ライフル射撃競技関係Q&A 20    戻る このページは過去のQ&Aでございますです。

567-591

Q A
ARを練習すると左ひざが痛くなります。50発くらいで痛みがでますが普通ですか?ちなみに射撃を始めて1年です。

- Tuesday, February 10, 2004 at 18:01:57 (JST)
姿勢や体重にもよりますが、時々そういうかたもいらっしゃいます。左脚に荷重を載せてリラックスするわけですからひざに負担が来ることは自然です。標的交換のとき体重をなるべく左脚1本で支えないようにするとか、そのために交換機に近くポジションを取るとかしてください。補助トレーニングとしてランニングやハーフスクワットなど、大腿4頭筋を鍛える運動が推奨されます。練習のときは膝頭上下にサポーターをするなどしたらどうでしょうか。次の日まで痛みが残るようですと慢性化に注意してください。

- Wednesday, February 11, 2004 at 11:09:11 (JST)
「練習のための練習」と「試合のための練習」はどう違うのでしょうか?
むぅ
- Tuesday, February 10, 2004 at 21:40:36 (JST)
レトリックですね。練習のための練習は何も考えないで練習すること、試合のための練習は”どう撃つか”を考えている練習ということでしょうね。練習中に時々”この射撃で試合をやるのか?”と自問していただければよろしいのではないでしょうか。

- Wednesday, February 11, 2004 at 11:13:11 (JST)
シドニー五輪の50mで射座前の扇形の枠は何ですか。
無知
日本 - Tuesday, February 10, 2004 at 22:38:09 (JST)
電子標的のマイクではないですか?(アクティベーター)
QPを獲得するにはどうしたらいいんですか?
大会と点数が決まっているんでしょうか?

マヨネーズ
- Wednesday, February 11, 2004 at 00:25:53 (JST)
QP(オリンピック国別参加権)を獲得するには、ワールドカップで優勝するか世界選手権大会で決められた順位以上を獲得する必要があります。得点は関係ありません。それらの試合で上位者がすでにQPを獲得している場合、その他で最上位の人の国に参加権があたえられます。個人にあたえられるのではありません。QPは一人全種目を通じて1個しか獲得できません。
各NOCは獲得したQPを使ってMQS(オリンピック参加標準記録)を持つ選手をオリンピックに参加させることが出来ます。


- Wednesday, February 11, 2004 at 11:17:49 (JST)
トップシュータの方々は、射撃を楽しんでいらっしゃるのでしょうか?
オリンピックで入賞するために、ひっしこいて、死ぬ気でやってられるのでしょうか?
過去、マラソン選手で自殺された方がおられたとおもいますが・・・。
オリンピックに出場される方々の心境はいかなるものなのでしょう?
単なる、好奇心でお聞きします。

射撃やりたいな!
kyoto city - Wednesday, February 11, 2004 at 00:57:06 (JST)
人それぞれでしょうね。少なくとも普通の選手のレベルの一生懸命さではありませんね。オリンピックに出たり入賞を目指すことは普通のことではありませんので、少なくとも普通以上の努力は必要でしょう…
具体的には候補選手にお尋ねください。私には答えられませんです。


- Wednesday, February 11, 2004 at 11:22:08 (JST)
下の方でデジタルス・ポーツシ・ューティング・システムでレーザーを使用しているという話がありましたが,目に対して危険ではないのですか?

ビームファン
- Wednesday, February 11, 2004 at 18:20:15 (JST)
クラス1レーザー(アイセーフ・レーザー)を使用しているので安全ということです。また標的側からの発射許可信号(赤外線)を受信している間(銃口が標的を向いている間)しかレーザーは発振されませんので、他人に向かってレーザーが発射されることはありません。
また、ノプテルなどの射撃訓練機器は全て赤外線(レーザー光ではない)を使用しています。自動ドアの赤外線が危険だと感じておられる方は使えませんね。

200806追記  2005年にクラス2に標記が変更されました。



- Thursday, February 12, 2004 at 00:44:52 (JST)
たるんどる!とのおしかりは覚悟の上で。
ノプテルを使う場合、標的(プリズム)をベランダに置き、室内からガラス越しに使うことは可能でしょうか?反射するとは思うのですが、案外赤外線なら大丈夫なような気も・・・。距離は、銃口から室内2m、室外5mくらいです。寄る年なみに、暑さ(や虫)寒さがこたえるもので。

