用語 |
一行解説 |
IWA |
イバ、毎年3月にドイツで開催される銃器メーカーの展示会、競技関係のメーカーも多く出展 |
ISSF |
International Shooting Sports Federation
国際射撃連盟,IOCへの所属団体、国際射撃競技を統括、本部ミュンヘン |
アイシェード |
横からの光線を防ぐためにマイクロサイトの取り付ける筒状ボヨヨンゴム |
アイソメトリクス |
筋肉と筋肉を対抗させて行う筋力トレーニング、安全で容易であるが決められた関節角度での筋力が高まる |
アイピース |
マイクロサイトに装着された小孔のあいた部品、一般的には可変サイズ、フィルター付きの部品を指す |
アイリリーフ |
眼球からマイクロサイトのピープディスクまでの距離 |
赤旗 |
射撃場において射撃中の場合には赤旗を掲げる、共産党の機関紙とは関係ない |
アクション |
装薬銃の発射機構の本体、引き金、ボルトの合わせて総称する場合もある |
アクチン |
筋肉細胞を構成するタンパク質、ミオシン繊維とともにATP(アデノシン3燐酸)の作用で収縮する |
アクラグラス |
エポキシ系接着剤、ベディング材に使用する |
朝霞射撃場 |
旧朝霞オリンピック射撃場、現陸上自衛隊体育学校朝霞射撃場 (今にも朽ち果てそうな東京オリンピックの会場、日本の競技の原点) |
アブソーバー/エアライフル |
空気銃の反動除去装置、銃の後部左側のシリンダーの中に発射ガスの一部を還流させ重りを動かして反動を相殺M700は装填ラッチに内臓 |
アマチュア |
現在ではアマチュア資格規定は撤廃されている、日本では射撃を業としてもプロとも呼ばれない |
洗い矢 |
クリーニングロッド、銃腔掃除用の棒 |
アルファ波 |
8-12HZの脳波、リラックス時に出る (世の中の期待に反して射撃中はベータステートの場合が多い) |
アンシュッツ |
ドイツの銃器メーカー、スモールボア・ライフルでは寡占状態 |
安全 |
弾を入れてないこと、規則で安全な状態が規定されている |
安全装置 |
銃器の安全装置は競技では全く使用しない、あてにして使用してはならない、弾を入れないこと |
一文銭 |
一枚に1個の黒点が印刷された標的の俗称 (他に7文銭、12文銭など) |
イヤープロテクター |
耳の保護のため規則で推奨されているが、ラジオ装置などは禁止される。競技中ウォークマンなどは使用できない |
インターハイ |
高校総体のことであるが射撃は含まれていない |
インドア |
エアー・ライフルは通常屋内で実施される、ISSFの競技会はエアー・ライフルはインドアでのみ実施される |
AR/圧縮空気式 |
1996年以降の空気銃の主流、アンシュッツ、ファインベルクバウが主流、他にワルサー、スタイヤーなど |
AR/スプリング式 |
1980年以前の空気銃の主流、ファインベルクバウ・モデル300の独占状態であった |
AR/炭酸ガス式 |
ポンプ式のコッキング動作の不利を解消するために作られたが精度的に問題が多く圧縮空気式の登場とともに姿を消した |
AR/ポンプ式 |
ワルサーLGRから始り1980-1990前半までの空気銃の主流、ファインベルクバウ600シリーズの独占状態であった |
AR |
エアー・ライフルの略称 |
AP |
エアピストルの略称 |
エキストラクター |
ボルトの先端にある薬莢をかき出す爪 |
エジェクター |
スモールボア・ライフルの場合薬莢を飛ばすために作られたアクション内弾受け皿の出っ張り |
SB |
スモールボア・ライフルの略称 |
SB/アンダーレバー式 |
アクションに重量が必要で精度を出すことに熟練も要し、現在では使用されていない |
SB/ボルト式 |
競技銃は100%単発・ボルトアクションと考えてよい |
MOA |
ミニッツ・オブ・アングル、角度の分(1/60度)精度やマイクロサイトの移動距離の単位 |
MQS |
オリンピック参加基準点、クォータ・プレースを使用してMQS獲得者をオリンピック大会に送り出す |
エロージョン |
主に薬室全部(底部の場合が多い)に表れる銃腔内の侵食(小穴) |
オーバーホール |
