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619-643

Q A
SBの伏射を始めたばかりです。
まだ、据銃のみをひたすら繰り返しているだけの初心者なのですが、銃がどうもわずかに右側に傾きます。
ARの立射だと水平か左側でないとよくないと昔聞いたのですが、伏射でもやはりそうなのでしょうか?
完全に脱力(出来ているかは疑問ですが)すると、スリングにわずかに引っ張られるように傾いてしまうのですが……。

あと、脱力すると銃口が上がってしまうのですが、
これは伏射では普通のことなのでしょうか?

独りで試行錯誤
- Tuesday, March 30, 2004 at 21:18:37 (JST)
技術的経験則ではよくないと思われます。反動が右に出て安定した姿勢を継続させるのが困難であると認定されています。

@右ひじが右の方向に流れていないでしょうか、一般的に右ひじには左肘の荷重の50%以上はかかりません。その場合右ひじを体側方向に引いてください。
@左肘が銃の下の方向に入れられていないのではないでしょうか。それほど重要な数値ではありませんが、左肘は銃の真下から5-10cm左側に置かれ、一般に左手が少しひねられた感じで使われます。姿勢全体が適度に左回転方向にローリング(左肘に重さをかける)されていれば無理に左肘を銃の下にこじ入れる感じにはなりません。
@スリングが左手のひらを通過していませんか?その場合スリングを左手首を通過するようにしてやると銃の右傾斜が収まる場合があります。
@銃を手のひらの真ん中においてませんか?銃は手のひらの親指側に置きます。手は痛くなりますよ・・・。
@バットプレートのセッティングが右傾斜を引き起こす状態になってませんか?
@チークピースへの圧力が銃を右側に押し出してませんか?チークピースにはなるべく上方向から頭の重さを託します。

》脱力すると銃口が上がってしまうのですが、これは伏射では普通のことなのでしょうか?

普通のことではありません。脱力すると銃口は10点の方向を向いてそこからどこにもずれていかない状態です。腹式呼吸すると銃口は上下に直線的に移動します。銃の重量はスリングに完全に託されます。


- Wednesday, March 31, 2004 at 11:19:24 (JST)
SBでの実射は、持ってまだ数回という素人です。

サイト越しに見ると、標的がぼやけてしまい、照準を全くつけることが出来ずに戸惑っています。
視力は矯正で1.2あるはずなのですが……。

標的にうっすら灰色のもやが見えるだけで、ほぼ勘で撃っている状況です。
縁がぼんやりするとか、そういうレベルではなく、本当に薄い灰色のにじみが標的の紙に浮かんでるようにしか見えません。
サイトを通さずに普通に見ると、きちんと黒点として認識できるのですが……。

リアが1.8で、フロントが3.4、スリーブ使用です。
チークには特別強く押し当てているということはないと思います。
縁が欠けているという現象もありません。
教習では立射でしたが、そういうことはありませんでした。

やはり、姿勢などの問題でしょうか?
お手数ですが、ご教授願います。

2回目?
- Thursday, April 08, 2004 at 21:55:43 (JST)
ご質問の文面から想像しますと単純にピープディスク(アジャスタブル)が壊れているような気がします。おそらく姿勢の問題ではないでしょう。友人のサイトを借りて覗いてみてください。明るい世界が広がるかもしれませんよ。

一般にリアが1.8と言うのは大きすぎるかもしれませんね。フィルターがついている場合すどうし(フィルやーなし)の調節位置で覗いてみてください。アジャスタブル装置の羽(カメラの絞りのようなもの)が壊れてないでしょうか?

また極端な頭部の前傾により眉毛かまつげ越しに照準してませんか?いずれにせよ「本当に薄い灰色のにじみが標的の紙に浮かんでるようにしか見えません。」なんてことはありませんので、眼に障害がない限り機械的なものと思われます。


- Friday, April 09, 2004 at 07:48:50 (JST)
或いは片手系の質問をするのは筋違いなのかもしれませんが…

ステイヤーのLPでHRを嗜んでおりますが、何故か付属のシリンダーが150ber以上充填できず、4シリーズ辺りからの弾着が大層不安定になります。射場でよく会う国体選手からも「40発目以降の発射音が明らかに違う、このまま使い続けていても
成績の向上は望めない」と指導されました。

 そこで2点ほど質問がございます。

先生はこのQ&Aで
「180berもあればプレパレーションの分も入れて充分おつりがくる」と書いてありますが、あれはAR限定の物言いということでしょか?

