暴れた親知らず(歯)の相談をしましたら…この際入院中に
見てもらう事になり、早速2階の歯科のほうから呼ばれました。
レントゲンを撮りましたら…親知らずはそのままにして、痛んでる右の奥歯をぬきましょうと…明日抜きます!
違う事で、明日は痛い治療が入ってしまいました。
毎週のように来てくださる、Hさん、Yさんが雨の中顔見に来て下さいました。
シャワーも終え、髪も洗い、髭もそってスッキリしていたので…一番良い時にお会い出来たかも!!
元気になったので、いろんな方とお会いできるのが楽しみだと思います。いつも、ありがとうございます。
残念な事が一つ。
この部屋で一番古い方が2回目の抗癌剤治療の為12階に移ることになり…寂しくなります。
主人が一番古くなってしまいました。
昨日手術を受けた彼は、今日には元気に歩いてますし、食事も食べられる。やはり…若さに勝るものはありませんね!
次に若いのは主人です!頑張らなければ…!頑張っても時間はかかるのだった…!
でも、オシッコの計量もなくなりました、一歩前進! M
月曜日に手術の同室の方が、ICU、6Bと過ごし部屋に戻ってこられました。
ビックリです。 何もなく順調だったからと、とってもお元気です、主人の時とは大違い!
この結果が私達の手術前に説明を受けた”リスク”の違いでしょう。
CT 以前と比べたら 本当にキレイになりました。おかげさまで私もCTのフイルムを見るのがうまくなりました。
ドレーンが取れる日も少しづつ近くなってきたのかも…そしたら背中の傷です。
自然治癒だったら…なんと2、3ヵ月かかるそうです。縫い直す時は、麻酔をかけて…。
どちらを選択するのか…? 今後の先生との話し合い。
自然治癒なら、退院して私が何と消毒する…?!なんて先生が言うものですから…コワイ…考えただけでも…
まあーどうするかは…様子を見ながら…です。
でも、また一つ前進…右手の1日中している点滴が外れました! 後は、朝、晩の抗生剤の点滴だけになりました。
朝、昼と食べられなかったので…夕食は食欲が戻りました。会社からNさんが来てくださったのは食事の時だったので
すっかり元気になってました。前に来てくださった時は、最悪の時だっただけに…この時間で良かった!
亀のように、ゆっくり、ゆっくり、進みます。 M
予防医学、代替治療と言う事で…今まで飲んできた AHCCは6g毎日必ず飲んでいます。
その他、マルチビタミン、マルチミネラル、ビタミンC、プロポリスなどなど…全て!
時間は1ヶ月も経過したけど…考えると、血痰、咳から開放され、術後の大変な時期も乗り越えて…こんなに気持ちが
安定して入る事に改めて気付かされました。
病院生活の退屈さより、今のこの気持ちの安定に感謝しなければ…!
同室のHさんが明日退院になりました。
主人より後にいらして、先に退院になりました、羨ましい…そして嬉しいです。 縁で同室になった方が…また、同じ
病気のかたが元気になることは…みんなの希望です。
”ガン” は誰でもなる病気で、治る病気だと思える事は今後、この病気に対する考え方を根本的に変わるでしょう!
日々、進歩している医学に期待したいものです! M
傷の下の背中側にあるドレーンの線が短く切られていました。
後は様子を見ていく。 胸のほうは、肺の奥という事もあり大切な所なのでまだこのまま!
ドレーンが抜けたわけではないので…でも少し身軽にはなりました。
ここ2、3、日前からおでこに油が浮くようになった…今まで体全体がカサカサしていたのですが…戻ってきました。
長い人生の中の意味のある30日間です。明日からまだ始まるのですが…また1日、1日を大切にしたいものです。
夏の大好きな主人ですから、梅雨が明け…青空と暑さが戻る頃には、退院できれば…。
でも、焦らず、ゆっくり、亀になりましょう! M