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Q A
いつも楽しく読ませていただいております。私は現在ヨーロッパに住んでおり、そのため空気銃、装薬銃とも日本より容易にはじめることができる環境にあります。オリンピック競技である射撃を始めようと思い、AP、及びFPもしくはPFPを、と考えています。まずはAPにつきご質問させてください(この分野全くの素人です)。
@ヘンメリーとファインベルクバウのどちらを購入するかで迷ってます。このクラスになると大きな違いはないと思うのですが、なにか特筆すべき違いはあるのでしょうか。
Aエレクトリックトリガーやアブソーバー(というのでしょうか。銃口の跳ね上がりを軽減するもの?)もオリンピックでは認められていると聞きますが、これらは有効(お勧め)でしょうか。近所の銃砲店のおじさんは、エレクトリックトリガーは外気温によって重さが変わるので良くないと言ってます(にわかには信じられないですが)。私の認識ではトリガーを軽く設定した場合、通常のトリガーだと部品が磨耗した際に軽くなりすぎる危険性があるのに対し、エレクトリックトリガーは常に一定した軽さ(重さ)が得られるというものなのですが。
Bその他、APのブランド、モデルでお勧めがあればお教え頂けますでしょうか(現在私が仕入れた情報では、ヘンメリーかファインベルクバウのガスボンベ(?)を使用するタイプで、エレクトリックトリガーとアブサーバーなしのものがいい、ということになっています)。
長くなり申し訳ございませんが、宜しくお願い致します。

てっぺい
ヨーロッパ - Wednesday, June 29, 2005 at 16:06:37 (JST)















大変丁寧なご回答、誠にありがとうございます。
FEINWERKBAUかSTEYR・WALTHERで選ぶようにします。形で選ぶのは斬新でいい考えだと、目からうろこが落ちました。もう少しましな質問ができるように頑張ります(今回は質問ではないので、消去していただいて結構です)。ありがとうございました。

てっぺい
- Thursday, June 30, 2005 at 20:29:26 (JST)
》私は現在ヨーロッパに住んでおり、そのため空気銃、装薬銃とも日本より容易にはじめることができる環境にあります。オリンピック競技である射撃を始めようと思い、AP、及びFPもしくはPFPを、と考えています。

そりゃまた結構ですね。クラブに登録してそこにRFP装置があるならぜひやってみてください。(多分オリンピック射撃の中でいちばん面白いと私は思ってます)AP/FP(精密系)は難しいです…(個人的感想)

》APにつきご質問させてください(この分野全くの素人です)。
@ヘンメリーとファインベルクバウのどちらを購入するかで迷ってます。このクラスになると大きな違いはないと思うのですが、なにか特筆すべき違いはあるのでしょうか。

まずヘンメリのAP(AP40)は今までの印象としてはまったくお奨めできません。ヘンメリの装薬ピストルは競技の世界では1・2を競う存在ですが、AR並びにAPに関しましては歴史的に、しかも30年以上にわたって機械的に失敗の連続とも言える状況です。少なくともここ30年を見ますとヘンメリのAR/APを使用している表舞台に現れる選手は皆無です。スイスの選手も使いませんです。(要するに新品のときは最高に思えるがすぐ壊れる)新型のAP40は違うぞ!という評価がヨーロッパで定着しているならば別ですが…。
おっしゃるとおり基本的にはこのクラスでは性能的には大きな差はありません。議論の中心はほとんどトリガーの切れ味といった好き嫌いの範疇です。ちなみに競技用として世界で認知されているのは、STEYR・FEINWERKBAU・MORINI・WALTHER・ANSCHUTZといったところです。STEYRがもっとも実績がありますが、イコールベストとは言い切れません。

》Aエレクトリックトリガーやアブソーバー(というのでしょうか。銃口の跳ね上がりを軽減するもの?)もオリンピックでは認められていると聞きますが、これらは有効(お勧め)でしょうか。近所の銃砲店のおじさんは、エレクトリックトリガーは外気温によって重さが変わるので良くないと言ってます(にわかには信じられないですが)。私の認識ではトリガーを軽く設定した場合、通常のトリガーだと部品が磨耗した際に軽くなりすぎる危険性があるのに対し、エレクトリックトリガーは常に一定した軽さ(重さ)が得られるというものなのですが。

