天気が悪かったり、仕事が忙しかったりで、久しく釣りから遠ざかっていたが、この暑さの中、涼を求めて、いつもの谷に入った。夏を迎え、木々の緑が眩しい。写真の小さな落ち込みで、すぐに良型がヒット。ここ最近、人が入った気配がないようで、ここぞというポイントでは、良い型のイワナが姿を見せた。いつもの滝止めのところで、納竿とし、谷の小道を戻ったが、草が生い茂り、道が分からないほどだった。こんな道を歩いた記憶が無く、この時期にこの谷に入ったことは、あまりなかったのかもしれない。帰りには、蕎麦正に寄り、いつもの蕎麦を食べ、湯の平温泉で体を癒し、久しぶりに充実した休日となった。

４月の釣行以降、初めてである。前回は、倒木や崖崩れ、雪などで、途中から随分と歩いたが、今回は、いつものポイントまで、車で行くことができた。しかし、ワゴン１台、軽１台、単車１台と、少なくとも先行者が３人は入っている様子。さらに車を進め、草でいっぱいの道を走りながら、小屋までたどり着く。車を止めると、窓ガラスに大きなアブの大群が襲ってくる。車内で着替えと準備を済ませ、アブが車に入らないように急いで車外に出る。昨年もそうだが、暑さが増すほど、アブが大量に発生しているような気がする。アブは車に寄ってくるようで、谷に降りると、アブに追われることはなかった。長い瀬が続いた後、谷を登り始めた辺りから、イワナの姿が見え始めたが、こちらの気配を感じ取られて、逃げ去っていくばかり。ポツリポツリと釣れ始め、最後の滝止めでは、写真のような２８ｃｍサイズの腹が真っ黄色のイワナを２匹釣り上げて気分を良くする。今回も写真に収めた後、リリースして、この滝止めで納竿とした。

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