目黒区緑が丘H邸(戸建賃貸住戸) 工事写真

当社で行った住宅の工事開始から完成までの様子をご紹介します。
工事期間は約5ヶ月です。


工事開始前   
↑建替前の母屋です。こちらを解体して新しい家を建てます。今回の敷地は道路から敷地が約1m上がっており、新しい建物に合せて擁壁を作り直すとコストが掛ってしまいます。このような場合は建物の基礎と擁壁を一体に作る事で造成のコストを抑える事ができます。


解体工事
地鎮祭
 
↑既存の母屋を解体し終わったところです。既存の駐車場の擁壁も一部解体しました。
右の写真は地鎮祭の様子です。無事に工事が終わりますようにお祈りします。


基礎工事   
↑基礎は地盤調査の結果、柱状改良+ベタ基礎という仕様になっています。当社ではプラン確定時に地盤調査を行い、調査に基づいた基礎工法を用いることで地盤保障を受ける、という形で進めております。右の写真は基礎の立ち上りの型枠工事の様子でアンカーボルトの埋め込みをしています。構造金物用には異形アンカーを使用します。


上棟  
↑上棟した様子です。今回は在来軸組工法を採用しています。在来軸組工法は柱と梁を組んで建物をつくる工法で、2×4工法よりプランが自由に作れるのが特徴です。敷地間口が狭く隣家が迫っている敷地でしたので、今回は在来工法の良さを活かし建物のコーナーに大きな窓をとって明るく快適な空間をつくりました。また、当社では建物の外周部に耐力壁を集中させることで、将来的な間取りの変更がしやすいような設計をしています。


構造金物取付  
構造金物の取付の様子です。左の写真のボルトは基礎のコンクリートに埋め込まれていて、地震の時に柱が土台から抜けてしまうのを防ぎます。大きな地震や台風にも耐えられるよう、しっかりと金物で部材同士を緊結していきます。構造上重要なポイントで、当社では全箇所必ずチェックを行っています。


内装木工事
サッシ(窓)を取付け、壁と天井の下地をつくっているところです。写真はリビングの様子です。東側に大きな窓を設け、また東側から隣家が迫っている南側にかけて連続したハイサイド窓を設けました。


外壁下地工事  
↑左の写真はモルタルを塗る前です。外壁はノンクラック工法を採用しています。外壁に通気層を設け、壁内に湿気がこもらないようにします。右の写真は一部モルタルを塗り終わったところです。


断熱・内装下地工事  
↑断熱材を施工したこころです。今回は壁の断熱材にはグラスウール10K・100mm厚のものを使用しました。住宅の断熱の目安としては、住宅性能評価の等級3(省エネ基準:熱抵抗0.8)と等級4(次世代省エネ基準:熱抵抗2.2)がありますが、グラスウール100mmは、低コストでありながら熱抵抗2.0と等級4に迫る性能があり、コストパフォーマンスが良い材料といえます。


内装仕上  
↑内部の仕上工事の様子です。今回は用途が賃貸住戸ですので住人の入れ替えに伴うリフォームが簡単に出来るように壁天井は壁紙で仕上げています。床にはキズや汚れにつよいフローリングを使用しています。


外装仕上
↑外壁の塗装の様子です。完成までもう少しです。


完成  
↑完成です。
左の写真:明るい吹抜けのあるリビングです。上部には
ロフトがついています。
右の写真:
ウッドデッキバルコニーのルーバーがアクセントになっています。
その他の完成写真


ご覧頂きありがとうございました。
 建物が完成するまでの流れを通していくつかのポイントをご紹介しました。ローコストで質の良い建物をつくるには、使う材料のグレードはもちろんですが、その土地の良さや環境を生かすための設計がとても重要です。当社の設計監理にご興味を持っていただけましたら、お気軽にご相談ください。事務所にて無料相談を受付ております。



トップページにもどる