いつか来る日まで


キミがいってしまってから もうずいぶんたちますね
ボクはまだあの日のまま ここに立っています
動けないのではなく 動かないのです

いってしまったキミを見つめ続けるボクを 嘲笑う人はたくさんいます
意味のないことだと 時間の無駄だというのです
キミもそう嗤うでしょうか ボクは愚かですか?

でも 愚かでいいと思うのです
むしろ 愚かでなければならないとさえ思うのです
ボクの想いは今も変わらず この胸にあるのですから
消える日は いまだしばらくこないのですから

そうですね
いつか 消える日が来るかもしれません
人の想いは変わります
それでもその日はまだですから
今はまだ君を想うことを許してください

キミが戻ってくる日を ボクは待ちたいのです
そんな日は永遠に来ないかもしれないけれど それでも今は待ちたいのです
だから 見えない背中を見つめさせてください

その日が来るまで 繰り返しボクは君の名を呼びましょう
もしかしたら 気づいてくれるかもしれないから



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