やまんば
- Thursday, February 12, 2004 at 08:13:44 (JST)
そりゃまたぐうたらな考えですな。結論的には可能です。(実験してしまいました)うちは邸宅なので短い距離がとれず10m用反射板を6mで実験しました。窓ガラスは邸宅用の網入り耐火タイプのものです。照射角度はガラスに対して90度です。以下が実験結果ですが、固定された装置での着弾表示誤差を示しています。

@ガラスなし:表示誤差1点点圏の5%以下(ファイナル表示0.05)
Aガラス1枚:誤差1点圏の10%程度
Bガラス1枚+網戸:誤差1点圏の25%程度
Cガラス2枚:1点圏の10%程度

網戸が一番精度に影響出るようです。またガラス窓を開け閉めすると屈折により表示弾痕位置が黒丸2個分ほどずれました。・・・その気合ですと上達は知れてますね・・・たぶん


- Thursday, February 12, 2004 at 18:31:08 (JST)
ゴルフやスキ−、テニスと言ったスポ−ツでは、良くプロの人達が指導する教室みたいなものがあいますが、
射撃ではそのようなものが無いのは何故でしょうか?やはり銃刀法もからみがあるからでしょうか。
最近、そのような射撃教室みたいなものが有れば非常に助かると思うにですが。。。

年寄りシュ−タ−
- Thursday, February 12, 2004 at 08:17:39 (JST)
おそらくお金を支払って指導を受ける習慣が歴史的になかったからでしょうね。現在では職業競技者(指導者を含む)の存在が可能ですから理論的にはあり得ます。日本の射撃の場合は伝統的に、実業団や自衛隊の指導者をむりやりアマチュアの枠にはめ込んできた歴史がありますから今後プロのコーチが存在(生活)し得るかどうか微妙のような気がします。銃刀法はあまり関係ないとは思いますが。


- Thursday, February 12, 2004 at 18:38:16 (JST)
柳田選手がARで日本の出場枠を獲得した。ライフル種目は4月に日本代表選考会を行い、代表選手を決める。と新聞にありましたが、このうえ予選もやるのですか?

- Friday, February 13, 2004 at 08:55:50 (JST)
QPをMQSを持つ人間で使用して参加しますので、予選をやるかどうかは各国の自由です。というわけで、ライフル種目は4月に改めて予選をやるとのことです。ちなみにピストル種目はQP獲得選手がそのままオリンピックに出場します。なんでかって?それがナショナルチーム部会の方針だからです。
過去の例では1996年までは全ての種目で予選をやっていました。この場合QPを獲得した選手に加点して行われました。


- Friday, February 13, 2004 at 22:20:01 (JST)
柳田がんばれ!
すみません、単なる個人的な意見です。

射撃やりたいな
- Friday, February 13, 2004 at 22:24:38 (JST)
xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx アジア選手権大会で獲得できたQP:

AR60(柳田)
RFP(田沢)
AP40(稲田)
25mPISTOLx2(小西・福島)    合計5個 でした

今日聞いたもんだから…
ピストルの皆さんは代表決定です。

gu
- Monday, February 16, 2004 at 15:47:43 (JST)
アテネオリンピックはシドニーのときに比べて種目が削減されているのでしょうか?
五輪の書
- Tuesday, February 17, 2004 at 21:14:04 (JST)
アテネで実施される種目は前回シドニーと同じです。2008年の北京大会では射撃は2種目減となりますが、削除される種目はクレー射撃の種目で、ライフル・ピストルはそのまま継続されます。北京以後の大会では25m種目を50m射撃場に標的を設置して行うことになってますのでおそらく日程が長くなるでしょうね。

- Wednesday, February 18, 2004 at 11:03:48 (JST)
メンタル面を養うには、どうしたらいいのでしょうか?
だめだー
- Wednesday, February 18, 2004 at 00:10:29 (JST)
メンタル面を養う方法はこちらがお聞きしたいくらいです。すんません。私見ですが、技術や射撃そのものに対して集中してトレーニングすることが一番のメンタル強化だとおもいます。練習と試合のギャップが大きい方は技術が試合用に出来ていないということで、状況がコントロールできるかどうかがメンタル要素によると思われます。つまり試合でどの様な心持で撃つかを想定したトレーニングを実施することがメンタル強化そのもののような気がしますが。リラクセーションや自律訓練はそのためのツールで、そのもの自体が上手でも点数はでませんから…。

