入院生活 第3週 8月18日〜23日

2003年8月18日(月)
今週末には退院できるとのことだ。
土曜か日曜かは自分で決めて良いと言われた。
首に管(ドレーン)を付けている所が痛む。明日にはこの管が抜けるそうだ。

今日もパパとひまりが来てくれた。パパにはまた髪を洗ってもらった。
本当にパパには感謝している。
同じ部屋のおばさん達(患者さん)がひまりのことを可愛がってくれるのでありがたい。
今日も向かいのおばさんにプリンをもらった。

2003年8月19日(火)
今週の土曜日に退院する事が決まった。首の管も取れてとても楽になった。
抜く時はチョット痛かった。

同じ部屋の人が明日手術するそうだ。とても不安で落ち着かないらしい。
私とは違う病気だけど、手術前の緊張する気持ちはよく分かる。


2003年8月20日(水)
手術から1週間がたった。傷の痛みはだんだん無くなってきたが、
管を抜いた所が時々ジンジンする。

私の傷を消毒しながら先生が
「退院したらご主人にCHANELとかブランドモノのいいスカーフを買ってもらうといいよ。
自分へのご褒美も兼ねてサ。」と笑いながら言っていた。
そう言われて、「そっかー!」傷を隠さなきゃいけないということをすっかり忘れていた。
早速パパにおねだりしよう!

今日もひまりとパパが来てくれたが、
帰る時に初めて「ママも一緒に帰るの!」とダダをこねた。
いつもは「バイバーイまたね〜!」と全然寂しがらずに帰って行くのでチョット嬉しかった。
もうすぐ帰るからね、ひまり!
(この時パパは、ひまりがごねてた時に、かわいそうで泣きそうになったらしい)


2003年8月21日(木)
私がゴロゴロしているので、向かいのおばちゃんが「もっと歩け!」と、
私を外にある池まで連れて行ってくれた。
大きな鯉がいっぱいいた。おばちゃんはいつもそこでタバコを吸っているらしい。
入院中にタバコはどうかと思うが、この池まで来るといい運動になる。

傷に張ってあったガーゼを取ってもらった。もう消毒は無いそうだ。
傷に直接張ってあるテープはしばらくそのままの方が傷が綺麗に治るそうだ。

昨日パパが来た時に、スカーフの話をしたら、早速今日買って来てくれた。
それもエルメス!フンパツしたわね・・・デザインも色も気に入った。
有難うパパ!


2003年8月22日(金)
明日はやっと退院できるので、病院の食事もありがたく頂こう。
荷物も少しずつパパに持って帰ってもらった。

外来は来週の木曜日になった。
その時に切り取った甲状腺の写真をくれるそうだ。
術後初めてシャワーを浴びた。
傷にしみるのかなと恐る恐るだったが、大丈夫だった。
ずっと蒸しタオルで体を拭く毎日だったが、やっぱりシャワーは気持ちが良かった。


2003年8月23日(土)(退院)

退院の日。先生は「順調で良かった」と言ってくれた。
パパが迎えに来てくれた。
同じ部屋の人にお菓子を配ったり、
友達になった患者さんに住所を書いてもらったりした。

入院費もだいたい予想通りの金額だった。

久しぶりに暑い外に出て、パパと二人で退院祝いデートをした。
ひまりにはかわいそうだが二人でゆっくり食事をさせてもらった。

パパの実家に行くとひまりはシャボン玉をして遊んでいた。
私に気づくと大きな声で「ママお帰りなさ〜い!」

パパの両親にお礼を言って。
久しぶりにマイホームへ家族3人で帰りました。
※(ジージとバーバはこの後2人で泣いたらしい・・・ひまりが気の毒だったと言う。
ママがいないのに泣きもせず、
2歳半の子供でもジージとバーバに気を使っていたらしい。)