電気トリガーは一般に使われていますが機械式を好む人も多いです。電気式といってもハンマーで圧縮弁をたたくのは同じですので、ひき味が一定しているというのがメリットですが、おじさんの言うこともありえることです。ちなみにAPの引き金張力は500g以上と決められていますが、500gぎりぎりに設定するとどんな方式でも規則に合致するかどうかの点で不安定です。大雑把ですが600gでセットするとどんなものでも安定していると捉えてください。
反動アブソーバーは上級になればなるほど有効と考えます。

》Bその他、APのブランド、モデルでお勧めがあればお教え頂けますでしょうか(現在私が仕入れた情報では、ヘンメリーかファインベルクバウのガスボンベ(?)を使用するタイプで、エレクトリックトリガーとアブサーバーなしのものがいい、ということになっています)。

無難という意味では、候補に挙げられているFEINWERKBAUかSTEYR・WALTHERが宜しいのではないでしょうか。同じような価格・性能ですので外見で決めても良いと思いますよ。
ちなみに同じように見えてもガス式(CO2)のやつはやめてください。不安定です。現在はすべて圧縮空気式になっていますのでその当たりお確かめください。


- Wednesday, June 29, 2005 at 23:08:41 (JST)
10mSで質問です。私は据銃を途中でやめることができません。
おかしいと感じても撃ってしまいます。          
どうしたらよいでしょう。銃を降ろす事が容易になる練習法はあるのでしょうか。

意志が弱い
- Wednesday, June 29, 2005 at 23:27:11 (JST)
そりゃまたすごく軟弱な意志力かもしれません…ごめん
自分の射撃でリズムよく撃っている時の銃の持ち上げから発射までの時間を調べて、それにプラス3-5秒くらいでチーンとなるようにキッチンタイマーを使用することくらいしか思い浮かびません。(普通はコーチがストップウォッチをもってやること)通常ファーストチャンスで必ず発射するリハーサルを実施してから据銃する様にするとその癖がついてきて、時間的に長くなると射撃を中止するようになりますけど…。当初は10回据銃して半分ほどしか撃てないかもしれませんが、克服するべき課題と思われます。


- Thursday, June 30, 2005 at 21:05:36 (JST)
ARで先輩からフロントサイトはプラスティックでなければ駄目だと言われましたが、そうなのでしょうか?
アイアンサイト
- Thursday, June 30, 2005 at 15:04:11 (JST)
駄目ではありません。多くの上級者は銃についてきたメタル・インサートのまま撃ってます。しかしプラスティックは環境光を多く透過するので人によっては劇的に照準しやすくなります。ちょっと借りてみて見やすいと感じたらプラスティックに変えられたらいかがですか。
プラスティックに変えたら銃が止まるようになった…なんてことはありませんから、感覚的に判断することは充分合理的な判断方法と思いますよ。


- Thursday, June 30, 2005 at 21:10:30 (JST)
コートの硬さ測定器は、試合や、特定の射撃場にしか置いていないために、柔らかくするにもどの程度にすれば見当がつきません。
そこで、簡易的に測定する方法はないでしょうか。また、ARAコート、ズボンは柔らかくしたところで、3ミリにはならないのでしょうか?


- Friday, July 01, 2005 at 22:30:33 (JST)
》コートの硬さ測定器は、試合や、特定の射撃場にしか置いていないために…簡易的に測定する方法はないでしょうか。

すみません(わしが謝ってどうする)、方法はありませんです。

》ARAコート、ズボンは柔らかくしたところで、3ミリにはならないのでしょうか?

なりますよ。代表選手のやつは3mm以上沈んでます…がこれでもかというくらいもんだ上に、もう一度これでもかともまないと駄目です。


- Saturday, July 02, 2005 at 19:56:44 (JST)
銃砲店のカタログを眺めていて、、、ふと、疑問が。
AIR弾には、AP弾、AR弾とありますが、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか?
形状が微妙に違うように感じますが、気のせいでしょうか?
銃にあった弾を選ぶって事ですが、可能性として、ARにAP弾を選択する可能性はあるのでしょうか???
そもそも、なんで、AR弾とか、AP弾とかの区別があるのでしょうか??
サイズについても、何種類も発売されているますが、どのような差があるのでしょうか?