ARとAP(この場合はHRですが)のシリンダーの違いは恐らく容量即ち「一発ごとのエア流量」だと思うのですが、ふとLPに同じステイヤーのLGシリーズAR付属のシリンダーを装着することを考えました。
競技規則集をざっと眺める限り
「装着時にバレルより先に突出していなければ合法」と解釈できそうですが、競技会における実際はどうなるでしょうか?
重量増になるのは分かっていますし、むしろマズルコンペンセーターの機能も期待できるような気もします…

Q
- Monday, April 12, 2004 at 00:10:19 (JST)
》何故か付属のシリンダーが150ber以上充填できず、4シリーズ辺りからの弾着が大層不安定になります。

これは故障ではないでしょうか?銃砲店でしらべてもらったほうがよいと思いますよ。

》180berもあればプレパレーションの分も入れて充分おつりがくる・・・

ARのロングシリンダーで180barで200発は撃てますので、容量の差を見てもAPでも充分なはずです。でなければ競技できませんし…。

》LPに同じステイヤーのLGシリーズAR付属のシリンダーを装着することを考えました。

つくんですか?相当の豪腕でないと無理かと思います。グリップの必要圧力が増してまともな撃発が困難になるでしょう(想像ですが)・・・競技用としてはお勧めできかねます。


- Monday, April 12, 2004 at 19:18:12 (JST)
以下はぐ先生がお書きになったFAQからの抜粋です。

>Q28
>スモールボア・ライフルに比べ大口径が異様に当たらないのですが

>A28
>技術的には大口径はスモールボア・ライフルに比べて格段に容易です。標的が大きいことと(照準角度で換算すればSBの9.85が300mの10.0に相当します)撃発直後のフォロースルーに着弾が左右される要素が小さいこと、弾の精度が圧倒的に優れていることがその理由です。

●上記論法の延長で

  「AR>SB>LB」

 という技術的難易度の相関図が導き出されると思いますが
 そうお考えでしょうか?
 
 誤解なきよう申し添えておきますが、当方決して「どの種目がエライのか決めよう!」とか「言質を取って追いつめよう」という意図で質問しているのではございません。

●「照準角度で換算すればSBの9.85が300mの10.0に相当します」

 この修辞が意とする図式やイメージが理解できません。恐れ入ります  がこのロジックを「予備知識のない者でもわかるように」再度ご説明
 願えないでしょうか?

2chの標的射撃スレはまるで「持ち物自慢・買い物自慢大会」
- Monday, April 12, 2004 at 23:42:15 (JST)
》AR>SB>LBという技術的難易度の相関図が導き出されると思いますがそうお考えでしょうか?

技術的にはAR>LB>SBかもしれませんね。人によるでしょうが。

》照準角度で換算すればSBの9.85が300mの10.0に相当します

10点圏の大きさは弾丸(採点ゲージ)の直径を含めて、10mは5.0mm、50mは16.0mm、300mは108.0mmですので射撃距離で割り算してみてください。

- Tuesday, April 13, 2004 at 23:55:23 (JST)


伏射を長時間続けていると左腕の肘が擦り切れそうになることがときどきあります。体調不良のときかもしれませんが、この痛みが発生にくくする目的で下着の該当箇所にパッチ(いわば座布団)を縫い付けることは現行のライフル射撃規則ではどのように判断されるでしょうか。
いくつかの資料を読みましたが、決定的なものがありません。現在、習慣的に着用しているのは、Tシャツ1、薄いトレーナー1、ジャージ1です。下着の合計厚さ2.5mmは、左肘の箇所では超過しませんが、単純にこれらの3つの品目の厚さを合計するとどうやら2.6mmとなるようです。つまりパッチとTシャツは重ならないということです。
ルール違反にならないで上記のようなパッチを縫い付けた品目を着用できるでしょうか。ISSFルールの下着の条文はあまり詳細にわたって述べていないようです。
お手数ですがよろしくお願いします。

