3月のブドウ園
3月ともなると周辺の梅園では次々と開花を迎え、時折雪が舞ったり
するものの、日差しは確実に暖かくなり、ブドウの芽もいまや遅しとその
発芽を待っています。周辺のブドウ園では、最近は高圧の水流を利用した
粗皮取りが行われ、あちこちでポンプの音が聞かれます。
自然薯の栽培の準備の様子です
ブドウ園の整備なども行われていますが、樋口園ではブドウ以外のもう一つの
柱とするべく、自然薯の栽培の準備も行われています。
畑に溝を掘ります。浅い溝で栽培する
人も居ますが、良い風味の自然薯は
土圧のかかる深い溝が必要です。
栽培容器を埋めていきます。40度位
の傾斜があります。この深さがうまい
自然薯つくりのポイントです。
タップリと有機肥料を与えて整地し、
つるを伸ばすための支柱を組みます。
竹はいくらでも裏藪にあります。
支柱が組あがりました。後は種芋を植
え、ネットを張ります。準備は整いまし
た。今年はまず種芋の生産です。
3月とは言え、まだまだ寒い日もあります。こんな雪になる日もあります。
家の田んぼの隣は梅園です。見ごろ
になった花の上にも雪が積もりまし
た。
梅の花に蜜を求めてやって来たミツ
バチたちも、さすがに今日は出てこな
い様です。
暖かい日を選んでハウスのフレームにペンキを塗ります。
さびが目立つようになって来たハウ
ス。今度はブルーに塗ることにしまし
た。下はばあちゃんが塗ります。
すっかり明るくなったブドウ園です。さび
落しとペンキ塗りで10日ほどかかりま
す。
乾燥が続くブドウ園に水をまきました。
年末に雪が降って以来、1月の雨量はゼロ。今年になってから今までの雨量を
合計してもわずかに20ミリ程度です。このままでは芽の出るのが遅れたり、不揃い
になったりします。樹液が動き出す前のこの時期の乾燥はよくありません。
久し振りにスプリンクラーを用いての潅水をしました。
用水のふたを開けて、ホースをセット
します。
ホースをつなぎ、スプリンクラーをセット
していきます。
バルブを開けるとスプリンクラーが回り
始めます。
乾いた土に久し振りの水です。1ミリの
雨量は一反で1トン。2反の畑に20ミリ
まくには40トン!雨にはかないません。
痛んだハウスの支柱の根元を補修しています。
何だかんだと作業をしているうちに、春が来てしまいました。ゆっくりと温泉にでも
等と言うヒマも無いまま、間もなく春の防除作業が始まります。その前に痛んだ
ハウスの根元だけは補修しておくことにしました。冬場の補修作業もこれで一応
終了です。キリを付けないと終わりそうにありませんから・・・
コンクリートを巻いていないここの支柱
はすっかり錆びて穴が空いてしまいま
した。
切断して一回り太いパイプを継ぎ足す
ことにしました。
応急処置ですが、何年かは持つで
しょう。
近くの梅園では花の見ごろです。桜の
便りも聞かれ始めましたが、村では
梅が満開です。
芽吹きをひかえ、ぶどうの郷も慌しくなってきました。
4月になれば今年も新しい芽が出てきます。今までハウスの補修などの作業に変わり、
防除剤の散布に続いてハウスのビニール掛け等の作業が始まっています。
ご近所ではSS(スピードスプレイヤー)
で防除をしています。薬剤の霧がファン
で広がり、あっという間に終わります。
我が家は動力噴霧機。後ろでばあちゃ
んがホースを引っ張っています。
防除が済んで、あちこちでハウスの
ビニール張りが始まりました。
ばあちゃんもその準備のために、張り
きっています。
今まで人影のまばらだったぶどうの郷も、いよいよ活気付いてきました。
芽が出始めるとぶどう農家にとっては忙しいシーズンの到来です。
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