■ 『千島学説』(千島喜久男博士)


千島恵子(九十歳)作


■ 千島喜久男博士プロフィール


≪ 千島喜久男(ちしま きくお)医学博士 元岐阜大学生物学教授 ≫

『千島学説』: 腸造血説、赤血球の体細胞分化・逆分化説、ウイルス・バクテリア(細菌)の生体内自然発生説、生命の波動と螺旋性などを世界で初めて系統立てして提唱された、元岐阜大学教授である。

【経歴】
1899 10月10日、岐阜県上宝村本郷に生まれる。
1921 国立盛岡高等農林学校獣医科卒。陸軍獣医少尉に任官。
1944 満州国立奉天農大教授(畜産学)、満州医大講師(組織学)に就任。
1945 終戦。その後の抑留残務として東北中正大学・日本人研究員とされる。
1948 岐阜高等農林専門学校講師となる。
1949 京都大学医学部解剖学教室、名古屋大学理学部生物学教室に内地留学。
1951 岐阜大学農学部助教授。1953年、教授に昇進する。
1957 来岐された天皇陛下のご要望により、著書16冊を献上。
1958 東邦医科大学より医学博士の学位授与。
1960 岐阜大学学芸学部・生物学教室主任教授に昇進。
1963 岐阜大学を定年退官。同年8月、ワシントンで開催された第16回国際動物学会に出席し研究発表後、欧米各地、インドを視察する。
名古屋商科大学教授(環境衛生論)、愛知淑徳短期大学教授(生物学)、名古屋栄養短大講師(同左)として再び大学で講義を担当。
同時に革新的医学・生物学理論『千島学説』を世界に対し提唱、本格的に普及 活動を始める。
1964 『新生命医学会』設立。第1回総会を東京新宿日赤病院講堂で開催。会長となる。月刊機関誌「生命と気血」創刊号発行。
1973 「千島・革新の生命医学全集」全10巻を刊行。反響を呼ぶ。
1978 10月23日、十二指腸尖孔による腹腔出血で死去。享年79才。
同日付けで正五位勲三等瑞宝章を授与される。




■ 『千島学説』 8大原理 

●第1原理:  「赤血球分化説」  1932年発表 …畜産学粋…明文堂
          (赤血球は凡ての体細胞の母体である)
●第2原理:  「組織の可逆的分化説」  1954年発表 …総合医学新書…医学書院
          (飢餓・断食時には体細胞から赤血球へ逆戻りする)
●第3原理:  「バクテリア・ウイルスの自然発生説」  1954年発表 …岐阜大学新聞…
          (バクテリア・ウイルスは一定条件下で自然発生する)
●第4原理:  「細胞新生説」 1950年発表 …科学…20巻10号
          (細胞は分裂増殖しない。6つの形態で新生する)
●第5原理:  「腸造血説」  1954年発表 …骨髄造血学説の再検討…医学書院
          (骨髄造血説は誤り。造血器官は小腸の絨毛である)
●第6原理:  「遺伝学の盲点」  1932年発表 …畜産学粋…明文堂
          (生殖細胞は赤血球から。遺伝は環境を重視)

●第7原理:  「進化論の盲点」  1956年発表 …アカデミア…NO.32−34
          (弱肉強食思想は行き過ぎ。進化の基盤は共存共栄である)

●第8原理: 「 生命弁証法」  1959年発表 …アカデミア…NO.40
          (生命現象を正しく観察するための科学方法論)
  
          ・ 新生命医学会HP: http://www.chishima.ac/ より〜 引用

           「血液と健康の知恵」/千島喜久男 著  地湧社

  

血液と健康の知恵(生命現象を正しく観察するための科学方法論)
  
・ 新生命医学会HP: http://www.chishima.ac/ より〜 引用

 「血液と健康の知恵」/千島喜久男 著  地湧社

 



■ 2007年10月10日(水)  千島喜久男医博 ご生誕の日

『千島学説』(生物学・医学、生命哲学)を提唱された故千島喜久男医博の生誕日である。1899年10月10日生まれ、1978年10月23日没(享年79才)。
没後約30年になるが、今だガンを初め多くの疾病が千島医博の唱えた学説の研究・実践が等閑にされてきた為に、増加の傾向に歯止めがかかっていないと切実に感じている。 柔軟な考え方を持った基礎生物学の専門家をはじめ医学研究者諸氏に再検証を切に願う次第である。  健康長寿、無病息災は誰もが願う古今を通じての大願である。。  (当所の手元にある千島医博の著書を挙げて、(*)現在入手可能な著書等も掲載)


・「新生物学の基礎U」生命・細胞・血球の起原(1958年初版・絶版) 東京明文堂
・「現代医学・生物学の変革」(1963年初版・絶版) 東京廣文社
*「文明と生命」物質文明と生命の没落(1966年初版) 新生命医学会/*地湧社
*「ガンの疫学と血液」(1974年初版)  新生命医学会/*地湧社
*「千島学説論争」(1976年初版)  *新生命医学会
*「生命の波動・螺旋性」生命弁証法と実際(1977年初版) 新生命医学会/*地湧社
* 医学革命の書「血液と健康の知恵」(1977年初版) *地湧社
* 「女性文明待望論」(1979年初版) *新生命医学会

  