皮膚の弱い射手 <tradino@gol.com>
神奈川 - Tuesday, April 13, 2004 at 19:01:21 (JST)
血がにじむこともありますよね・・・。
ジャケットの下に着ることことが出来るものの厚さの合計は2.5mmまでですが、肘あての部分も2.5mm以下でなければなりません。Tシャツのある部分で2.5mm、Tシャツのない肘の部分で2.5mmで構わないですが、実際問題当て物をするよりも下着の材質を考えたほうがよいかもしれません。でこぼこのある生地のトレーナー類は慣れるまでは肘に痛みを生じさせるかもしれません。練習時だけ肘にバンドエイドの大型を貼り付けてもいいかもしれませんね。練習を重ねると肘の皮膚が厚くなって痛みは解消しますよ。肘に痛みが出る人は肘置きマット(ラグ)を使用してください。


200806追記 ジャケットの下着に当て物という概念はありません。均一に2.5mm以下で無ければなりません。


- Wednesday, April 14, 2004 at 00:07:17 (JST)
学連関係者は新人勧誘に忙しい頃、勧誘目的の試射会などを実施するところもあるでしょう。

そこで質問なのですがいわゆる「教習銃(鎖付き銃)」につき、普通のARだけではなく『ハンドライフル』を使用することは、果たして可能でしょうか?

何卒宜しくご教示の程を。 

先輩がまた入部希望者を追い返した…
- Tuesday, April 13, 2004 at 23:16:07 (JST)
》学連関係者は新人勧誘に忙しい頃、勧誘目的の試射会などを実施するところもあるでしょう。

目的が競技の練習で、相手が登録会員で、銃の所持者が学生コーチなどでないと教習射撃が成立しませんので勧誘目的の試射会は現在ではやってないと思いますが・・・。

》教習銃(鎖付き銃)につき、普通のARだけではなく『ハンドライフル』を使用することは、果たして可能でしょうか?

警察庁との覚書に基づく協会の通達では可能に読めますが、制度の趣旨が違いますので、警察庁銃器対策課に問い合わせてみてください。答えようがありません。


- Wednesday, April 14, 2004 at 00:14:25 (JST)
ラプアからスコアマックスという弾がでましたが、
ぐ先生の評価はどうですか?


- Thursday, April 15, 2004 at 21:10:50 (JST)
みません、しりません。カタログによるとミダス等より弾頭の20%重い狩猟用の弾ですが・・・。当たるようですと教えてください。
SCOREMAX==A rimfire cartridge with a muzzle velocity of 315 m/s and heavier bullet 3.1 g (48 gr). Ideal for small game and varmint hunting, Scoremax is less sensitive to crosswind drift than a lighter rimfire bullet. The payoff is maximum striking energy and a stable trajectory.


- Friday, April 16, 2004 at 00:39:28 (JST)
立射(右利き)で右わき腹が少し張るような感覚があるのですが、正常ですか?痛いとか力が入っているという感じではないです。
始めはその感覚が嫌でしたが、この時が一番当たるので迷っています。

どうしたら
- Thursday, April 15, 2004 at 21:17:05 (JST)
左肘が骨盤に乗せた状態を維持しようとすると体格によってはそういうことになります。(手の長さが足りない、胴の長さの比率が高い、骨盤の形状が縦方向に小さい等)限度はありますが正常だと思われます。弾数が進んでいくうちにその感覚の麻痺により張りの力が強くなり、姿勢(上体)が標的方向に突っ込んでいかないように左腕、骨盤、左脚に抜ける重量のかかり方を意識してください。