空気銃では通常分解掃除と各種パッキングの交換を意味する |
オーバーロードの原則 |
筋力向上のためには日常経験する以上の負荷を筋肉にかける必要がある |
オリンピック/参加 |
国別枠のクォータ・プレースの獲得が必要 |
オリンピック/メダル |
日本の獲得メダル;金X1、銀X1、銅X3 |
オリンプ |
ロシア製のSB弾、ソビエト時代はその高精度から幻の弾といわれたが、ソビエト崩壊後一般に売り出されてからはX |
外的姿勢 |
外から見える射撃姿勢の形 |
カウンター |
銃身の外形、テーパーのかかり具合 |
がく引き |
引き金を銃口が動くほど一気に引いてしまうこと、旧軍用語 |
ガス圧 |
スモールボア・ライフルの銃腔内最高圧力は1200-300バール、エアー・ライフルは70-75バール |
キャストブレット |
一般に鋳型に鉛を流し込んで作られた弾頭、スモールボア・ライフル弾頭は型押しで製造するのでキャストブレットではない |
QP |
クォータプレース、種目別、国別オリンピック参加権、各種目各国2個まで |
協会/登録 |
エアー・ライフルを撃つだけで競技に参加しない場合は入会の必要はない、スモールボア・ライフルを所持する場合は基本資格 |
切れ味 |
引き金が落ちる瞬間の引き金の感覚、シアの引っかかり具合の調節で変化する |
禁煙 |
射撃競技地域内は規則で禁煙 |
クラウン |
銃口の面の掘り込み形状、精度に関係ないというガンスミスもいる |
クリーニング |
一般に射撃後の銃腔の掃除をさす、洗い矢、ガイド、ソルベントを使用 (ベディング材に付着しないように注意) |
クリック |
マイクロサイトの1目盛りの動き |
グルーピング |
精度面では固定された銃身から撃ちだされた弾痕のサイズ (一般的には10発の外形で表現している) |
グルーブ |
ライフリングの谷の部分、谷の直径がグルーブ径 |
グレイン(gr) |
1/7000US重量ポンド、火薬や弾頭の重量の単位、スモールボア・ライフル弾頭は40グレイン=2.59グラム |
クロモリ/銃身 |
銃身材のクロームモリブデン鋼の略、多くのメーカーの銃身はクロモリ銃身 |
携帯電話 |
競技中はケータイの電源はOFFでなければならない |
抗議 |
ジュリーの裁定や射場役員に対して、口頭,書面での抗議ができる |
コーチング |
競技中はいかなるコーチング行為も禁止される |
コート |
日本語、シューティング・ジャケットのこと、パーフォーマンスを大きく左右する (キャンバス製が主流) |
コート・ズボンの下着 |
通常のスポーチウェアのみ着用できる、厚さ合計2.5mmまで |
国民体育大会 |
(財)日本体育協会主催の競技会、射撃は秋季大会に含まれる(高知国体では夏季に実施) |
故障 |
修理するか銃を交換して競技が続行できる、救済規則もある |
コロージョン |
主に薬室全部(底部の場合が多い)に表れる銃腔内の錆びの痕(小穴) |
コンドーム |
オリンピックやアジア大会の医務室に行けばマーク入りのやつが置いてある、直ぐ無くなる |
最大筋力 |
持ち上げられる最大重量、この重量を使用しての筋力トレーニングは危険であり一般的には実施しない |
サイトアライメント |
瞳孔、マイクロサイトのピープ、フロントサイトの同心円配列 |
サイトラディアス |
照星,照門間の距離、1クリックの弾痕移動量を決定する |
SAMトレーナー |
RIKAトレーナーと同一品 |
3姿勢 |
伏射(P)、立射(S),膝射(K)の総称、どの種目もこの順番で撃つ |
残像現象 |
射撃では長時間の照準によるフロントリング内の黒点のボケ、または誤認識の原因をさす |
シア |
一般には引き金の最後の係りを受け持つパーツのセット |
シェイディング |
強風時に照準を風上にずらせて射撃する技術 |
自然狙点 |
骨格サポート、リラックス、バランスが達成された姿勢で銃口が自然にむく位置 (初心者には存在しない) |
指定射撃場 |
競技銃は公安委員会指定射撃場以外では発射できない |
自動化 |
技術を潜在意識に蓄積し”考えなくても実行できる”ようにすること、プラスの自動化とマイナスの自動化がある |
自動採点機 |
