予定していたポイントに着くと、先行者の車もないので、いつもの支流を登ることにした。小さいサイズがポツリポツリと釣れていたが、なんと、上から釣り人が降りてくるではないか。聞くと友人に車から降ろしてもらって、この谷に入ったとのこと。あー、こういうケースもあるのか。友人は、車で先に行って別の谷に入ったとのことである。仕方なく、車近くまで戻って、違う谷に入った。なかなか、良いアタリがなく、ここも小さいサイズがヒットする。堰堤のところまでたどり着き、尺クラスのヒットを期待するが、水の勢いが強く、エサがすぐに流されてしまう。そこで、ガン玉を２つにして、ねばっていると、大きなアタリ。写真の２５ｃｍオーバーの良型だった。

膝を悪くしていたことが原因もかしれないが、今度は腰を痛めてしまった。長く座っていると痛みが出るのだが、腰にバスタオルをあてていれば、車に乗っても痛みが出なかったため、いつもの谷の上流部に車で入ることにした。初めての道だったが、なんとか目的のポイントにたどり着くことができた。谷に下りていき、写真のような小さな落ち込みで、２８ｃｍほどのイワナがヒット。なかなかの重さに、手元に寄せてくることがたいへんだったが、良い思いができた。納竿後、車で尾上郷の下見に出かけた。崖崩れで、しばらくの間、通行止めになっていたようだが、道路も直っており、奥まで入って行くことができた。また、体調が良くなったら、出かけてみたい。

腰も随分、良くなってきて、天気も良かったため、尾上郷に出かけた。途中に鍵のかかるゲートがあり、帰りに閉まっていると、戻れなくなるため、ゲート近くの谷に入ることにした。たいへん形相はいいのだが、なかなかアタリがこない。随分、上がっていくと谷の左手に１０ｍ以上はあるかというような滝が出てきた。滝壺はほとんど無かったが、右の流れに糸を垂らしてみると、２５ｃｍ程のイワナがヒット。まだいるかもと、再度、カワムシを流すと、また同サイズがヒットする。ほとんど水深のない滝壺だが、こんなところにもイワナはいるようだ。その後すぐに大きな堰堤が現れ、少し流れの緩やかなところに流すと、２８ｃｍオーバーのイワナがヒットする。このサイズに気を良くして、ここで納竿とした。このところ、釣ったイワナは、すべてリリースしている。また、次の機会に遊ばせてもらいたい。

蛭ヶ野から尾上郷をめざしてみた。地図の上では、林道でつながっているのだが、やはり途中にゲートがあり、マグネット式南京錠がかかっていた。まったく先に行くことができず、手前のアマゴ谷に向かった。車止めのところに、先行者の車が止まっており、５００ｍ歩いて下ったところから、分かれた支流を登って行ったのかもしれない。仕方なく堰堤より上で竿を出してみた。あまご谷というだけあって、写真の落ち込みでは、小型のアマゴが何度かヒットした。上流部にも入ってみたが、小型のアマゴが泳ぎ去る姿を見るばかりで、イワナは、いないようだ。この谷は、アマゴが稚魚放流されているのかもしれない。

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