ライフル射撃競技関係Q&A 18    戻る このページは過去のQ&Aでございますです。

517-541

Q A
塾長がPの際、60発を立ち上がらずに撃ちきることが出来るのが基本と言っておられましたが、例えば9点が続くなど、失点が続いた場合はやはり立ち上がるべきなのか、またはそのまま撃ち続けるべきなのでしょうか。
わからん
- Wednesday, December 31, 2003 at 11:46:34 (JST)
パーフォーマンスの実態が掌握できなくなったら立ち上がってやり直すべきでしょうね。580点の人が9点が出ても次に向かって集中する努力を続け継続したり、600点の人が10.1が2発続いて立ち上がること・・・どちらも正解といえるでしょう。これは試合の組み立ての問題を言っているのであって、基本的には60回同じことを繰り返す能力は基本的になければいいけないということです。60回同じことを繰り返して570の場合、成功率は50%ということです。多くの学生さんのように練習のときに10-20発ごとに立ち上がってやり直していたら、まず高得点を撃つ技術の習得はありえないと思いますよ。


- Wednesday, December 31, 2003 at 21:54:24 (JST)
フリーの8kgの重量制限は、3姿勢の場合、3姿勢で使う総てのアタッチメントを合わせた重量のことなのですか?
だとすると姿勢でライフル自体を持ち替える人はアウトになるので・・・きっと、各姿勢での装備重量の最大が8kgと言うことだとは思うのですが。

やまんば
- Wednesday, December 31, 2003 at 20:25:47 (JST)
どの姿勢でもいいのですが、銃を撃つ状態のなかで、最も重いセッティングの制限が8KGということです。P8kg、S3KG、K5kGの場合、Pのセッティングで用具検査が承認されます。

- Wednesday, December 31, 2003 at 21:57:07 (JST)
明けましておめでとうございます。フリーでは8kgまでOKなのに、スポーツではなぜ6.5kgまでなんでしょうか?スポーツで重くされると有利になる点でもあるんでしょうか?女子に銃を譲渡する時、いつも重さで困ります。

- Thursday, January 01, 2004 at 10:34:17 (JST)
この重量差はどちらかと言うと政策的に作られたもので競技上の問題で生じたものではありません。ARの男子60発、女子40発の差も同様のものです。
1984年以前は射撃において女子種目は存在していませんでした。ISSF(当時UIT)はオリンピックでの地位を確保するため1984年のオリンピックで女子種目の導入に成功しましたが、その背景には旧共産圏のメダル数至上主義と、イスラム諸国の男女区別主義があります。1984年以前は射撃はヨット、馬術と共に男女混合で実施されていました。UITはIOCに対し女子選手の増加を背景に女子種目の追加を要求する際、性差(体力差)を理由に3姿勢の120発と立射の60発は過酷過ぎるとしてそれぞれ発射数を減少させた女子種目の創設を打ち出しメダル(種目)の増加作戦を展開しました。
1993年に女子種目をスタンダードからフリーに変更する際、以上の歴史的経緯から女子用フリーライフルの重量制限を6.5KGとしたのがその理由です。有利不利とか、女子は力がないとかいった理由ではありません。

》女子に銃を譲渡する時、いつも重さで困ります。

旧来のフリーでも女子種目で使えるように重量が6.5Kに設定されているのでヘビーバレルでもスポーツライフルと同様女子でも使えますが…重すぎるということであれば、基本的に1913などはストックが大きすぎて身長のある人でないと元来無理があるのですが…


- Saturday, January 03, 2004 at 19:33:53 (JST)
あけましておめでとうございます。MECのアルミストックはやけに高価ですが、色合いに惹かれています。なにかいい点悪い点をご存知でしたらお教えください。
ブランド志向
- Thursday, January 01, 2004 at 15:24:27 (JST)
私もってます。
まず悪い点は価格が高いことです。また普及しているアンシュッツのパーツが使えないことでしょうか。
良い点は基本的に削り出し成型なので丈夫でストック全体でしなることが可能で、安いキャスト成型のものより反動が柔らかいところでしょう。とりわけMECに関してはサムホールに当たる部分を上部から見た際、中空の三角形のブリッジになっており、その三角で反動をかなり吸収しますので木のストックより反動が柔らかくなります。そんなとこでしょうか。


- Saturday, January 03, 2004 at 19:38:41 (JST)
エボリューションストックには、アルミストック特有のバイブレーションを軽減させる為に多数の振動吸収剤が組み込まれているそうですが、振動吸収剤とはいったいどのようなものなんでしょうか?それは他のストックにも組み込むことは可能なんでしょうか?効果はどの程度なんでしょうか?

