入院生活　第1週　8月4日〜１０日

２００３年8月4日（月）
今日から入院生活が始まるが、娘の向日葵（ひまり）が心配だ！
なにせ２歳半のチビちゃんなのに。。。

初日はいくつかの検査があった。
心電図・アレルギー・術後のテープチェック（肌との相性を調べる）。
検査が終わったが、手術の説明はなくちょっと不安だ。。。いつやるんだろう。

ご飯は噂に聞いてた通りの「お味」でどう考えても普段の半分だ！　
でも、痩せるかもしれない。。。ちょっと期待感。。（笑）

部屋は４人部屋の特別室しか空いてなかった。
電話や冷蔵庫、液晶TVなど贅沢な部屋だ。
インターネットも可能なので、
パパがノートPCをセッティングしてくれたので暇つぶしには十分過ぎるほど。。。

Pm７：４０　担当の先生が来た。　
腎機能を見るために３日間は留尿装置におしっこを出すとのこと。
明日は肺のレントゲンと呼吸器の検査。その後手術の日程を決めます。　
と言われた。

風邪を５日前にひいてしまったことを伝えたところ、
風邪をひいていると麻酔科が２週間は麻酔をかけてくれないということ.
もしかしたら長引くのか・・・・・。

２００３年８月５日（火）
早朝から採血された。
実家の母に大変だから見舞いに来なくていいと電話する。（甲状腺ガンだとは伝えてない）

AM８：３０、先生方がぞろぞろと回診にみえた。見世物見物のようだ。。。
その後、シャワーを浴びたので気持ちよかった。

午後からは胸の�]線を撮り終え、後はフリー時間。。。。
暇になりそうだったがひまりとばあば（義母）、パパが来てくれた。
パパがパジャマを買ってきてくれたので、
入院衣のサムイに比べてとても軽くていい感じだ。
病院のサムイは重くて暑いのだ。入院して２日目、退屈で仕方ない。

昼食の時、乳がんの患者さん（おばさん）とお話しした。

２００３年８月６日（水）
今日は呼吸器機能の検査をした。肺活量も調べた。
今日の検査はこれだけなので、　
暇つぶしに病院内のあるコンビニで買い物、（スリッパ、箸、雑誌）を買い、シャワーも浴びた。

今日もパパとひまり、ばあばがお見舞いに来てくれ、夕飯までのひと時を過ごした。
パパの仕事が終わるのが夕方３時（朝が早い仕事）、
面会時間は他の人よりは充分すぎるけど、お別れはやっぱり寂しい。
今度の土日は外泊が出来そうなので楽しみ。

２００３年８月７日（木）
今日は検査が無かったけど、嬉しいお知らせがあった
明日金曜日の夕方から日曜の夜まで外泊の許可が出た。

土日は検査が無く、体が動けるということで許可が下りたのだ。
手術の日程も明日には分かるらしい。
風邪をひいてからタンがずっと取れなくて、
明日はタンの検査をすることになった。
もしかして手術日が長引きそう・・・・・・

木曜日はパパの仕事が休みなので早く面会に来た、
久しぶりに２人で話が出来たのでストレス解消が出来た。

遠方にいる親友が入院暇つぶしグッズを送ってきてくれた。
雑誌に爪磨き、パックなどが入っていて、本当にありがたいな〜と思った。
こんなときでなければゆっくり爪を磨いたり、パックしたりなんて出来ないのだ。
手術までまだ日がありそうなので、ちょっとゆっくりきれいにしよう。
R子！本当にありがとう〜！温かい友人の気持ちに感謝した。

少したってから、ひまりとばあばが来てくれた。
ひまりは病院でもはしゃぐので、落ち着かせるのに一苦労！
院内のコンビニでチョコレートを買って機嫌をとるのが日課になってしまっている。

ひまりは私とバイバイする時も全然寂しがらないので、
ちょっと私が寂しくなる。
「ばいばーい！またねー！」と元気に帰って行く。。。。
ちょっとは寂しがってよ〜〜〜！

２００３年８月８日（金）
今日は病院で友達になった乳ガンのおばさんが手術の日だった。
おばさん曰く「不安はあるけどやるしかない」と言っていた。
私も手術は不安だけど、やるしかないんだよなあ。。。。。
主治医を信じるしかないよね。p(.＾＾)q

今日は外泊許可が出て、久しぶりに家に帰ってきた。　
家の中は散らかっていたけどやっぱりホッとするなあ。。。

風邪をひかないようにと念を押されていたのを思い出し、すぐうがいをした。
久しぶりに家族３人で川の字になって寝られると思うと、ぐっすり寝られそうだ。

入院してからひまりとパパはパパの実家で過ごしている。
ばあば（お義母さん）は大変じゃないだろうかと申し訳なく思う。。。。
話を聞くとひまりは、おしっこやウンチを言わなくなり、
ご飯もろくすぽ食べず、わがままし放題らしい。
パパも手を焼いているようだ。

帰宅中はおしっこやウンチを教え、
ご飯もきちんと食べているのは母は強しなのだろうか（笑）

２００３年８月９日（土）
台風がやって来た。もの凄い風と雨なので、家の中でゆっくり娘と過ごした。
ひまりが昼寝している間にパパが会社から帰ってきた。

今後の事を色々話した、
内容は、私の実家には甲状腺にしこりがあるので手術するとだけ言っており、
甲状腺癌という病名をはっきり言った方が良いかどうか話したが、
結果は出ずじまい。。。
実家は遠いので、看病するにも上京するだけで一苦労なのだ。
パパの両親は心配させない方がいいと言っている。私もそう考えている。

２００３年８月１０日（日）
晴天の日曜日。今日は夜にはまた病院に戻らなくてはならないので、
布団を干して掃除をした。
ひまりが散歩したいと言うので、暑い中散歩に行った。

外泊も気分転換にはなるが、結局家の事をしなければならないので、ちょっと疲れた。

でもやっぱり家の方が良いに決まっている。
病院食では絶対に食べられないラーメンを食べ、
その後、ちょっとおしゃれなデニーズでデザートを食べて、病院に向かった。

昨夜、実家の母から電話があり、どんな状況なのか色々聞かれたので、
そこで初めて甲状腺乳頭癌であることを伝えた。
他の癌とは違って大丈夫なんだとしつこく言っておいたので
少しはホッとしているかもしれないが、
やはりちょっと驚いたようだった。