》この時が一番当たるので迷っています。

パーフォーマンスで評価してください。OKじゃないですか・・・。充分なストレッチやトレーニングで解消されるかもしれませんよ。


- Friday, April 16, 2004 at 00:45:48 (JST)
SBの3PのS以外の姿勢でバットプレートのフックを外してしまうとフック付きと比較して何か不利な点はあるでしょうか?PとKでフックが邪魔して変な反動が出て困っております。以前のコートではありえなかったのですが、硬いものに変えてからなので柔らかいものに戻す事も含めて検討中です。何卒アドバイスお願いします。
ふにゃふにゃ
国内 - Sunday, April 18, 2004 at 10:51:10 (JST)
道具の使い方の問題で個別の試行が必要ですが、一般にフックはあったほうが有利と思われます。もちろん外すことによって銃口の動きが良くなるならそれは選択肢の一つといえますが、多くの場合、特に膝射ではフックの役割は銃口の静止を求める上で評価するものがあると考えます。
フックの体側への干渉によって反動が悪くなる場合もありますが、多くの場合次のような原因が観察されますので検討のうえ総合的に判断してください。
1)ポジションそのものが右に傾斜している
2)銃に対しての圧力(スリングの使い方、チークのつけ方)が上下方向の圧力ではなく左側から銃にかかっている。
3)銃が頭から遠い。(首を銃の方向に大きく傾けている)
4)膝射でスリングが手首ではなく手の甲の部分を通過している。
5)膝射で上半身が標的方向に過大に傾斜してしまっている。
6)肩づけが必要以上に強いか姿勢のリラックスが出来ていない。
7)銃口の速度の速い横揺れが激しい。
など
ポジションやセッティングの調整で対処することばかりですが、これらがよくない場合、フックだけで解決しようとしても有効ではありません。(フックをとることによって多くの問題が解決される場合には外してくださいね)
ジャケットについては固いほうが有利と考えます。新品の場合ゆれのスピードが以前のジャケットより速かったり、銃口が一定方向に引っ張られたりする場合がありますが、姿勢の維持にかんしてはやわらかいものより明らかに優秀ですので、症状が特別にひどい場合を除いてもとに戻すことは選択肢として考えられないと思います。


- Monday, April 19, 2004 at 07:58:45 (JST)
カフェインがドーピングリストから外れたと聞きましたが、アルコールが検出されると違反になるのでしょうか?大好きなもので・・・
スコッチ
- Monday, April 19, 2004 at 08:20:56 (JST)
カフェインは禁止物質から監視物質になり、現在では尿中から検出されてもドーピング違反にはなりません。監視物質なので乱用が認められれば将来禁止リストに加えられることがあります。
アルコールは競技によって違反となったりならなかったりする競技別選択禁止物質で、2004WADAリストによるとアーチェリー・自動車・ビリアード・体操・空手・近代5種・スキー・トライアスロン・レスリング等で量的禁止措置がとられており、ISSF(射撃)では禁止物質となってません。オリンピックのドーピング検査室にも飲料としてビールが備えられている場合もあります。もっとも日本では酒気を帯びて射撃は出来ませんので、ほどほどにお願いします。


- Monday, April 19, 2004 at 21:59:02 (JST)
競技中のコーチングについて教えてください。
ルールブック(2002年版)を素直に読むと、射手が射撃線から離れていれば、コーチからの指示を受けてもよいように受け取れるのですが、役員通路と観客席を分ける柵等がある場合、射手は柵を超えて外にでなければコーチングを受けてはならないとの説明を聞きました。
2003年版では、明確に書かれているのかもしれませんが、射手がどの位置まで出ればコーチングが可能なのかご教授下さい。

ルール未熟者
- Monday, April 19, 2004 at 12:38:08 (JST)
射手が射撃線にいる間は射手はジュリーか競技役員としかコミュニケーションはとれず、コーチングまたは選手団との会話は出来ません。
射撃線とは一般に競技エリア全体のことを意味しており、ご質問の通り柵がある場合柵の外でないとチームとの会話はできません。柵のない場合は選手または競技役員しか立ち入れない区域から出る必要があります。射座にいる選手にメモを渡すことも一般に出来ません。(国際競技会ではジュリーがへぼな場合この手を使うこともありますが・・・)


- Monday, April 19, 2004 at 22:06:05 (JST)
競技規則についての質問です。日ラに問い合わせるべきことと言われそうですが、返事をいただけなかった経験がありますので、この場をお借りします。

Q1. フリーライフルのトリガー張力について
1990年版の競技規則には「30g以上」とされていたが、1994年版以降の競技規則にはその記述はないため、現在の競技規則では、フリーライフルにトリガー張力の制限はないと理解してますが、正しいでしょうか?