【著書 入手先】

◆出版元
新生命医学会HP:http://www.chishima.ac/
地湧社HP:http://www.jiyusha.co.jp/mokrok/useful.html

◆その他:千島医博の最後のお弟子さんで千島学説の啓蒙活動をされている忰山紀一氏の図書(千島学説全般を解かりやすく解説) 

*「よみがえる千島学説」 忰山紀一著  ¥1,500   なずなワールド
出版元      
株式会社 なずなワールド
HP: http://www7.ocn.ne.jp/~akakatu/   
〒875-0342 大分県大野郡野津町大字落谷2183−1
(Tel)0974-32-2800
(Fax) 0974-32-7793


在りし日の千島喜久男医博(新生命医学会HP内より〜 引用)

【写真】に写っている額入りのお写真:「めざめよ現代医学」NО、1 ”赤血球は凡ての体細胞の母体となる”テキスト(新医研 発行) p、1 より〜 以下引用 
 
   『天覧に供した”トノサマガエルの生きた赤血球の出芽現象”』
  (位相差顕微鏡 千島原図)

拙著献上
1957年(S32年)4月、陛下(注:昭和天皇)岐阜へ行幸の節御宿舎に於いて、上記の写真と拙著を天覧に供しましたところ、陛下より御下命で拙著「新生物学の基礎」第1巻(東京文明堂発行)と「骨髄造血学説の再検討−血球の可逆的分化説」とをそれぞれ8冊ずつ献上するようにとの仰せにより早速16冊を献上したところ御嘉納あらせられました。(千島)     



千島喜久男著書・講演録テープ



「気血動」の調和− 千島喜久男

 

健康長寿の要訣: 「気血動」調和の原理
=  心身の健康と気・血・動調和の原理  =

 

【気(精神)】
・怒り、恐怖、悩みなど心の不安定をさけ、自律神経の調和を乱さない。
・それには鍛錬、修養により、また信仰により強い信念を養成する。
・気を若く、希望に生きる。
・楽天的。
・日々感謝の生活を送る。
・よく眠る。
・生命と自然について正しい知恵(愛と和)を学びとる。

【血(肉体)】
・菜食、少食、咀嚼(食事の3S主義)。
・米は玄米又は2〜5分につき、自然の野菜、自然に親しみ、自然の食物、自然の環境を守る。
・3S主義の生活(自然に従い、自然の食物、自然の環境)、日光浴。
・新鮮な空気を深呼吸。(胸腹式深呼吸)
・食物も環境もつとめて自然に近づけ人工、人為による汚染、汚毒、公害をさける。  

【動(運動)】
・労働や運動は肉体を教養し、学習は精神を教養する。
・動は気血をよく循環させる原動力、流れる水は自浄作用があり、淀んだ水は腐る。
・気血の流れもこれと同様、流転によって清浄化され、気分を爽快にする。
・運動と鍛錬によって、筋肉も、骨も、皮膚も凡ての内臓特に心臓と肺も、脳も神経も強化される。

 (*『血液と健康の知恵』(1977年初版) 千島喜久男 著 新生命医学会/地湧社 p、380より〜 引用)

 

 

写真 / 参考資料

・「それでも明日は来る」(1989年)  三浦綾子(作家) 主婦の友社 
・「千島学説入門」(1983年) 忰山紀一(作家・千島学説研究会代表)地湧社
1,600円
・「間違いだらけの医者たち」(1984年) 忰山紀一   徳間書店 
680円
・「よみがえる千島学説」(1998年)   忰山紀一  (株)なずなワールド
1,500円
・「彷徨えるガン患者たち」(1986年) 深江雄郎(医学博士 産婦人科医) 松籟社
1,300円
・「続・彷徨えるガン患者たち」(1993年) 深江雄郎   松籟社
1,600円

 


写真 / 参考資料

・「粉ミルク健康法」(1982年)        主婦の友社

680円
・「ガンは助かる」(1980年)         主婦の友社  
・「ガンは助かる PART2」(1984年)    主婦の友社
780円
780円
・「それでもガンは治る」(1982年)      立風書房
680円
・「ガンとの共存」                浪速社  
・「ガンと共存」                  浪速社
1,200円
1,200円
・「ガン療法」(1989年)             地湧社
・「ガン革命」(1987年)             地湧社 

1,600円
1,600円

・「新しい医療を求めて」   癌自然治癒世界普及会  

以上 加藤清 著
非売品

 


写真 / 参考資料

・「 新生物学の基礎 U」( 1958年初版年)   東京明文 堂発行
 生命・細胞・血球の起原   千島喜久男(岐阜大学教授)
・現代「医学・生物学の変革」(1963年初版)    東京廣文社発行  
 千島喜久男(前 岐阜大学教授  医学博士)
・「血球の起原」(1960年初版)    社団法人生命科学協会
 森下敬一(医学博士)
・「血液とガン」(1966年初版)  社団法人生命科学協会
 森下敬一(医学博士) 

・ 医学革命の書「血液と健康の知恵」(1977年初版)  新生命医学会発行
 千島喜久男(医学博士)     
・「癌を克服するために」(2005年初版)   [自費出版]
 酒向 猛(医学博士)
・「隠された造血の秘密」(2010年初版)   Eco・クリエイティブ
 腸管造血説と幻の造血幹細胞   酒向 猛(医学博士)

 





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