横弾痕
スモールボア・ライフルの横弾痕である
通常これほどはっきりした横弾痕を目にする事はないが、そのほとんどの原因が弾にあると考えられる。弾頭のサイズや内部の大きな空洞(鬆)の存在によりライフリングの回転によるジャイロ効果より飛行方向からの空気抵抗が勝り、弾頭が縦回転して標的には当たらない。
弾は放物線を描いて飛行する。(もっとも空気抵抗により
50mでその頂点は25mより標的に近い位置にあるが)
発射された弾頭の姿勢は斜め上方を向いており下方か らの空気抵抗を受け回転しようとする。
ライフリングによる右回転の不調や、弾頭のバランス不 良により横弾痕ができると考えられる。300mライフルで は銃のライフリングの磨耗が原因の場合もあるが50mではまず弾に原因がある。
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