個人の技術レベルによることは明らかなのですが、メンタル面が強くても90点しか撃てない人は90点ですので、一般に技術的な面を主体にに強化したほうが合理的かもしれませんよ。試合でうまくいかないことはままありますがメンタルで解決しない事柄のほうが多いです。よくわからないからメンタルが強調されている例がほとんどで、銃口が揺れていてタイミングで10点を獲得している場合、メンタルでタイミングを合わせようとするより銃を止めたほうが合理的と考えます。(両方必要であることは間違いありませんが)

試合でどう撃つかを念頭においてトレーニングしているひとはピンチに陥っても回復力が強く、それを精神的な強さとするならば技術的にトレーニングで集中したパーフォーマンスが出来ているかにかかっているような気がします。まず1発撃つ前に「どうやって撃発するか」をイメージすることから始められてはどうでしょうか。


- Wednesday, February 18, 2004 at 11:21:35 (JST)
射撃をすることによって、個人のメンタルな部分が強化されるって本当ですか?
ま、なににおいても、そうとう気合をいれてやれば、メンタルトレーニングにはなると思うのですが・・・。

射撃やりたいな
kyoto city - Wednesday, February 18, 2004 at 10:40:35 (JST)
まじめにやればその通りと思います。標的に向かって真ん中で指を動かすことだけやっていればそうではないと考えます。

- Wednesday, February 18, 2004 at 11:23:46 (JST)
強い部を作るにはどうしたらいいですか?
理想的な部のあり方はどのように考えていますか?
具体的にお願いします。
今年が最後ということもあって真剣に考えています。

うーん
- Wednesday, February 18, 2004 at 11:11:11 (JST)
4年生になってまず考えることですね。理想的な部のあり方は貴方の中にあるのではないでしょうか。私には答えられませんですが、わたしなら去年より強くなっている状況を持ち続けているチームと考えますね。いつも次の試合のほうが前の試合より良い点が出そうな気持ちをメンバーが持ち続けられるチームが良いと考えます。そのためには物事を判断するのに昨日の事実ではなく、将来の姿のあり方から実施する必要がありますね。

例えば2部が1部に上がりたい場合其れを目標にするのですが、それを合言葉にしても余り押し上げ効果ないでしょうね。9人をならして一人10点上げる必要があるならば、一人一人どうやって上げていくかを考えることから出発しないと…上級生とメンバーがそういう話をまず始めることで全体の方向が一致するんではないでしょうか。個人競技なので個別の対応も重要ですが、怒られること承知で言えば、学連は一般に競技としての取り組みがほとんどされていないのでそのような話を全体ですることがチームつくりとしては重要に考えます。そういう話をすればみんな責任を果たす努力を上級生が言わなくてもやるでしょうし、やる気のない人は出てこないか、少なくとも他人の足を引っ張ることは少なくなると思いますよ。練習のメニューなどは団体戦のレベルでは一番重要なこととはいえないと思います。現在弱いならミーティングは大切にしてください。弱いところはおおむねやる気が小さいわけですからメンバー自らそれを膨らませることが第一と考えます。現在強いなら外の世界を目指すことも視野に入れてくださいね。

参考に…


- Wednesday, February 18, 2004 at 12:01:50 (JST)
射撃部の春合宿の当初は例年据銃練習が中心となりますが、長い時間の据銃は良くないという話も聞きます。ちなみに5分間程度の据銃を休憩を入れて10回近くやるのが常です。練習としてはどうでしょうか?
マスター
- Thursday, February 19, 2004 at 11:43:57 (JST)
そりゃ筋トレにはなりますが技術的にはあきませんがな。やってもせいぜい1-2回にしてください。
据銃に集中するなら、たとえば1分間我慢した後10秒サイクルくらいで力をゆっくり入れたり抜いたりを3回くらい繰り返して1セットとしたらいかがでしょうか。標的など出しては駄目ですよ…。


- Friday, February 20, 2004 at 15:47:38 (JST)
練習と大会とでのパフォーマンスの違いは何から生じるのでしょうか?
うーむ
- Thursday, February 19, 2004 at 23:31:06 (JST)
単純にやっていることが違うからでしょう。メンタル・ステージが違うといえばそれまでですが、練習のときに試合を想定して何をやるかを練習することが必要ですね。
練習で自動化された技術が試合では意識が大きく介在したパーフォーマンスになっていると想像されます。自動的に出来るところは体にさせて(そうなるほど練習することが前提ですが)、頭は自動化を引き出すような使い方をする必要があります。照準映像をリハーサルしてから実際の照準に入るとか、スムースな撃発のみを追求することで他の技術要素は体が自動的にコントロールできるようになるかも知れませんね。
射撃というのは撃発をはさんだ1-2秒間の出来事ですので、できるだけ少しのチェックで照準段階に至るようにするのが練習の目的ともいえます。
練習のときおおざっぱにやって、試合になると精密にやろうとする人は大概試合では通用しません…逆ですね。