Q2. スタンダードライフル・エアライフルのバットプレート調整について
1999年版(ライフル STR 4.5.5)には「バットプレート調整は中間位置から上下方向にそれぞれ最大30mm・・・中略・・・(図9H、K、K1参照)」とされていたが、2002年版(ライフル DR 7.4.3.1)では、「バットプレートは上下方向に調節可能なもので良い。・・・中略・・・バットプレートを最も下げた状態で、ストックまたはバットプレートの最下端から銃身軸線までの距離が220mmを超えてはならない。」となっていますので、上下方向の移動量(中間位置から最大30mm)についてはその制限は無くなったと理解していますが、正しいでしょうか?

Q3. 大会独自のルール?
平成16年度の某選手権大会の競技要項には、「6 競技規定 ライフル射撃競技・規則集2002年版による他、下記競技種目等の記載事項を厳守する。」とあり、300mライフル3x40 に「引金 30g以上」、300mスタンダードライフル3x20 に「銃床並びにバットの概ね中心に印になる線を入れ、それより上下3cmの移動を認める。」となっており、Q1とQ2の旧ルールが採用されています。ローカルの試合はともかく、日ラ主催の全国大会で独自の競技規則を定めることが認められているのでしょうか?もしそうなら、その根拠はどこにあるのでしょうか?

しろたまり
山奥 - Monday, April 19, 2004 at 18:48:08 (JST)
》Q1. フリーライフルのトリガー張力について

制限ありません。

》Q2. スタンダードライフル・エアライフルのバットプレート調整について

一番下げた状態での規格(銃身軸から220mm)がOKであれば上下スライドの幅制限はありません。ベースを付け替えて上方にあげる場合の制限もありません。

》Q3. 大会独自のルール?

昔の原稿の使いまわしの結果ではないでしょうか??競技規則上の根拠はありません・・・と思います。


- Monday, April 19, 2004 at 22:11:17 (JST)
東日本の参加資格だったか、人数制限で同段位の場合は年齢の高い者を優先する、ってのが何年か前からずっとありますが、ぐうたらさんはどのような感想をお持ちですか?若い力の発掘、育成ではなく、敬老競技会なのでしょうか?
ウッス
監的壕 - Tuesday, April 20, 2004 at 12:52:09 (JST)
論外ぢゃ・・・普通逆でしょ・・・
再確認させてください
コーチングに関するルールにおける”射撃線”について
>射撃線とは一般に競技エリア全体のことを意味しており・・・
とのことですが、射場基準で出てくる”射撃線”とは、同じ”射撃線”という単語であっても意味合いが異なっていると思えばよいのでしょうか?

ほかにも、このようにルール上は同じ単語を使っているが意味合いが異なっているものがあれば教えてください。
ルール未熟者
- Tuesday, April 20, 2004 at 19:52:48 (JST)


上の質問で蛇足ですが、
ISSFのルールと対比したら次のようになっており、コーチングについての記述についてはfiring lineとなっているので、わけがわからなくなっています。
 射座 → firing point
 射場 → range
 射撃線→ firing line
日ラに尋ねるのがいいのかも知れませんが、ぐ様のご教授をお願いいたします。
ルール未熟者
- Tuesday, April 20, 2004 at 21:00:20 (JST)
》>射撃線とは一般に競技エリア全体のことを意味しており・・・
とのことですが、射場基準で出てくる”射撃線”とは、同じ”射撃線”という単語であっても意味合いが異なっていると思えばよいのでしょうか?

はいそうです。他にもISSFではTRで競技エリア・観客エリアなんて単語も出てきます。firing line はほかにも”Line is clear"などというと日本語の射撃線ではなく前方が安全だという意味にもなります。論理的ではないといわれても前後関係や実態から判断するしかありませんですね。

》ほかにも、このようにルール上は同じ単語を使っているが意味合いが異なっているものがあれば教えてください。

本射:試射・本射の区分けでの本射と別に本射ファイナルの本射(以前は本戦といってました)
スポーツライフル:ライフル規則の中表紙だけに1回出てくる単語
他にもあるでしょうけど・・・


- Tuesday, April 20, 2004 at 21:33:04 (JST)
Kの照準はPと一緒なのでしょか?
それともSに近い照準なのでしょうか?
狙っている間、横にゆれているのが正常なのか、真ん中付近を円をかくようにゆれているのが正常なのかも教えて下さい。