ファイナル用の小数点以下を計測する採点機、本戦では使用できない |
射撃距離 |
10mの許容誤差は±5cm、50mの許容誤差は±20cm、300mの許容誤差は±1m、射手は射撃線から出てはならない |
射撃指導員 |
公安委員会指定、指導目的で他人の許可銃を射撃場において所持、発射できる |
射撃人口 |
(社)日本ライフル射撃協会会員7000名、競技参加者は実質5-6000名うち学・生高校生2000名 |
射撃線 |
射座の前に引かれた距離を表示する線またはその後ろの射座地域をさす |
射撃中止 |
危険な状況を発見した際は何人も射撃中止を号令できる |
射座 |
規則上標的面以外は屋根,壁に覆われていまければならない、体の一部が隣の射座に位置することは規則違反ではない |
写真撮影 |
競技中はフラッシュの使用が禁止される |
銃身交換 |
主に装薬銃の劣化した銃身を交換すること300m銃ではしばしば必要性がある |
銃身寿命 |
当たらなくなるまでの期間、弾数 |
銃刀法 |
銃砲刀剣類所持等取締法 |
銃の託送 |
法律上荷物の中味には運送者の支配が及ばないとみなされ違法ではないがなるべくやめたほうが良い、事故例もある |
ジュール(J) |
動体エネルギー単位、 J=1/2*弾頭重量(kg)*初速(m/s)*初速(m/s) |
ジュニア |
日本では一般に高校生のこと、国際的にはその年の12月31日現在で21歳未満のこと |
ジュリー |
規則に基づいて競技の決裁を行う、規則にない事項についても裁定する、ペナルティーなどはジュリーによって決定される |
照準精度 |
一般人の精度は1.5分(1/90度)、トレーニングにより10秒(1/360度)まで向上する?? (最近のマイクロサイトは10秒で設計されている) |
上訴 |
抗議に対する返答に不服の場合上訴ジュリーに対して上訴できる |
肖像権 |
選手がナショナルチームに入ったとたん肖像権はJOCの管理となる、このサイトで写真の一部がマスクされているのはそのため |
消費熱量 |
立射の消費エネルギーは1.8-2.0kcal/m |
所持許可の失効 |
支配が及ばない状況が発生した時点で所持許可は失効する(盗難、亡失、置き忘れ) |
初速 |
通常弾丸が銃口を飛び出すときの速度、スモールボア・ライフル=330m/s、エアー・ライフル=175m/s程度 |
シリンダー/AR圧縮空気式 |
個体差はあるが120気圧以上あれば精度上問題ない、必ずしも200気圧充填する必要はない |
推薦書/ライフル |
発行は日本体育協会、日本ライフル射撃協会が業務を行う、即ち日ラの会員でなければスモールボア・ライフルは所持できない |
スキャット |
赤外線を使用した射撃訓練分析装置、ロシア製、射座における銃口空間位置検知型 |
スコープ |
競技では一般に標的観測用望遠鏡をさすが、一般にはスコープ照準器を意味する |
スタンス/オープン |
射撃方向線にたいして後ろ足を前方に配置したスタンス |
スタンス/クローズド |
射撃方向線にたいして後ろ足を後方に配置したスタンス |
スタンス/スクェアー |
射撃方向線に平行に両足を配置したスタンス |
スタンダードライフル |
アクセサリーの使用に制限のある銃、その規格、種目 |
ステンレス/銃身 |
銃身専用メーカーの銃身に使用される鋼材、ほとんどは416ステンレス(柔らかい)コロージョンに強いと期待される |
ステンレス銃身 |
柔らかいステンレス(ロックウェル30前後)を材料に使用した銃身 |
スポーツ振興基本計画 |
平成12年文部科学省第151号告示。日本のスポーツの将来を政策にて明示。政府、自治体、競技団体の役割を規定し国民スポーツ振興基本計画の発展と強いニッポンの再建を目指す。 |
スモールボア・ライフル |
22ロング実包を使用するライフル銃 |
スリング |
伏射、膝射に使用する腕と銃を結ぶベルト、この使い方で基本的に技術が左右される (幅4cm以下) |
スレッディング |
アクションと銃身がたがいに雌ネジ、雄ネジの関係で組みあがっていること、またはそのネジ切り |
正照準 |
正しいサイトアライメントでセンターを捉えた照準映像 |