- Friday, February 20, 2004 at 15:57:35 (JST)
試合だと540以上を普通に撃てるんですが、練習だと途端に当らなくなって困っています。
練習になると10点が全くと言っていいほど出ません。
ちゃんと集中しているつもりなのに、試合ではまず撃たない7点以下ばかりを撃ってしまいます。
銃口も止まってくれません。
最近、練習の効果が分からなくなってしまい迷い気味です。

試合で本射に入るとスイッチが入ったように銃口は止まるんですが…。
これは試合になると力で止めているということでしょうか?

通りすがり
- Thursday, February 19, 2004 at 23:45:20 (JST)
》試合だと540以上を普通に撃てるんですが、練習だと途端に当らなくなって困っています。

そりゃなかば贅沢な悩みですね。練習では当てる意思が小さいのではないですか?練習では550以上行くようにより丁寧にしてください。
銃口はサポートとバランスで止めていきますので、自然と止まってくれるのを待っていては技術の上達は遅いかもしれません。止まるところを見つける努力と工夫が必要でしょう。もし集中の度合いが低くて当たらないという感じがあるとするならば、試合では無理やり合わせて撃っていることになり、技術的にはよろしくないといわざるを得ません。ちょっと姿勢の中味を検証してみてください。

》試合で本射に入るとスイッチが入ったように銃口は止まるんです…。これは試合になると力で止めているということでしょうか?

540のレベルですと大いにあり得ますが、いまのところ当てるためには仕方ないかもしれません。それで良いということではありませんよ。技術向上の余地が大きいということです。


- Friday, February 20, 2004 at 16:07:46 (JST)
ニーリングロールの中味に入れるプラスティックのチップはどこに行けば手に入るでしょうか?
K
- Sunday, February 22, 2004 at 19:35:06 (JST)
私も知人に入手していただきましたが、プラスティック加工業の方が問屋さんから仕入れてくれたようです。20kgで4000円くらいだったです。(10人分以上ある)

200806 そのまま産廃になるようなものなので、一般市場では入手困難なようです


- Monday, February 23, 2004 at 19:32:59 (JST)
 拝啓 貴兄益々御清祥の段、大慶に存じます。
些か長文と相成りますが、宜しくおつき合いの程お願い申し上げたく…

 当方「とにかく低コストで始められる種目」を第一義に考え、目の前にあったHR(中古)に納得ずくで飛びつき、この度SBを持てる身分になった射手ですが、再び訪れた「銃選びを巡るあれこれ」に悩む日々を前にして、常日頃より抱いていた『メーカー選択に関する銃友たちの言説の矛盾』にこの際ケリをつけたい、と思い筆を執った次第です。

 小職が抱く『言説の矛盾』とは以下のようなモノです。
1.「銃は一生モノだから選択は慎重に」と忠告する舌の根も乾かぬうち に「どのメーカーでも大差ないからどれ買っても同じ」とのたまう矛 盾。(肝心の銃砲店がこの無責任発言をするからたまらない)
2.「用具の優劣=成績の上下 という構図は必要悪的に不可避だ」と諦観しといて「でも結局どのメーカーも大差ないからどれ買っても同じ」 とほざく矛盾。
3.某メーカーのクオリティの低さを散々あげつらったその後、すぐに 「まぁ、でも結局大差ないからどれ買っても同じ」と達観する矛盾。
4.あのメーカーにはいかに苦労させられたか、の独演会を長々披露した挙げ句「でも結局大差ないからどれ買っても同じ」と繕う矛盾。

 リプレイスの困難な一生モノなら、あるいは成績をカネで買うという側面がホンネの部分で正義なら、余計に「毛筋程の差異」「米粒程の優劣」に拘泥すべきだし「人のを借りて撃ち比べ」が難しい現状では、偏見バリバリの私見とて貴重な情報、あれやこれやの銃遍歴が法律的にも経済的にも困難なればこそ、競技歴の長い先達の経験則は共有しなければ、と個人的に思います。誰もすきこのんで虚偽風説の流布や悪意の営業妨害をしているわけではないのですから…

 少々前置きが長くなりましたが「ぐ」先生には以下件で『忌憚のないところを』御教示賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

A.本HPの貴回答中に、ワルサーの製品に対する婉曲的なネガティブ表現 が散見されますが、これは(米粒程の優劣差かもしれないけれど) 『ワルサーは劣る』との貴経験則発露だと考えて宜しいでしょうか?