ぷー
- Thursday, January 01, 2004 at 19:29:38 (JST)
まず、見たことありませんです…。グリュンネルの展開図ではアクション底部に左右一対の反動ダンパーが組み込まれていますので、これが反動吸収の仕事をします。多数の振動吸収剤????見当たりませんが…




↑これのこといな???

》それは他のストックにも組み込むことは可能なんでしょうか?効果はどの程度なんでしょうか?

だめでしょう。効果のほどは、すんません、しりません。


- Saturday, January 03, 2004 at 19:42:30 (JST)
賀正。木のストックにベッディングをしようと思いますが注意する点はどんな点でしょう。ちなみに加工そのものは経験があります。
びんぼ
- Friday, January 02, 2004 at 00:20:57 (JST)


すいません、銃は1913です。
びんぼ
- Friday, January 02, 2004 at 00:24:06 (JST)
経験がおありのようなので、加工については問題ないと思いますが、気がついた点は;
@銃床のアクション部(または古いベディングをはがしたところ)は銃床と糊との接着性を確保するため荒く削ったままの状態でエポキシを流し込むこと。
@エポキシの硬化温度は指定された温度を2日間保つこと…寒い部屋で硬化させたりすると夏になってふにゃふにゃになることがあります。
硬度を増すために相当量(30-50%容積比)の金属粉(アルミ粉・鉄粉など)を混入すること。
@銃身付け根を5-6cmベディングして、撃ちながらその部分を削り取り良い反動を感じるところで完成させること。
@機関部取り付けねじの回転数を数えボトミングしていないことを確認すること。
@エポキシに空気玉が入っているかどうか心配しないこと…たいがいこれを確認しようとして失敗する。
気がついた部分だけですが…


- Saturday, January 03, 2004 at 19:57:22 (JST)
SB弾が風に流れることは頭では理解できるのですが、実際に流れる量については技術的なこともあって実感がつかめません。弾丸のロット等によって違うと言うことですが、一般論で風に対してどの程度の影響を受けるのでしょうか?
かぜまる
- Friday, January 02, 2004 at 20:26:57 (JST)
風は通常50m全部に吹いているわけではないので風旗がゆらゆらしている程度では10点タッチ、横になびいてる程度で9.5くらいでしょう。前線の通過の場合はこの何倍も流れますが、サイトのゼロポイントがどこにあるかで答えは変わります。試射で調べるしかありません。
フェニックスで開催されていた全米選手権に出たときにミニ竜巻がしょっちゅう踊っていたので試射のときに撃ってみると、12時の3点にあたりましたが…日本ではあり得ません。


- Saturday, January 03, 2004 at 20:02:07 (JST)
大学から射撃を始めた後発組ですが、気持ちはオリンピックを目指しています。(成績ははるかに届きませんが)遅く射撃を始めた人でもオリンピックレベルに到達するのは可能なことでしょうか?また一番大切な要素はどのようなことでしょうか?新年を迎えて気合を入れなおしています。よろしくお願いします。
M
- Saturday, January 03, 2004 at 00:48:04 (JST)
テクニカルでは充分可能と考えますが、ほとんどの人にとって困難を伴うかもしれません。それは能力上の問題ではなく、多くの人が成績により自らを評価してしまうからです。全日学生の去年の優勝はA君で、今年はB君だった…去年は14位だったけど今年は3位になった、などといったことです。オリンピックレベルに到達する過程でこのようなことは重要に思えますが実は技術の習得の評価としてはもっと重要な要素があると言って良いでしょう。
射撃競技は多くの自動化が必要ですがそれらは圧倒的な基本能力に支えられるもので、(簡単に言えば立射で銃口が動いていれば戦えないということですが)その評価は得点では行えません。ある程度銃がコントロールできれば得点は出ますが、オリンピックレベルとは5000人が見ている前で得点が出せるレベルをさします。つまり体が動いてる状態では撃発時にコントロールする箇所が多すぎてオリンピックでは戦えないということを意味しています。
多くの技術を自動化するには技術に集中したトレーニングと、それを標的に表現するという応用練習の繰り返しが必要です。ほとんどの人の場合、例えば570点に到達したら興味は得点一辺倒になります。それがオリンピックレベルに到達しないもっとも大きな要因となるでしょうね。
また大人になればなるほど、撃つ前に自分を評価している傾向があります。これも難しいですね…。
難しいですが、可能ですよ。


- Saturday, January 03, 2004 at 20:25:59 (JST)
スポーツライフルってフリーライフルと何が違うんでしょうか?
白っぽい木でできたストックの銃のことを言うのでしょうか?
69cmのバレルを使ったらフリーなんでしょうか?
1912(1913のアルミと見た目が一緒なので、何が違うのかさっぱりわかりません)を使っている女の子がいましたが、それはスポーツライフルなんでしょうか?持つと確かに1913よりは軽かったです。

