リキちゃんのしんとう暮らし

 都会とは呼び難いが人口47万を超える、いわゆる地方主要都市である姫路の町からこ
の村にやってきた。今までの仕事とは文字通り畑違いの農業一年生である。

 姫路と言っても郊外へ出れば農村、漁村。農家に来たとて違和感があるわけではない。
しかし、行政区が村であることで、驚いたり、感心したりすることも多い。私は「村」を決して
バカにしているわけではない。いや、むしろ今流行の合併とやらで、どこかの市の一部に
なってしまうよりは、今のままで居てくれた方が嬉しいのだ。

 断っておくが、榛東村は村とは言え、人口1万4千余り、周辺の「町」よりもむしろ人口は
多い。広馬場と呼ばれるこのあたりにも、しゃれたアパートやモダンな住宅がずいぶん増
えた。人口も村が発足して以来減った事が無い。
 
 仕事も今までの商売とはまったく違う。しかし、近頃は農業もある意味では憧れの職業
かも知れない。新規に就農する人たちも結構いるが、なかなか農業だけで食って行く事は
難しい面もある。食う物は有っても、今の世の中金が無くては生きていけないシステムにな
っている。

 ともあれ、家内の実家のブドウ園をするために、今までの商売を捨ててこの村に乗り込
んで来たそんな男が、何を感じ、何を考えているのか。思いつくままに書いてみたい。おそ
らく月日と共に、書く内容も違ってくると思うのだが・・・

 気まぐれ、随時の更新となるだろう。
 


その1 2003.5〜
その1 2003.5〜
その2 2003.6〜
その2 2003.6〜
その3 2003.8〜
その3 2003.8〜
その4 2003.9〜
その4 2003.9〜
その5 2004.1〜
その5 2004.1〜
その6 2004.3〜
その6 2004.3〜
その7 2004.11〜
その7 2004.11〜


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