脈を拾う 40代 2009年7月10日(金) 22:30 |
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SBのプローンですが、暑くなってくると心臓がバクバクして通常より脈を大きく拾ってしまいます。黒点がフロントリング下部に触れてしまうぐらい動くので非常に気になり引き金が引けません。これは明らかに私の技術力不足だとは思うのですが、スリングの位置など色々と動かしていますがまだ解決には至っておりません。やはり上級者は暑くても脈は拾わないものなのですよね?ちなみに最近になって急に脈を拾うようになってしまったのですが、高血圧が関係ある場合もありますか? |
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Pの銃口の動きをいわゆる照準上で9点10点を識別する動きと、静止中の小刻みな動きに大別した場合ご質問の内容は後者の極端な動きと考えますが、 通常そのような動きは脈を拾っている場合でも平均値は得点圏の(圏線の幅)の50%を超えることはありません。また正しい技術を持った人の通常の心拍のパルス動は小刻みな動きの中に吸収されおり0.5点圏も動いていれば95点が困難なレベルといえます。なれないファイナルで極端なパルスを拾う場合はもちろんあることですが・・・。
上級者でも高温化では10-20%大きくなりますが、元来その小刻みな動きの幅はおおむね0.2点圏程度なので気がつかないか、またはさほど得点が落ちるということはありません。ご質問にある動きは、リングの大きさにもよりますが1−2点圏に達する大きなもので、試合の極端なプレッシャー下に無いとすれば普通ではありません。高血圧は関係あるかもしれませんが診断はできません。
そのような大きな脈動は、スリングから来るとことも多いのですが、胴体のどこかから来ている場合もあります。ポジションの捻りをなくして据銃するか(背骨をまっすぐ、脚も曲げない)、射撃ズボンをはいている場合はそれを脱ぎ、ベルトを締めずに構えて検証してみてください。 また腕や肘が痛いですが、検証のためジャケットを着ないでスリングを短くして腕に巻き同じような大きなパルスを拾うかどうか試してください。(射撃する必要はありません)それで拾わない場合ジャケットの体へのあたり方も疑わしいです。
一方人間の視力から考察すると、視力の良い人でも50m先のランドルト環(視力検査でおなじみのC=図は5m用で視力1.0)の隙間が15mm程度ないと識別できないといわれています。標的の得点圏の幅は8mmですから、ピンホールの効果を考えてもわれわれは普通の人が経験しない視力を得て事象を判断しているともいえます。例えば10.9と10.4の映像の違い(上級者では容易に識別できる)は4mmしかなく、もしかするとそんなには動いてないのかもしれません。(計測しないとわかりません)技術レベルが解りませんので違うかもしれませんが、普段90点-95点以下のレベルであれば暑い日に脈が良く見えてしまうことは多々あり、それが精神的に障害になっていることも考えられます。また水分の不足から脈が大きくなる場合もありますのでその辺りも考察に入れてみてください。 |
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