へそのごま。
- Saturday, July 02, 2005 at 18:10:40 (JST)
》AIR弾には、AP弾、AR弾とありますが、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか?形状が微妙に違うように感じますが、気のせいでしょうか?

重量が違います。(AR用8.2gr=グレイン、AP用7.7gr)両方の差はスカートの部分の厚みにあります。AP用は初速の遅い銃用でおおむね初速が160m/s以下の銃用とお考えください。APでも現在の圧縮空気式のAPは初速が出るので弾丸のメーカーはAR用で良いといっています。勿論AP用だと初速が上がりますので好きな方はどうぞというところでしょう。昔のスプリング式銃やポンプ式のAPは初速が150m/s程度ですのでAP用弾がいいでしょうね。また日本では輸入されてませんがCO2ピストル用のもっと軽い(AP用より10%軽い)弾丸もドイツでは売られています。なお最近のAR用弾は以前のものより重くなってますので圧縮空気式用といってもいいかもしれません。

》銃にあった弾を選ぶって事ですが、可能性として、ARにAP弾を選択する可能性はあるのでしょうか???

ありません。とはいえグループがよければいいので100%否定できません。

》サイズについても、何種類も発売されているますが、どのような差があるのでしょうか?

表示の通り直径が、4.48,4.49,4.50mmなどの種類があります。銃身はそのサイズに差(公差)がありますので同じメーカーの銃でも3-4/100mm程度の範囲でサイズが散らばっています。各自の銃身の内径に会うかどうかというところで、どれが良いか実際には撃ってみないとわかりません。経験的には4.49mm(中間値ともいえます)がもっとも適合する割合が高いですが、銃身のサイズの中間値に適合するのだと思われます。
蛇足ですが銃身のサイズは磨り減ったりしませんので、銃身の生まれもっての特性といえます。


- Saturday, July 02, 2005 at 20:21:32 (JST)
射場での練習で、弾を出すことだけに専念した練習は駄目と述べておられましたが、キャリアの少ない初心者は1日あたり実弾何発くらい撃つのがベストなのでしょうか?やはりNTクラスになると年間当たりの実弾消費は相当なものなのでしょうか。
以前、ある大先輩が昔はAR1日で一缶撃った、何て聞いたことがあるのですが・・・

撃つの大好き
- Saturday, July 02, 2005 at 21:05:39 (JST)
》キャリアの少ない初心者は1日あたり実弾何発くらい撃つのがベストなのでしょうか?

ベストは練習課題によってわかりませんですが、一般に撃ち込み練習を想定した場合、実練習時間2時間程度ではないでしょうか。標的交換を5-10発に1回するとして遅い人で150発程度、速い人で200発程度でしょう。弾丸数は重要ではありませんが、2時間ほど集中が持続できるように練習してください。合宿などで終日練習する場合で仮に1日100発程度というペースですとちんたらしすぎかもしれません。

》NTクラスになると年間当たりの実弾消費は相当なものなのでしょうか。

見た目はそうではありませんが、上記のような時期を必ず経験していますよ。全体では2万回引き金を引くのが普通と思われます。年寄りの上手な人の弾丸数はこれから上達する人の参考にはなりませんよ。


- Sunday, July 03, 2005 at 18:50:24 (JST)
伏射の姿勢で左腕の角度が30度取れません。実際どのくらいあれば許されるものなのでしょうか?
かえるがつぶれたP
- Saturday, July 02, 2005 at 22:20:00 (JST)
30度なければ許されません。 

- Sunday, July 03, 2005 at 18:56:07 (JST)
3×40で3段と3×20の3段とでは、試合参加に伴う足切りは、どちらが有利なのでしょうか?まったくどちらも同等の扱いと考えて良いのでしょうか。県ラの試合では、男子も3×20で実施しており、どちらで段級を取るか迷っております。
どっち?
- Wednesday, July 06, 2005 at 22:22:26 (JST)
どちらも同等に扱うことがコンセンサスで、いままでも差別無く扱われています。

