2月のブドウ園

春の芽吹きの季節を待つ間、ブドウ園では冬場の剪定や、病虫害を防ぐための
作業が続いています。こういう作業は予防的な防除の作業として大切な作業です。
直接の病虫害防除は、薬剤をまくことになりますが、それらを出来るだけ減らし、
安全な食品を提供する立場からも、こまめに巻き蔓を取ったり、粗皮を取り除いたり
の冬場の作業が続いています。又、ぶどう棚の痛んだところの修理など、園の整備も
あちこちで行われています

春を待つ巨峰の芽です。雪にも北風
にも負けずに、じっと春を待っていま
す。
粗皮も取ってきれいになったブドウ園
です。4月にビニールを張るまで、園の
整備が続きます。

通常の冬場の作業以外に、この季節は棚をなおしたり、ハウスのフレームに
ペンキを塗ったりという補修作業があちこちで行われています。樋口園でも
むかし、三軒で共同で作った棚の真ん中がなくなったため、今まで少なかった
コンクリート支柱を増やす作業をしました。
右側のぶどう棚がなくなりました。支
柱の少ない所にコンクリートの支柱を
立てて、補強します。
支柱を立てるのも大変ですが、アンカー
を埋めるのが一苦労です。今は色んな
タイプのものがありますが、これが昔から
ある強力なものです。
腰までの穴を掘り、さらに奥を削って
絶対に抜けないように埋めます。
支柱の長さにあわせ、止め石を置いて
支柱を支えます。
穴に支柱を入れ、ヨッコラショと待ち上
げます。
棚の周りのワイヤーに掛け、アンカー
とつなぎ、対面の支柱と結んだ針金を
器械で引っ張ってつなぎます。

都市部に隣接する榛東村では、ブドウ園が住宅用地になり、やめてしまう園も
ありますが、反面、若い人たちが新しくぶどう棚を作ったりもしています。今年も
壊すブドウ棚も、作るブドウ棚も有るようです。

こちらは新しく作るぶどう棚です。今ま
での畑をぶどう棚にしています。新しい
棚はパイプであっという間に出来上が
ってしまいます。
枝がすべて切られ、幹だけになった
ブドウの木。ここには家が建つようで
す。

春を待つ間のこの時期は、のんびり出来る時期でもありますが、反面、ぶどう棚の
更新や勉強会も開かれ、工事を予定しているブドウ園では結構忙しい時期でも
あります。

農家を対象にしたホームページの講
習会が開かれました。この夏に向け
てブドウ園のホームページも増えるか
も知れません。
このブドウ園では道路が拡張される
ことになり、削られる部分の棚を作り
直してます。私も手伝いに行っていま
巣。

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