- Tuesday, April 20, 2004 at 22:34:47 (JST)
おたずねの内容は良くわかりますが、照準そのものは同心円を求めるわけですからどの姿勢も一緒ですね。引金のコントロールも銃が止まっていればPと同じでいいのですがなかなかそうもいかないのが実態です。PKを比較するとKのほうがより攻撃的なコントロールが必要です。コントロール形態がSに近いと感じるのは(意図的にそのように撃っても構いませんが、結果としてそうなってしまう場合)、おそらく銃口が姿勢で方向付けられたおなじ位置を中心に動いているのではなく、懸命に中心に合わせていることを示唆しますのでポジションそのものがよくないと想像できます。

》狙っている間、横にゆれているのが正常なのか、真ん中付近を円をかくようにゆれているのが正常なのかも教えて下さい。

上級者ではどちらも異常です。リラックスしていてバランスが保たれれば銃は静止しますので微振動はあっても銃口はそんなには揺れません。
現在のレベルで考えると、真ん中付近を円を描く動きはよくありません。骨格で姿勢が支えられているならばその状態で前後バランスの移動がないと銃口は上下方向には移動しません。Kの照準中の銃口の動きで上下方向に9点圏を超える誤差が観測される場合(初心者は8点圏程度)はポジションの調整が必要と考えます。仮にKをはじめて1-2ヶ月といった経験ではいずれにせよ姿勢は未完成ですので標準的な技術目標と理解してください。

- Wednesday, April 21, 2004 at 11:16:30 (JST)
SBのPでバットプレートの設定について質問です。上から見て銃身の延長線上からバットプレートを右へずらすと、反動が上から見て左方向へ回転する方向にも出てしまう様な気がするのですが実際はどんなものでしょうか。2013のアルミストックです。オフセットは稼動範囲の右いっぱいの位置です。サイトを目の真下へあわせてバットプレートを鎖骨の右端辺りにあてようとするとこんな位置になってしまいます。銃身の真後ろにバップレを持ってくると鎖骨にあたってすごく痛いです。
こないだまで601
私の胸の中 - Saturday, April 24, 2004 at 22:13:29 (JST)
実際の反動の方向は銃に対する外部からの圧力のバランスで方向付けられますが、バットプレートを外側に出すと左方向に出ることはまれにあるかもしれません。(少ないですが・・)
経験では反動が左に出るのは左肘の位置の不適切、右肘の引き寄せすぎ、過大な体のローリングなどポジション(骨格構造)の不良によるもののほうが多いような気がします。銃のセッティングと骨格構造によるパーフォーマンスの結果については二つの要因の相関関係の上に現れますので両面から観察してみてください。

》サイトを目の真下へあわせてバットプレートを鎖骨の右端辺りにあてようとするとこんな位置になってしまいます。銃身の真後ろにバップレを持ってくると鎖骨にあたってすごく痛いです。

真下といっても1-2センチは外側になりますよ。首を自然に下ろしてサイトの穴がのぞける位置に再調整してみてください。(将来的には真下付近まで近づけたほうが銃の静止が良い場合もあります)バットプレートは鎖骨には直接当たらないと思いますが・・・。(組織を通して強い圧力は受けますが)バットプレートの上部を大きく出したりしてませんか?

- Sunday, April 25, 2004 at 09:48:00 (JST)
射協の人に聞くのが恥ずかしいのでここで質問させてください。体協からSBの推薦状をだしてもらう条件に、「年2回以上日ラ大会に出場すること」というのがあったような気がしますが実際はそんなきまりはあるのでしょうか?
物忘れ
本州 - Saturday, April 24, 2004 at 22:25:15 (JST)
推薦の取り消し要項の中に”正当な理由なく・・・競技会に年2回以上参加しなかったとき”とあります。出してもらう条件ではなく取り消しの事由ですが、競技を行う目的で公安委員会の許可をもらうための推薦ですから一般的にはお尋ねのように解釈されています。競技会は日ラの加盟団体の行うもので構いません。