- Thursday, July 07, 2005 at 07:42:21 (JST)
ニーリングで足首を45度以上回転させてはいけないというのは、どこから45度なんでしょうか?
ケー
- Wednesday, July 06, 2005 at 22:39:47 (JST)
足首を回転させていない状態からの角度ですが、見かけは床面から投影では直角に伸びる靴底のラインの回転ということになります。靴底の靴の横から見た床面からの角度(傾き)は関係ありません。 

- Thursday, July 07, 2005 at 08:06:33 (JST)
喫煙者です。
喫煙は射撃に影響しますか。
あるとしたらマイナスの要素が大きいでしょうか。
一流射手で喫煙者はいますか?(いましたか?)

注意書きが怖い
見て見ぬフリ - Thursday, July 07, 2005 at 15:24:56 (JST)
どのような生理学的データを見てもプラスよりマイナス要素のほうが大きいですが、パーフォーマンスそのものに対する影響は実証されていません。精神論としてその害を大きく取り上げる場合はともかく、過去のメダリストの多くは喫煙者です。この人とこの人というのではなく、こいつも、こいつも、こいつもかといった比率です。もっとも昼間からのべつ喫煙している人は少ないです。非喫煙者の一流どころとアメリカ人は喫煙のパーフォーマンスへの害を強調しますが統計学的には絶対真理ともいえないと思います。が、体には良くないでしょうね。
国際レベルの選手の中で現在20歳代の選手の喫煙率は世界的に非常に低いです、近年の一流選手と呼ばれる人の人口の急激な増加と関係しているかどうかはわかりませんが、確かな現象として認知できます。おそらく今後喫煙は射撃に良くないという理論が補強されていくものと思われます。


- Thursday, July 07, 2005 at 22:06:35 (JST)
プレパレーション・タイム の終了に関して

射場長の号令で、プレパレーション・タイムの開始は、「PREPARATION TIME BEGINS NOW 」の号令で開始されますが、終了に関しては、如何でしょうか? 特に、規則集には明記されていない様に思えますが。プレパレーションの終了に関しては、特に、号令は無しで、時間が経過したら、競技開始のアナウンス、「只今より、平成○○年度、×××××ライフル射撃選手権大会、△△△△△、第1射群を開始します。......」を始める事で、プレパレーション・タイムは、終了と言う事で良いのでしょうか? 或いは、そもそも、プレパレーション・タイムには、終了と言う概念は無く、引き続き、競技が開始されると言う扱いで良いのでしょうか?

号令に悩む射場長
- Tuesday, July 12, 2005 at 00:39:09 (JST)
その通りです。号令は最低限しか決められていませんから適宜射場長がアナウンスしても構いません。例えば"Preparation time ends now."とか”プレパレーションが終了しました”とかしゃべっても構いませんししゃべらなくても構いません。ただ号令の用語は規定されていますので、プレパレーション・スタート(ストップ)と言うのは間違いです。これでは射撃開始とほとんど同じ意味になります。ワールドカップなんかは10分経過するといきなり”START"で始まる場合も多いです。

- Tuesday, July 12, 2005 at 22:43:23 (JST)
ジュリーと競技役員の判断が違う場合、ジュリーの採決に従うことは理解できるのですが、ジュリーが明らかに間違っている場合はどうなるのですか?
被害者意識
- Tuesday, July 12, 2005 at 11:44:05 (JST)
ジュリーは規則の適用を裁断する役職ですが、規則に無い事態を公平に処理する任務も負っています。ジュリーも間違える場合もあることは当然考えられますが、その場合規則集にてらして抗議することになります。(抗議する前に上品に指摘すればたいがい解決と思いますが)
ジュリーも間違いに気が付けば訂正するでしょう、普通の方であれば。


- Tuesday, July 12, 2005 at 22:47:15 (JST)
大口径のハンティングクラス今はなんてクラスなのかなあ。スコープ含んで銃の重量は何キロまでなんでしょうか?また、トリガーの重さは?
マタギ
秋田県 - Thursday, July 14, 2005 at 02:47:08 (JST)
照準器を含んだ重量5.5kg以下、
トリガーの重さ1.0kg以上です。


