12月のブドウ園

デラウエアの園から剪定作業を始めました

ブドウ園のあちこちを直したり、草退治をしたりの作業も終わり、デラウエアの園から
剪定作業を始めました。枝の込み合っているデラウエアは雪が降ると棚の上に積
もってしまいます。剪定すれば棚もすっきりとして雪が降っても安心です。
そんな訳で毎年巨峰の園は後回しになってしまいます。

剪定前のデラウエアの枝です。今年
伸びた枝がゴチャゴチャとしています。
ばあちゃんも台に上がって腰を伸ばし
これはこうやって、と教えてくれます。
ずいぶんスッキリしてきました。今年
伸びた枝のうち、来年の種枝を30p
程残し、ほとんどを切り落とします。
棚の下は落とした枝でいっぱいです。
かたずけるのも大変です。少しずつ
枝の様子を見ながらやっています。

剪定と合わせて冬場の大切な作業に祖皮削りがあります。ブドウは毎年木の
表面の皮が浮き上がり、そのままにしておくと害虫の越冬の場所となってしま
います。春が来るまでにこの皮をきれいにはがしておきます。こんな作業も冬
の大切な作業です。細い枝まで丁寧にするには時間もかかります。

祖皮をとる前のブドウです。 皮が浮き上がってきます。 きれいにはがします。

12月1日はお稲荷様の日です。
ばあちゃんは篠竹で御幣を作り、
裏の杉林のお稲荷様に鰯と赤飯と
豆腐を供えます。
並んでいる天神様と庚申さまにも同
じ様にお供えしました。
帰りは後を振り向いてはいけないそ
うです。なぜって?ズーッとそうして
来たからですョ。

ブドウ園では剪定の作業が続いています。

剪定は美味しいブドウを作るためにも大切な作業です。いい物が出来るかどうか、
その半分を剪定作業が占めているとも言われています。じっくりと枝を見回して、
負け枝が出来ないように注意します。自分がどの枝の、どの部分を切っているかを
常に頭に入れておかないと、枝が混乱してしまいます。幹の先端には、「お前は
先頭なんだ」と言い聞かせるように、はさみを入れて行きます。

夏の間につけておいた印が役に
立ちます。
切るべき所から切ってゆきます。調子
の良い枝を伸ばし、良い枝を伸ばす
のに邪魔になる枝も切ります。
時々こんなものを見つけます。おそらく
モズの仕業です。餌を隠しておいたの
でしょう。
切り落とした枝が山積みです。向こうで
ばあちゃんがせっせと燃やしています。
ばあちゃんは剪定のチェックに目を
光らせています。焚き火の跡の灰の
中には、実はサツマイモが入っている
のです。もうすぐ10時です。
朝の雨が止んだ後、姿を現した赤城山
は雪化粧でした。

今月いっぱいは剪定作業が続きます。年が明ければ祖皮げずりが始まります。

この冬初めての大雪です。雪の中、剪定が続いています。


雪晴れの朝、榛名山はピンク色に染
まります。
我が家の巨峰の園も歩いてゆくのも
大変です。
園の中も御覧のとおり、長靴もスッポリ
と入ってしまいました。
日没までの作業で、剪定した枝の山が
四つも出来ました。

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