- Sunday, April 25, 2004 at 10:02:12 (JST)
射撃コートとズボンの買い替えを考えているのですがぐうたら様の経験上、コートの買い替えはおおよそどれくらいが適当と思っていらっしゃいますか?ちょっと全体的に窮屈になった
ので買い替えを考えているのですが。
2年と半年しか使っていないので高価なコートに手を出すのに踏ん切りがつかないのです。現在はマークスマンを使っています。
ご回答よろしくお願いします。
コート高い
- Tuesday, May 04, 2004 at 19:00:51 (JST)
ダブルキャンバスの固さを求めるジャケットを三姿勢に使用することを前提としますと、
@ 職業的に射撃を行う場合は6-12ヶ月
A 相当まじめに競技に取り組む場合1-2年
B ある程度得点を追及する場合2-3年
と言うところではないでしょうか。練習回数で換算すると150-200くらいになるかもしれませんね。先輩のお古でがまんするのも半年が限度でしょう…

- Wednesday, May 05, 2004 at 22:06:04 (JST)
照準についてお尋ねしたいのですが、
照準するときに眼の焦点をあわせるのは標的と
リングとどちらがベターなのでしょうか?意見が分かれてます。
めまい
- Tuesday, May 04, 2004 at 21:17:45 (JST)
競技者の年齢や視力によって違うでしょうが:
標的とリングの両方がくっきり見える人(若年層の一部の方)は全体を図形として認識するようにするのがよいと思われます。その他の人(大部分の方)はリングに焦点をあわせて標的が大体まん中にある限りトリガーの圧力を増大させることをお勧めします。照準は重要ですがスムースなリリースのほうがより重要ですので。伏射では相当銃の止まる人に限り標的とリングの間で焦点を移動させても構いませんが、1-2回が限度と考えます。

- Wednesday, May 05, 2004 at 22:12:32 (JST)
リアサイトですが、アンシュッツの6805とバウの純正、仮にこの2種類しかなかった場合ぐうたらさんならどちらを使いますか?

発展途上の射手
- Wednesday, May 05, 2004 at 00:42:29 (JST)
@ マイクロメーターで点検して精度の良好なほうを使用します。
A @が出来ない場合、ピープディスクとサイト本体の間に親指の先を挟み、クリック(2方向)を1-2クリック回してはさまれる抵抗感がはっきり感じ取れるほうを使用します。(非常にいい加減な判断です)
B @もAも良くわからない場合、経験上6805の方がましと判断します。(全く論理的な判断ではありません)


- Wednesday, May 05, 2004 at 22:18:11 (JST)
ぐうたら先生にお聞きしたいのですが、ARもSBも立撃のとき、
照準しますと顔がチークのかなり前よりになってしまって、
ボルトの尻に鼻が当たりそうになります。。たぶんセッティングが悪いのでしょうが、どこを直したらいいでしょうか。
また参考までに現在の点数はARで93、SBで87平均くらいです。
また、他の人に比べて顔デカ、首長です。ハイサイトは現在
ひとつ使用しています。
よろしくアドバイスお願いいたします。
ボルボ13
- Thursday, May 06, 2004 at 01:31:04 (JST)
肩と眼との高さの違いが大きい人やなで肩の人はこうなりがちですが、基本的に力が抜けないとか、照準が困難だといった直す必要性はありますか?チークピースの前の部分を使用すること自体に問題はありません。
直す場合、まずストックの長さを検討してみてください。据銃したままグリップを外して腕を下げ再び右手をグリップの高さに上げなおしたときに、グリップが近すぎればストックを伸ばしてください。
また銃そのものの高さを上げることも修正候補として考えられます。50mならパームレストの高さを高くしたり、10mでは左手のポジションや保持方法を変えて銃を高くしていきます。
文字ではこの程度のことしか説明できませんが・・・