B.学連系のバウ寡占の要因は、FWB社がドイツ敗戦後の創業で、戦中のナチス体制に組み込まれていたANS社やワルサー社が戦後冷遇されていた
 間隙を縫い、無競争で商売できたからだとか、当時の学生等にとって「バウはナチ戦犯に非ず」というタテマエが競技再開のために都合良かったからという興味深い話も聞きましたが、真偽の程は如何でしょうか?

C.モリーニの電子トリガーとワルサーの電子トリガーは実は同一のもの だと聞きました(メーカーに質問したらナシのツブテでしたが)が、 真偽の程は如何でしょうか?
 本当ならAPのモリーニ真理教とSBのワルサー罵倒観音の落差は大変興味深い現象です。

D.SBのハンドロードって、やってる人はいるのでしょうか?

 以上 宜しくお願い申し上げます。

                             敬 具

一年目
- Monday, February 23, 2004 at 02:37:33 (JST)
》…下件で『忌憚のないところを』御教示賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

いや真に事実を指摘されておられますね…

》『ワルサーは劣る』との貴経験則発露だと考えて宜しいでしょうか?

いいえ、一般性能としては優秀ですし実際多くのメダル候補者がワルサーを使用しています。(旧共産圏諸国が多い)また銃器の性能、特にSBに関しては銃身の個別の精度によるところが大きいので”ワルサーが劣る”というのは理論的ではありません。このサイトは競技をすることを前提に考えられていますので、経験則から言うと、故障したときのスペアパーツの入手のスピード、忘れ物をしたときに隣人にパーツを拝借できる可能性の高さがを主な理由としてSBならアンシュッツのほうが利便性が高いという論点です。
個人的にはワルサーのSBを10年所持し(現在はない)、伏射、3姿勢とも自己記録(ずいぶん昔です=現在面影なし)とも銃はワルサーGX1を使用してのものです。個人的には高評価を持っていますが、後輩には上記の理由から一般論として比較すればアンシュッツを薦めます。

》学連系のバウ寡占の要因は、FWB社がドイツ敗戦後の創業で、戦中のナチス体制に組み込まれていたANS社やワルサー社が戦後冷遇されていた間隙を縫い、無競争で商売できたからだとか、当時の学生等にとって「バウはナチ戦犯に非ず」というタテマエが競技再開のために都合良かったからという興味深い話も聞きましたが、真偽の程は如何でしょうか?

はじめて聞きました。うそだと思いますよ。(古い話なので決め付けるわけにはいきませんが)
学連が再開されたのが50年前で、バウの初期型(モデル150)が輸入されたのが1968年ころですから時期がずれていますね。バウが売れたのは他の製品(ダイアナ・アンシュッツなど)より優秀だったからと考えます。当初オリンピアタイプライターの下請けをしてたバウが銃を作り始めたのは1950年代中盤ですから1950年に競技銃の製造を開始したアンシュッツ同じく1951年のワルサーとは時代が合いません。

》モリーニの電子トリガーとワルサーの電子トリガーは実は同一のものだと聞きました(メーカーに質問したらナシのツブテでしたが)が、真偽の程は如何でしょうか?

すいません知りません。念のため銃砲店に聞いてみましたがわからないということです。

》SBのハンドロードって、やってる人はいるのでしょうか?

皆無です。(工場での試作段階とかは別ですよ)
部品の流通がないこと、発火薬(雷管に相当するもの=爆薬に近い=通常液状で圧着後乾燥させる)の填着が困難かつ危険であることから行われていません。


- Monday, February 23, 2004 at 20:16:27 (JST)
 早速のご回答誠に有り難うございます。

>>バウが売れたのは他の製品(ダイアナ・アンシュッツなど)
>>より優秀だったからと考えます。

「コレがいい!」と明言なされたのは先生が初めてで、大変心強く思います。学連出身の朋輩らが『宗教法人・ファインベルクバウ教』てな勢いでFWBを薦めるのは、歴とした根拠があってのことなのだと理解致しました。
改めてバウも検討することに致します。

