9点はOK?それともミス? べろんちょ 2007年5月7日(月) 0:22 |
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ぐ様が本編で指摘されているとおり、SBのSではシリーズ90平均撃てる方は
それほど多くないようですね。わたしも大きく及ばず84〜85のレベルです。
で そういう人が9点を撃った時 「よし!」と考えたり、そこまで楽天的でなくとも ほっとしたりしてもよろしいのでしょうか、もちろん10点は獲りにいっておりますが・・・。 |
技術論からのアプローチでは「良し!」と考えることが妥当でしょう。楽天的というより健全というべきかも…。
銃口の動きには照準を決める周波数の小さい(1-2HZ)のスピードの遅い”揺れ”と、リラックス技術に左右される周波数の大きい”がたつき”の2種類に大別されます。80点台の人は、勿論個人差は大きいのですが照準も決定的には安定せず、銃口の方向をコントロールしようとする時の筋肉活動の介在が大きく、その結果”がたつき”の大きさも10点圏の幅にはとどまっていません。それゆえ10点照準で撃発して10点の結果を得られる確率はそれほど高いものではなく、ご質問のレベルでは「良し!」の撃発を標的に印刷された直径10.4mmの円で評価することにはそれほど論路性がありません。また50mの10点照準圏の直径は16mmであるのに対し、ARの10点照準圏は50m換算で25mmになります。10点の面積は50m種目ではARの41%となります。つまりARと同じ感覚では得点は出るはずもなく、ARで獲得できる10.0の照準は50mではおおむね9.6に相当します。しかも50mでは反動、弾丸の優劣、光線、風、陽炎などの阻害要因も存在します。
立射では自分の持てる技術の中でスムーズな指の動きが最も重要視される要因ですが、上記のような事実から、例えばスムーズな撃発を求めてそれが成功したとき、お尋ねのレベルでは結果が9点ですとそのパーフォーマンスに○をつけるべきと考えます(後には9.5、更には10点と目標のレベルアップをする必用はありますよ)
10発のうちスムーズに撃発できた数が7発もあれば90点台でしょうし、全部できた場合は95点に近いものと想定できます。うまく引ければ勝ち、だめなら負けということで勝率5割目標からスタートすればどうでしょうか?84-5点の平均ではそのようなアプローチの方が健全だと思います。 |
また追加質問で申し訳ありませんです。上記についてはPとKも同様と
考えてよろしいでしょうか。個人的にはあまりに10点を目標と
固守過ぎるとメンタルになりそうなのですが。 |
Kは完全に同様とお考えになって差し支えありません。
Pは静止が(がたつき面)良好なはずですので同じ考えですが、スムーズにできたときの無風時に満足すべきレベルは10.0より内側と思います。95平均で10.0、97平均で10.2、98平均で10.3といったところかしら。(感覚論です)
》個人的にはあまりに10点を目標と固守過ぎるとメンタルになりそうなのですが。
10点が大多数を占める技術になるとメンタルになります…必ず一度は。 |
お答えありがとうございました、たいへんよく理解できました。
9点良しが健全であるのはなんだかとてもうれしい気分です。
また「うまく引ければ勝ち、だめなら負けということで勝率5割目標」は必ず行います。得点アップの予感が・・・・・。 |
》9点良しが健全であるのはなんだかとてもうれしい気分です。
88点を超えてきたら9点のラインの内側を良しに設定してみてください。 |
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