- Thursday, July 14, 2005 at 19:37:36 (JST)
10mP60と10m3x20の競技時間は、それぞれ1時間30分と2時間30分で正しいのでしょうか?
ルールブックの記述を読んでも私にはそうとは思えないのですが…。
以前試合で10mP60が1時間15分で行われていたことがありました。
いったいどれが正しいのか、教えてください。

迷える子羊
- Friday, July 15, 2005 at 01:37:53 (JST)
10mのP60,3x20は50mと同じ時間が適用されます。
監的壕で人が交換する場合とターゲットキャリア(射座から10m先まで標的をワイヤーで送るいわゆるおなじみのやつ)を使用する場合は、それぞれ1時間30分と2時間30分です。
電子標的、ゲーマンボックス型(スイッチで10m先の標的が変わるやつ)を使用する場合など上記以外の場合はそれぞれ1時間15分、2時間15分と決められています。
多くの場合3x20などは50m、10mとも設備に関係なく2時間15分で実施されていますが、競技の進行上の理由による時間短縮ではないでしょうか。


- Friday, July 15, 2005 at 22:19:41 (JST)
ぐう殿は全米選手権に出場されたことがあるそうですが、(3日間で50ヤード100ヤード撃つらしいのですが)どのような競技ですか?ちょっと面白そうで…
現役
- Saturday, July 16, 2005 at 18:40:19 (JST)



それはナショナルマッチ(キャンプペリー)のことですね。ナショナルマッチは7-8月の1ヶ月間にわたって行われる全米選手権ですが、ピストル、ライフル、スモールボアなどの競技が毎日実施されます。
お尋ねの伏射競技は(たぶん)、射撃としてはISSF規則とほとんど同様の方法で、
(違いは、前腕の角度が低くても良い、射撃線より前の風旗はない、いつでも試射に戻れる…など)
射距離と標的が違います。標的は一般に10点圏がISSFの1.2-1.5倍程度です。(距離によって比率が違うので)射距離は50ヤード、50メートル、100ヤードの組み合わせで、種目は50ヤード40発、50メートル40発、100ヤード40発、デュオー(50ヤード20発+100ヤード20発)の4種目で、1日に全部行い合計(アグリゲート)160発1600点満点が1日のコースです。
キャンプペリーでは、アイアンサイト(我々の行っているマイクロサイトを使用)を2日間で320発、エニーサイト(制限なし=実質的にはスコープサイト)を2日間320発、合計4日間640発、6400点満点で競います。
射場は写真の通り野原で、1射群で500人以上射撃できたと思います。=写真左上

風のインジケーターの使用は射撃線の手前だけでしか使用できません。その代わり本射中でもいつでも試射的に撃ちこめます。風に迷ったら試射的を撃ってもOKです。いちばん難しいのは、無風時で50メートルです。(標的が小さい=ISSF規格)風が吹けば10点が2インチある100ヤードの標的が最も難しくなります。究極的には勝敗は風の読み方で決まります。写真の100ヤードの標的は私の撃ったやつで、ベストグループとして会場に掲示されたやつですが、得点は200-19Xです。後半風が出て4時のセンターを撃って、試射に戻ったら4時の10点に2発きて、本社に戻って数発センターに同弾したんですが、最終弾10時の10点で20Xにならなかったやつです。(ほとんど昔話)ご覧になればお分かりのように、銃と弾丸が良くなければ話になりません。(これはワルサーのファクトリーばれるにテネックス)同じ日に得点だけで言えば400-40Xが5人以上いましたので、グルーピングは非常にいいですが(自分で言ってどうする)、成績ではたいしたことはありません。感覚的には今の標的で60発の最低点が9.5以内だと1600点撃てると思われます。(私は1600を2回出して1600クラブとかいうカードを貰いました、賞金はなし)
参加資格はビジター(米国籍なし)でしたが、その1位で賞金150ドルくらい貰った気がします…当時完全なアマチュア規定違反です。=写真左下(コインは1円玉)


- Tuesday, July 19, 2005 at 00:28:46 (JST)
AIR弾の件、大変よくわかりました。
ところで、AIR弾のスペシャル弾(100発入り)って、今でもあるのでしょうか?
銃砲店のカタログにないようですが、、、精度等同じであれば、密閉性の高い缶の方が、長期保存に適しているように思えるのですが、、ただし、缶入りでも、一度開封したら、未開封の缶とは、明らかに酸化する速度が違っていたように思いますが、、、未開封でも徐々に酸化していきますよね?
どのくらいの期間保管できるものなのでしょうか?