 ところで、先般御教示頂いた「学連のバウ寡占の真実」情報を、私にガセネタ吹込んだ銃友に話したところ、以下の如くやりこめれました。

・アンシュッツの創業は1856年、1950年は誤り。
・ANSは1930年代、既にヒトラー・ユーゲント初等団員の訓練用に 「ガス銃」の供給をしていたので1950年をANSの空気銃製造開始年と するのも誤り。
 同時期ワルサーもラインメタル共々ガス銃の供給をしていたので、 1951年を以てワルサーのAR製造元年とするのも誤り。
・1950〜60年代のドイツ国境警備隊サブ・マシンガントライアルにANSは モーゼルやエルマ等と共に参加し「DUX53 SMG」なる試作品を提供して
 いる。その時点でANSは空気銃メーカーではなく「死の商人」の筈。

 更に狩猟メインの大先輩から、こんな昔話も聞かされました。

・日独防共協定締結時に友好親善目的でヒトラー・ユーゲント代表が 来日して各地を廻ったことがあったが、彼らが『ANSのガスピストル』 を持っていたのを見たことがある。公式発表とは異なるが、ANSの 空気銃製造はその頃まで遡るのではないか?
 (北杜夫の『どくとるマンボウ航海記』にもそのことは描いてある、 とのこと)

 射撃「競技」とは直接関係のないことですが、資料や考証に乏しいうえ、競技歴の浅い者同士の議論では埒があきません。

 もし宜しければ、再度詳しく御教示願えませんでしょうか?

                             敬 具

一年目
- Tuesday, February 24, 2004 at 02:43:52 (JST)
歴史のことはメーカーの案内に載ってる程度しかわかりません。悪しからずご了承ください。
時々、楽しみで読んでいます。ぐうたら先生が気の毒なのでメールしました。
最近、射撃競技の本質からはずれた話がでてきています。読者の皆さん、どうでもいいことなのでやめましょう!技能の向上面だけに集中すべきでしょう。
私はピストル、ライフルどちらも経験者(約30年)です。
銃の選定の件ですが、これは射手自身が決めることです。初心者の場合そんなに差はないとおもいます。トップシューターたちでもいろいろ悩むことはあるのだから。
銃の選定については、もっとレベルの高い射手に相談するのが一番かも?

エリゴールデン <yksaila>
東京 - Tuesday, February 24, 2004 at 09:40:12 (JST)
いろんな趣味の方がいらっしゃいますね。
このたびSBを持ち3Pをはじめることになりましたが、どの姿勢からはじめるのが常道でしょうか?教習のSでも85点くらいしか行かなかったのでSからはじめるか、PKからか決まりません。
へっぴり
- Tuesday, February 24, 2004 at 15:25:25 (JST)
練習の時間がどの様に取れるかによりますが、当初2-3ヶ月は三姿勢等しく重点を置かれたらいかがでしょうか。Sで170前後という状態ですと、PSKの基準をそれぞれ190+170+180とおいて(根拠は薄弱です)3ヶ月程度たってこれらの基準に遠い姿勢を重点科目にされればよいと思いますよ。Sはなんとかなりそうなので1日の練習配分はK40%P40%S20%くらいでスタートされることをお勧めします。(順番も含めて)練習の順番も上記のほうが良いかと…。



- Wednesday, February 25, 2004 at 00:04:39 (JST)
去年は世界学生選手権がありましたが、今年もあるのでしょうか?
やまっけ
- Wednesday, February 25, 2004 at 01:04:59 (JST)
ユニバーシアードの種目以外のFISU(世界学生スポーツ連盟)の世界選手権は2年に1度開かれるようになっていて、射撃は2002年の第1回大会が延期されて昨年開催されました。したがって今年は第2回開催予定年ですがFISUのWEBサイトには載ってません=いまのところ確かなことはわかりません。

- Wednesday, February 25, 2004 at 22:56:35 (JST)
SB3姿勢でSを強化したいのですが、ARSの練習メインでSB−Sの強化につながるでしょうか?
それとも、SBとARではSの場合、似て非なるものなのでしょうか。

練習好き
- Wednesday, February 25, 2004 at 08:18:16 (JST)
個人的見解ですが、つながると思います。特にSBの立射の得点が低い方ほどその効果率は高いと考えます。
SBはARより標的が小さいので比較すると得点は下がりますが、ARでポジションの基本やフォロースルーを学習・強化することはSBと変わらないSBのための学習効果を持つと考えます。感覚論ですが、SBの立射で95を超えてくるとARでは補助効果が極端に小さくなると思いますよ。そのレベルになると銃の静止はOKでトリガーリリースの技術に得点の要素の比重が傾くと思われるからです。


- Wednesday, February 25, 2004 at 23:02:33 (JST)