精度/AR弾 |
銃身バイスからの10発グループで”良”の基準は5.5mm以下、弾速標準偏差0.5m以下、初速170m/s台 |
精度/SB弾 |
銃身バイスからの10発グループで”良”の基準は15mm以下、初速安定度・リム厚安定度と精度は関連性は高くない |
精度/一般 |
銃や弾の性能の総称、一般的には10発の集弾の外形で称する (本来は中心の誤差を照準角で表示する) |
世界記録 |
ISSF主催の大会でのみ公認される |
世界選手権大会 |
ISSF主催の競技会、4年に1度、オリンピック夏季大会の2年後に開催される |
センター |
標的のセンターマークに接した弾痕、エアー・ライフルの場合10点圏を完全に撃ち抜いた弾痕 |
センターファイア |
薬莢の底部の中心に装着された雷管をたたいて発射する銃、弾 |
センターペーパー |
標的紙の黒点の部分だけ印刷した練習用標的 |
ソルベント |
銃腔内の掃除に使用する薬品 (アンモニアベースのものが原点) |
ターゲットキャリア |
標的が射座と標的位置まで往復する装置 |
ターナー |
スイスの銃器メーカー、小規模 |
ダイナミックステレオタイプ |
パブロフ生理学での定型化された運動条件反射 |
ダイレクトトリガー |
遊びが無く切れる感じの調整がなされた引き金の仮称、エアー・ライフル立射で上級者の間で使用される |
弾の保管 |
室温、除湿、冷蔵庫不可、40℃以上不可、自宅保管800発以内 |
段級 |
申し込んで得点がクリアできればいただける単純なもの、各種大会の参加基礎資格になるので3段までは獲得しておいたほうが良い |
弾頭 |
弾丸の飛んでいく部分、スモールボア・ライフル弾頭のワックスは精度を維持するための必需品 |
チークピース |
銃床の頬付けをする部位、エアー・ライフルでは競技中は調整できない |
遅発 |
撃針が落ちて暫く時間を置いて発射されること、発射音の前に撃針音”カチン”が聞こえる |
ツイスト |
ライフルが一回転するピッチ (スモールボア・ライフルは通常40cm) |
定起角 |
弾丸が銃口を離れる瞬間の銃身の跳ね上がりの角度 |
停弾 |
弾が銃身の途中で停止してしまうこと、空気銃の圧力不足、火薬の不調が原因だが次弾を込めて発射してしまわないこと、危ない、壊れる |
テネックス |
SB弾のリーディングブランド、工場での試射でグループの良いものは”ゴールド”で割高の値段設定、当てにならない、イギリス、エレー社 |
デブコン |
エポキシ系接着剤、ベディング材に使用する、アルミ粉入り鉄粉入りなど各種ある |
電子標的 |
着弾時の衝撃波の発生位置を検知して標的上にプロットする標的装置、初期精度は良い |
登録/協会 |
エアー・ライフルを撃つだけで競技に参加しない場合は入会の必要はない、スモールボア・ライフルを所持する場合は基本資格 |
ドーピング |
競技力向上の意図をもって薬物を使用することであるが、意図が無くとも禁止薬物が検出されると有無を言わさずペナルティー、尿や血液の入れ替えも禁止される |
ドーピング検査 |
本来体内に存在しない物質の有無を検査する、尿をガスクロマトグラフィーで検査、検査量がやけに高い(健康保険が効かない) |
トリガーシュー |
引き金機構の指の当たる棒状の部分=トリガータング |
トルクレンチ |
通常バレルドアクションの銃床への取り付けネジのトルクの一定のため使用する、通常3.5-5.0n/m |
内的姿勢 |
筋肉感覚、バランス感覚など定型化された自己のフィーリングによる姿勢 |
ニーリングロール |
膝射の際の右足の支持具、かつてはクッションと称したがクッションである必要はない |
日本記録 |
全部の種目に設定されているので100以上ある…協会も大変 |
ノプテル |
赤外線を使用した射撃訓練分析装置、フィンランド製、標的上の銃口指向位置検知型 |
パームレスト |
現在ではほとんど使用されなくなっているが立射で銃を支える左手の補助具、手首付近の筋肉を使用しないようにセットする |
背筋運動 |
反動を使用せず遅いスピードで実施すること |
ハイサイトブロック |
プリズムブロック、サイトラインを上方に移動させる照準器のエレベーションパーツ、頭部の保持が容易になる |