へそのごま
- Saturday, July 16, 2005 at 22:53:43 (JST)
売ってますよ。中身は丸缶と同じものです。保存性は圧倒的に缶入りです。100発パックは輸送のときのスカートの変形を防ぐためですが、それなら100発ケースを買って丸缶から取り出して並べたほうが鮮度が良くてお奨めです。

》缶入りでも、一度開封したら、未開封の缶とは、明らかに酸化する速度が違っていたように思いますが、…どのくらいの期間保管できるものなのでしょうか?

はい、開封すれば酸化は進みます。開封したら6ヶ月くらいで使い終わってください。未開封のものは4-5年は大丈夫と思います。


- Tuesday, July 19, 2005 at 00:43:04 (JST)
ハンガリー製の射撃ジャケット・ズボンってどうなんでしょうか?
某店で売ってるんですが
- Sunday, July 17, 2005 at 15:32:51 (JST)
すいません。見たことありませんのでわかりません。

- Tuesday, July 19, 2005 at 00:43:54 (JST)
現在ガムテープでサイズ調整しているグリップを盛りたいのですが、どのようにすればよいでしょうか。友人はエポキシ接着剤を使用していますが、見た目がいまいちなので・・・
細すぎ
- Monday, July 18, 2005 at 15:46:27 (JST)
ピストルの人がやってるように、セメダインスーパーにおがくずを混ぜたもので盛り付けると、成型のためのやすりがけや、仕上げのペーパーができていいと思います。エポキシは硬化が速過ぎて工作が難しいのでお奨めできません。セメダインスーパーの60分型にのこぎりで材木を切ったときの削りかす(合板は糊が入っているので×)を混ぜ(結構大量です、セメダインの量の30-50%)しばらくたってからグリップにつけていけば、手が水で湿っていれば手で成型できます。
実際にやる前に少量で練習してからにしたほうが良いですよ・・・。
尚ARではグリップに滑り止め加工はできませんので、つるつるに仕上げて塗装したほうが規則上無難です。ラミネートの場合は透明ラッカーで仕上げればそれらしくなります。


- Tuesday, July 19, 2005 at 00:51:53 (JST)
トリガーユニットの寿命はどれくらいなのでしょうか?
ある方に聞いたら、某一流射手は毎年新品に交換してた、
何て聞いたのですが本当でしょうか?

切れが欲しい
- Monday, July 18, 2005 at 21:16:30 (JST)
その方は相当の機械好きか、繊細な神経の方だったんでしょう…。
シアパーツ(摺動パーツ)の個体としての材質、トリガーブロックの部品の組みつけの精度にもよるでしょうけど、代表選手の価値観で5-10万発は問題ないと思いますよ。相当にひき味をドライにした場合(シアの先端部を酷使した場合)でも同じくらい持ちます。
駄目なやつ(気に食わないやつ)は最初から駄目ですから寿命1発ともいえるかもしれません。
常識的には長持ちします。年に1回ごみを取って注油してください。


- Tuesday, July 19, 2005 at 00:58:32 (JST)
上の写真の標的のグループは信じられないほどですが、スコープで撃ったんですか?倍率はどれくらいですか?
ほほー
- Tuesday, July 19, 2005 at 16:42:49 (JST)
銃身と弾丸が非常に良かったのです。この銃身は消耗して交換しましたが、交換後はこのようなグループはできませんでした。50mでは良いグループを出しましたが、距離が伸びると差が出ました。

》スコープで撃ったんですか?倍率はどれくらいですか?

