７月のブドウ園

７月のブドウ園

いよいよ巨峰の袋掛けが始まりました。

いよいよ巨峰も摘粒を終え、最終的に商品となる姿になりました。これからは病虫害から守られ、
袋の中でじっくりと熟するのを待つばかりとなりました。「よし、これでいい。｣「美味しくなれよ！」
との気持ちをこめて、袋を掛けます。今度この袋を開けるのは・・・あなたかも知れませんね。


ばあちゃんはつかまりながらの作業です。「これで良いかいのー」と摘粒しながら見てまわります。	袋かけはもっぱら若い者の仕事です。ばあちゃんは向こうで一休み。片手でつかまりながら袋かけは出来ませんからね・・・

「袋掛け終わったよー｣「そうかい。まん
だお茶にゃ早ぇーから草でも引いてろ
ー」　袋掛けの作業中もそばで草引きを
していたばあちゃんの指令で、草引きが
始まります。草引きタイムです。
今時分、手で草を引いているブドウ園は
ないと思うのですが、おかげで樋口園は
除草剤を使わずとも、いつもきれいで
す。

これで露地園を残してすべてのブドウに袋がかかります。梅雨明けには
ハウスのビニールをはがし、いよいよ売店の準備が始まります。

袋を掛けた巨峰に、さらに傘を掛けます。

雨が続いています。その雨が少し小降りとなったので、巨峰に傘を掛けました。
病気や害虫を防ぐため、袋掛けは欠かせません。巨峰にはその上にビニールの
傘(正確にはカッパ？)を掛けてやります。袋自体も防水なのですが、
これでブドウも安心です。ブドウには必要以上の雨は大敵なのです。

外はシトシトと雨が降っています。でも
ハウスの中では作業が進んでいます。
４月に掛けたビニールも間もなくはずし
ます。

ずらりと並んだ巨峰も、今はテルテル
坊主にも見えます。袋の中の巨峰は
一段と大きくなっています。

雨が続いています。こんな時間を利用して、看板を作っています。

我が家の看板もだいぶ傷んできました。ホームページの開設に合わせて、
新しく作ることにしました。とは言ってもすべて手製なのですが・・・
もともと百の仕事が出来て「百姓｣と言います。何でも自分たちでやります。
ぶどう棚のコンクリートの支柱や、ハウスのフレームも曲げるところから
全部自分たちで作ったそうです。看板などはプロに任せた方がきれいに
出来るのでしょうが、何分予算が無いので・・・

今日は珍しく、息子も手伝っています。

シトシト降り続く雨の中、軒先が臨時の
作業場になります。

ハウスのビニールを取りました

降り続いた雨も上がり、いよいよ４月にハウスに掛けたビニールをはがします。
まだ梅雨は明けそうにはありませんが、何時までも掛けておく訳には行きません。
ブドウが甘くなるためには、やはり直射日光が必要です。掛ける時ほど難しくは
有りませんが、それでも大仕事です。

ビニールをはずす前に、押さえているマイカ
線をはずしていきます。

ブドウの葉っぱのすき間からズルズルと引き
出します。取ったところから木漏れ日が地面
に届きます。右側はまだなんです。ずいぶん
違うでしょう。

ブドウの葉も始めての直射日光を浴びて
気持ちよさそうです。芽が出てからもずっと
ビニールの下だったんですから・・・

でも下はこのとおり。このビニールの処理も
大変なんです。もったいないと思いますがね。

今年は天候のためか、ブドウの生育が遅れています。デラウエアもわずかに
色が付き始めましたが、収穫はおそらく８月になりそうです。

袋の中をそっと覗いて見ました

袋掛けをして日にちもたちました。さて袋の中のブドウはどんな様子なのでしょう。


キャンベルの房です。着色し始めてはいますが、まだまだです。	巨峰の房です。一部にかすかに色づいて来ましたが、まだマスカットみたいです。
	デラウエアも平均するとこんな状態です。色付きの良い所ではかなり色も濃くなってきました。今の糖度は１５度くらいでしょう。２０度になり、食べられるのにも、１０日程度はかかるかも知れません。雨が上がると一気に糖度も上がります。

ブドウ直売所の飾り付けをしました

　ブドウの色付きを待っていた数日間、ふるさとの姫路に帰っていました。友達と遊びたい
息子を姫路に残し、ブドウ園に戻ってきました。さあ、販売に向けて直売所の準備です。
　ホームページのアップを期に、看板も新調。雨降りを利用して作った、真新しい看板を取
り付けました。直売所の掃除や飾りつけなど、最後の準備に追われています。