スモールボアライフル伏射  

     フォームの基本点検
              案内所に戻る


伏射鳥瞰図
1 道具の配置

弾やアクセサリー類は右手の届く範囲にまとめて置いておきます
スコープは頭をほんの少し動かせただけで着弾が確認できる位置に設置します、スコープの高さも工夫が必要です
弾を落としたときに備え予備弾も用意しましょう、但し弾数が混乱しないような配慮が必要です

2 銃の様子

良い姿勢では銃の重量は真下にかかります,左手を完全にリラックスさせても銃は左右方向に移動したり落ちていったりはしません

3 左手

銃の重量は左手の根元にコツンと載る感じで、掴んだり、手のひらに載せたりしてはいけません、銃は手首の上に載るといっても大げさではありません
左手はハンドストップに押し付けます、即ち左前腕は下方に落とされます
射撃中は手首に巻かれたスリングの位置が移動しないように注意します、装填のときに手首が緩むと姿勢がずれます

4 左肘

左肘の位置で銃の行きたがる方向が変化します、グリップの下端と左肘の位置関係が一定になるように注意しましょう
肘にグリップやスリングが触れるとルール違反です、グリップが僅かに触れるような場合はグリップを削ります
原則としてスリングにより腕が左右に引っ張られないようにスリングの巻き方を調整します
銃が右に行きたがる場合一般に肘を右に入れていきます

5 頭部

頭はやや前傾しますが左右には倒れません
無理に直立させると首の後ろが窮屈になり銃が動きます
眼からサイトまでの距離は5-8cm程度が標準です
首の左側も力をぬきましょう、それで姿勢が頼りなくなるならばその姿勢は改善の余地が大きいです
銃をお迎えにいかなければならないとするとセッティングで銃を近づけましょう

6 右肘

右肘は自然な位置におきます
”自然な位置”がわからない場合、自分ではやや体に近いと思われる位置で試してください
肘の前後の位置はグリップの位置で変化します、肘の位置が決定すれば銃床の長さは手の位置にグリップが来るように調整します
姿勢がずれてくるとだんだんグリップが遠くなってきます、そうなったら姿勢を作り直します
姿勢がずれてくるとだんだん肘の位置が後方に下がってきます、そうなったら姿勢を作り直します

7 肩づけ

初心者は肩づけはやや強めと考えてください
肩づけがずれないように挟み込むことは誤りです
バットプレートの形状を調節してなるべく広いあたり面を取ります
バットプレートの上端のみ”点あたり”している肩づけは銃がぐらつき成績が安定しません
バットプレートの上部の出っ張りを大きくして固定しようとすると、反動の一定化が困難になります
フックは位置を確認するため体側に触れる程度の調整を基本とします、強く当てると銃は右に跳ねます
姿勢がずれてくると肩づけがだんだんゆるくなってきます、姿勢を作り直しましょう

8 背中

伏射では背中、背筋を意図的に使用することはありません、トレーニング中に緊張を感じるようですとその姿勢はよくありません
基本的には脊椎は直線を描きます
トレーニングの翌日肩甲骨のあたりに痛みが残るのは初心者では正常です
トレーニングの翌日左大胸筋付近に痛みが残るのは初心者では正常です
トレーニングの翌日脊椎起立筋に痛みが残るのは姿勢に欠陥があります


案内所に戻る