バイソナイト |
エポキシ系接着剤、ベディング材に使用する |
ハイポジション/膝射 |
上体を直立させて座る姿勢 |
白紙標的 |
白い紙を目標とした射撃、主に撃発タイミングの訓練に用いられる |
パッチ |
銃腔内を掃除する際使用する布切れの小片 (現在はマカロニ=VFG掃除フェルト、が主流) |
バットプレート |
銃床尾板、なるべく多くの面積を肩に当てて摩擦力を得る |
ハムストリング |
太ももの後ろの筋肉 |
バレルドアクション |
銃の鉄の部分全体 |
反動 |
弾丸発射の銃身を後退させる反作用、銃の質量が大きいので弾丸の威力に比べ小さい、弾が動き始めたと同時に始まる |
ハンドストップ |
スリング止め金具がついた銃の付属品、左手はハンドストップに押し当てる |
ハンドレスト |
グリップの下端のでっぱり部品、グリップの状態を確認するための部品 (一般的には不要) |
BR |
ビームライフルの略称 |
ピープディスク |
マイクロサイトに装着された小孔のあいた部品、可変ディスクが多用される |
引き味 |
引き金の落ちる感じ、ドライ(切れる感じ)、ウェット(すべる感じ)などと表現する |
被写界深度 |
同時に焦点が合う距離の範囲の大きさ、ピープの大きさを小さくすると被写界深度が深く(大きく)なりリングも標的もはっきり見えやすい |
標的線 |
標的が並んだ位置の横線 |
標的の照度 |
10m屋内射場は標的面で1000lux以上(射座は机上で300lux以上) |
ピラー |
ベディングの補強・保護のためネジ穴のあたりに埋め込まれた金属の部品 |
ファーストチャンス |
撃発準備が完了した後初めて10点が取れそうな時期 |
ファイナル競技 |
オリンピック種目では本戦上位8名によるファイナルを実施する、1発づつ号令に従って射撃、採点を行う |
ファインベルクバウ |
ドイツの銃器メーカー、1980年代まではエアー・ライフルで独占状態であった |
風旗 |
射撃場に立てられた風読みの旗、素材の布の重さが決められている |
フェミニニティコントロール |
染色体を検査して女性を証明する、カードが無ければ女子種目には参加できない、オリンピック・アジア大会で実施 |
フェルトペレット |
エアー・ライフル銃身掃除用のフェルトの弾、掃除効果がない、気休め、決して油をつけて撃ったりしない、近距離で当たると怪我をするので注意 |
フォアエンドレイザー |
スモールボア・ライフル立射で左手で銃をを支えるための補助具、パームレストの規則が摘要される |
フォロースルー |
撃発後も集中と銃の状態を維持すること (技術的には重要) |
フォワードポジション/膝射 |
上体を標的側に傾け左脚に多くの重量を架ける姿勢 |
伏射マット |
折りたたまなければどのように使用しても良い、マット・ラグの2種類が用意されている場合もその上下は任意 |
腹筋運動 |
膝を曲げた状態で実施すること、反動を使用せず遅いスピードで実施すること |
不発/SB |
撃発したにもかかわらず火薬に点火されないこと、理屈では遅発の恐れがあるので数秒待ってからボルトを上げる |
フライヤー |
グルーピングの中から物理的にぽつんと飛び出した弾痕、劣化銃身、弾薬不良、ベディング不良が考えられる |
プラスティックインサート |
プラスティックの板に円形の穴をあけたフロントサイトリング、グローブのスリットからの光線を遮蔽すること |
プラトー期 |
上達過程で技術向上が停滞する時期 |
フリーフロート |
銃身がフォアエンドに接触しないように銃床に取り付けること |
フリーライフル |
パームレストやフックバットプレートなどアクセサリーを使用してよい銃、または種目 |
フリンチング |
萎縮、引き金を引く寸前、または同時に体の一部が不随意に動いてしまうこと |
フルート |
銃身に刻まれたたて溝、同じ重量で太い直径と同じ振動係数が得られ、放熱も良いので300m用に使用される |
ブロック |
国体に関する地域分け、種目によってはブロックで人数制限がありブロック予選が実施される、本番より緊張する… |
ヘッドスペース/SB |