はいそうです。倍率は16倍、ウィーバーT16という標的射撃用のドットの小さいレティクルのやつです。伏射だけなら24倍程度まで使えますが、3Pを撃つ人は一般に12-16倍を使用しています。ウナートルの外枠からクリックでスコープ本体の方向性を物理的に変更するスコープは正確なのですが重くてほとんど使われていません。
さっき見たら押入れの中のT16はカビが生えて真っ白でした…


- Wednesday, July 20, 2005 at 09:58:32 (JST)
ぐさま、「公式練習日」について教えてください。
試合要綱に、「公式練習日」ってのがありますが、普通に個人が練習するのと、何がどう違うのでしょうか?
また、「公式練習日」を設定している試合には、何か基準があるのでしょうか?
私には、国際試合ぐらいしか、思い浮かばなかったんですが、国内では、何時ごろから行われるようになったのでしょうか?
また、「公式練習日」に参加するには、おおむね、どのような手続きが必要になるのでしょうか??(要綱に書いてありましたっけ??)

中年太りコートがきつい。
- Wednesday, July 20, 2005 at 17:41:29 (JST)
規則で定められる練習射撃には、公式練習と競技前練習があります。公式練習は競技期間内にエントリーした選手(チーム)に対して射座・時間を割り振って与える練習時間のことです。国内では国体で行われています。また競技前練習は、その種目が実施される前日に参加者に1時間程度与えられる練習のことです。国内では競技前練習を実施している大会はありません。(規則どおりに行っていないといえばその通りです)
これらの練習はエントリーすれば自動的に与えられるもので、個人が射場使用料や標的を用意して行う練習とは本質的に異なるものです。
国内の大会で”公式練習””公開練習”と称して、射座は自分で申し込んで自由にやってください…といったものは規則上の公式練習ではありません。国内大会のほとんどは規則上の公式練習は実施していないといえるでしょう。射場の使用料や参加者の休暇の問題もありますので、個人的には特に規則に照らしあわせて改善しなければならないとは思ってませんです。ただ国体期間中に公開練習があるのに競技前練習が設けられていないのは、できるのにやってないといえるかもしれません。


- Wednesday, July 20, 2005 at 20:00:00 (JST)
過去ログにスティックという言葉が出てきましたが
これは角材ですよね?

これはどのように使うのでしょうか?
お忙しいでしょうが宜しくお願いします。

練習ヲタク
- Wednesday, July 20, 2005 at 19:11:49 (JST)



角材の上に載ってバランスをとる練習です。ツナ渡りのようにおとっとと脚の筋肉調整で載るのではなく、体の重心を角材に合わせてバランスを保つようにトレーニングします。こんな感じです 

- Wednesday, July 20, 2005 at 20:04:52 (JST)
すいません、スティックについてのご説明ありましたが、
これは、別窓の写真のように、コートの上は着ないで
するものなのでしょうか?
また、鉄砲も担がずやった方が良いのでしょうか?
それと、ふらついた時は、例えばできるだけ前足の筋肉等を
利用して踏ん張った方が良いのか、落ちてやり直ししたほうが
良いのか、おしえていただけますでしょうか?

たくさんお尋ねして申し訳ありません。

勘違いマン
信楽 - Wednesday, July 20, 2005 at 23:48:22 (JST)
ジャケットはどっちでもいいです。(据銃することが主目的ではありませんから)

スティックに載ることが目的ではなく、バランス感覚を訓練することだけが目的ですから、踏ん張ることなくやり直してください。最初は数秒しか持たないかもしれませんが、訓練すれば長時間乗れるようになります。銃を持った状態でも30秒以上バランスを保てる高校生もいますよ。ただし、載れる載れないの評価と射撃の得点はほとんど相関はありません。あくまでもバランス能力を訓練することと、バランスを知覚する能力を養うことが目的です。
実際の射撃では技術要素の一部でしかありませんので、この練習に大きな期待をするのは誤りです。有効な練習であることには異論はありませんが、仮に腹筋起き上がりが20回しかできないなら、それを100回にすることのほうが補助トレーニングとして優先されるでしょう。


- Thursday, July 21, 2005 at 23:23:32 (JST)