- Thursday, May 06, 2004 at 22:38:53 (JST)
上で質問したものです。ご返答ありがとうございます。追加で質問させていただきまして恐縮ですが、照準したときに頭が右にかたむいています。どちらかといえば覗きにいってるような、感じです。
またサイトと射撃めがねが近く反動であたってしまうことがままあります。これは立射もふく射もそうなっています。これもセッティングでどのように解決すればいいでしょうか?たびたびすいませんがよろしくお願いいたします。
ボルボ13
- Friday, May 07, 2004 at 02:03:36 (JST)
ポジションそのものの原因でで銃が体の外側にある場合はまずそれを修正します。Sの場合は腰から上体を標的の方向に向けてしまっちる場合などが相当します。また左ひじが銃の真下に近くないと銃が体(胸)の上に位置しないのでその辺りも検討してください。
セッティングの方ではバットプレートを後部から見て右側に出したり、右方向に若干回転させたりして肩つけしたときの銃の相対位置を体に近づけます。ポジションが悪いと何をやっても根本的には解決しませんので、骨格によるサポート状況、リラックスした場合の体のバランスをもう一度検証してみてください。
めがねがあたるのはサイトを前に出せばよろしいのでは・・・。伏射で両肩が開いてしまっているような場合もそうなりますが、その場合はセッティングよりもポジションが・・・。

- Friday, May 07, 2004 at 23:16:36 (JST)
単純な質問です。最近、3姿勢をやってますが、Pのトリガ−リリ−スが一番シビアに感じますが、やはりPが一番シビアと考えて良いのでしょうか?
それとも気のせいなのでしょうか?無論、全ての姿勢でトリガ−リリ−スが重要なのは分かっておりますが。。。
上手くなりたいオヤジ
- Friday, May 14, 2004 at 11:34:28 (JST)
必ずしもそうとはいえませんが、ある意味ではあたっているかもしれませんね。立射で良い感じの撃発と伏射のそれとでは10点に入る確率が立射のほうが高い感想をもたれるかもしれません。
実際は銃の静止状況のほうが10点を獲得する要因としては因果関係が高いですが、照準とトリガーリリースの関係だけに絞れば、立射などでは多くの場合10点に入るだろうという将来の銃口の座標に関する予測でリリースしますので銃口の方向のエラーマージンは10点圏の直径のサイズと言えますが、伏射では理想的には10.9で銃口を静止させますのでエラーマージンは10点圏の半径分ということになります。静止しているところへ動的命令を単独で発令するほうが難しいのかもしれませんし、上記のようにある意味伏射は10点圏が狭いですからお尋ねのような感想をお持ちになるのは自然かも知れません。

- Sunday, May 16, 2004 at 22:28:29 (JST)
立射で頭が右に傾くのはよくないことですか?それでよくあたっている人もいますので新人指導の時に迷ってしまいます。一般的な解釈を教えてください。
ちゅうくらい
- Saturday, May 15, 2004 at 00:31:30 (JST)
一般的には眼球の性能と平衡感覚の鈍化が予測され頭部が右に傾くポジションは推奨できません。できれば直したほうが良いでしょうし、初心者の導入段階では頭部が照準のために右方向にチークにかぶっていくことを避けるようにしたほうがよいでしょう。(こちらを原則としてください)
反面、やむ得ない体型である場合などは、頭部を傾けることによって銃と体の合成体としてのバランスがよくなる場合も考えられます。このような場合は頭部を改善することによりかえって上体が揺れ始める場合も考えられますのであくまでも射手個体に応じて判断する必要があると考えます。
アドバンスクラスでは据銃状態で下半身をできるだけ脱力した場合に上体がバランスの上に存在し、前後のゆれがまったくないことを優先します。

- Sunday, May 16, 2004 at 22:36:24 (JST)
ライフルスポーツの2002年1月号にこのような記述がありました
『…これまでのVP制度を基本とし2003年のNT候補およびNTSを選考…』

この「VP制度」とは如何なるものでしょうか?

- Saturday, May 22, 2004 at 00:01:36 (JST)
指定された競技会の成績に対して、順位と得点の双方にポイントをつけてそのポイントで選手を選考しようという制度です。1997年から実施されていました・・・
たとえば全日本社会人選手権大会で590点で3位の場合、590点に対してポイント3、3位に対してポイント5、合計8ポイント獲得、全日本で593点で6位の場合、593に対してポイント6、6位に対してポイント3合計9ポイント獲得といった具合です。(この例はいい加減な数字ですよ)
はっきし言って射撃をしないひとが考えたシステムで、よいとは思えません。(よいと思っている方もいるでしょうが)

☆2010:日本の代表レベルの競技力を下げた元凶といえるかもしれません。



- Saturday, May 22, 2004 at 20:05:34 (JST)