「それはまるで」

それは嵐のように突然にやってきて
そして突然に去っていく
それは風のように気まぐれで
そして何事もなかったように吹き止んでいく
心はいつだって嵐のようで
心はいつだって風のようで
何もつかめず 予想がつかず
どうすれば対策できるかなんて
自然災害のようなこの心
誰でも持て余してしまう大きな不安という心
あぁもうどうすればいいのと泣き叫んで
そうして今日も生きている
いつになればこの不安が消えるのかと膝を抱え
寒さに身を縮めるように心を抱え
ポッとろうそくの火が消えるように収まる不安
いつかは来るよ 必ず来るよ
それは嵐のように突然にやってきて
そして突然に納まっていく
それは風のように気まぐれで
そして何事もなかったようにどこかへと運んでくれる
いつかは終わり いつかは始まり いつかは大丈夫
それはまるで 自然のような 私たちの心