ボルトを閉鎖したときのボルトヘッドと薬室周囲の壁の間の隙間、競技用で通常1.08-1.12mm、自動装填式はもっと大きい |
ヘッドスペースゲージ/SB |
ヘッドスペースを決定する鋼鉄製のゲージ、通常最小寸法ゲージと最大寸法ゲージがありこの間にヘッドスペースを決定する |
ベディング |
銃床とアクションの関係を保つための加工、接着剤でかたどりをする (絶対必要というわけではない) |
偏流 |
弾丸の右回転により銃身軸線より右方向に弾道がそれてゆく現象、30クラスで300mで2cm程度とされ競技では無視される |
ボア/ランド |
ライフリングの山の部分、山の直径がボア径 |
ボアスコープ |
銃身内面を観察するためのファイバーグラス製の細長い棒 |
防風 |
机を横倒しにしたりして個人的に防風措置を施すことは競技では禁止される |
ボートテール |
超音速で飛行する物体の尻すぼみの形状 |
ボーンサポート |
骨格サポート、骨と骨のコンタクトがその基本となる |
ボタンライフル |
ライフルボタン(ライフルを作るタングステンカーバイトの型)を使用して作られた銃身、カスタム銃身のほとんどがボタンライフル |
ボルト |
装薬銃の発射機構の一部、撃針と圧力を受けるラグ機構から成る |
ボルトヘッド |
ボルトの先端面、銃身に対し直角にできている (はず) |
ホローポイント |
先端に穴があいている弾頭、大口径競技用 |
マイクロサイト |
照門がついた照準具、照門の移動する方向に着弾も移動する、10クリック(1/3MOA移動)と20クリック(1/6MOA移動)のタイプあり |
マスターアイ |
利き目=ドミナントアイ |
マンドレル |
鍛造銃身の加工の際ライフルを刻む心棒になるタングステンカーバイトのロッド |
ミオシン/マイオシン |
筋肉細胞を構成するタンパク質、アクチン繊維とともにATP(アデノシン3燐酸)の作用で収縮する |
有酸素運動 |
有酸素エネルギー代謝をともなう運動、息が切れた状態でトレーニング効果を得るがその状態の維持が必要 |
ユニーク |
フランスの銃器メーカー、ライフル銃身は外注 |
ライフリング |
銃腔内に刻まれた渦巻状の溝、通常射座から見て弾丸に右回転を与える |
ラッピング/銃身 |
多くのメーカーでは現在行われていない、磨きすぎると精度が落ちるらしい… |
ラプア |
SB弾のリーディングブランド、フィンランド、ナモラプア社 |
RIKAホームトレーナー |
赤外線を使用した射撃訓練分析装置、ドイツ製、射座における銃口空間位置検知型 |
リム |
スモールボア・ライフル弾の底の出っ張り、内面に発火薬が塗布されている (理論的にはサイズの安定が望ましい) |
リムファイア |
薬莢の底部のリム(でっぱり)の部分をたたいて発射する銃、弾 |
両眼照準 |
両目を開けたまま照準すること(目隠し板は使用する) |
レギュレーター |
圧縮空気式エアー・ライフルに組み込まれた減圧室、出力を70-75気圧に保っている |
レペティション・マキシマム |
筋力トレーニングの負荷の単位(RM) 13kgのものを持ち上げられる回数が10回の場合、13kgが10RMに相当する |
レベル射撃 |
10点圏線などを塗りつぶした標的を使用して決められた範囲に全弾命中させることを目的としたトレーニング射撃 |
レミネッセンス |
トレーニングを長期間休止した直後に表れる高パーフォーマンス、その現象 |
ロッキングラグ |
発射の圧力を受けるためにボルトについたアクション内部へのひっかかり部分 (SBではハンドルの根元にある) |
ロックタイト |
ネジ止め(接着剤)の商品名、トリガーの調整ネジの固定に使用される、セメダインでも良い |
ロッドガイド |
銃身クリーニングの際薬室保護のため洗い矢をまっすぐ通すガイド、アクションにボルトの変わりに挿入する |
ロット番号 |
競技では通常スモールボア・ライフル弾薬の製造ロットを意味する、 (弾の良し悪しをロットで管理する) |
ワールドカップ大会 |
ISSF主催の競技会、オリンピック出場資格を争奪する、毎年4-5回開催される |
ワルサー |
ドイツの銃器メーカー、競技銃ではマイナー |