ふーむ
- Saturday, January 03, 2004 at 22:03:17 (JST)
制限重量の違いだけで、おなじフリーライフルです。女子の50mがスタンダードからフリーに変更された当初の1993-1996までは女子種目をスポーツライフルと呼んでいましたが、現在ではこの用語は撤廃されました。いまは50mライフル(フリーライフル)の女子用というのが正しい呼称ですだ。
したがってどんな銃床とバレルドアクションの組み合わせも50mライフル(フリーライフル)と呼ばれ、男子・女子にはそれぞれ8k・6.5Kの重量制限があるというのが用語の概念です。
スポーツライフルを定義するなら6.5k以下の銃をそう呼べばよろしいのではないでしょうか…もうすぐ死語になると思いますよ。


- Sunday, January 04, 2004 at 09:51:06 (JST)
スポーツとフリーは重さ以外のルールは全く一緒ということですか?

- Sunday, January 04, 2004 at 13:37:01 (JST)
スポーツライフルという種目はありませんです。50mは男女ともフリー(同じ規格)で違うのは重量制限だけです。種目名称は50mライフル(男女)です。

- Sunday, January 04, 2004 at 21:51:38 (JST)
1913 im Schaft 2213 Alu-Buntと1912は同じですか?66cmのバレルは銃身にMod.1907と書かれていて、長さ以外は1913と同じに見えるんですが、名称はどう変わるんですか?大会の銃検用紙にモデル名を書く欄があって困ったことがあったので教えて下さい。商品名の欄もあったので、カスタムバレルの場合はバレルメーカーを書くのかアクションのメーカー名を書くのかも教えて下さい。
わからーん
- Monday, January 05, 2004 at 01:36:38 (JST)
1913 im Schaft 2213 Alu-Buntは69cmのヘビーバレルがアルミに載せられたやつです。1912は66cmのライトバレルがスポーツライフル(商品名)としてのストックに載ったやつでしょう。1913のバレルは1907より長くて太いです。名称は1913か1907(2013、2007)でしょう。

》銃検用紙にモデル名を書く欄があって困ったことがあったので教えて下さい。

アンシュッツ(フリー)でいいんじゃないですか。

》カスタムバレルの場合はバレルメーカーを書くのかアクションのメーカー名を書くのかも教えて下さい。

通常はアクションの名前を使用しますが、どちらでも良いんじゃないですか。許可証に記載されてるままに書かれては?係に文句言われたら笑いながら指示に従ってください。


- Monday, January 05, 2004 at 19:37:50 (JST)
何時もPでスリングの位置などで迷ってしまう事があります。やはりスリングの位置、張り具合で弾着はかなりの割合で決定してしまうのでしょうか。つまらない質問ですいませんです。
ちなみにSB歴約1年です。

何時までも上手くならない
- Monday, January 05, 2004 at 18:42:51 (JST)
SBで同弾させるには銃口が同じところを指向し、なおかつその状態で銃にかかる圧力が同じでなければなりません。スリングの位置、テンションが毎回変わると”良し”のゼロポイントは当然ずれます。
簡潔に説明すると引金が引かれてから弾丸が銃口を離れるまでの銃の動き(反動)が変化して弾丸が離れる瞬間の銃口の方向がばらばらになるからです。
スリングの状態の変化の具合は実質的にはその選手の技術そのものといえます。同じ格好を続けるのは比較的容易ですが、内的姿勢の安定性は結果的にはこの銃に対する圧力の安定に寄与しますので、スリングの使用にはっきりとした変化が据銃ごとにあるならば、極論すればサイトが真ん中にあいませんです…。練習の中心課題になる要素ですが上達するには練習量が必要ですね。


- Monday, January 05, 2004 at 19:54:02 (JST)
SB、ARの立射について質問です。
射撃教室のなかで「膝は曲がっても、突っ張るようにロックしても姿勢のスタミナ、コントロール能力ともに不合格」とありますが、まっすぐのばすとぐらついてしまいます。気が付くとロックしたところで落ち着いてしまいます。確かにS60だと膝が痛くなりますし、あまり良い点数が出ないのでコントロール以前の問題と感じています。効果的なトレーニングは無いでしょうか?体形は小太りの中年男性です。

万年初心者
- Monday, January 05, 2004 at 23:26:28 (JST)
立射で膝が曲がるということは一般に重量を筋力で支えることを意味します。また逆に突っ張ることは筋の使用そのものですので良いことではありません。脚の骨を使用して体重の多くを支えるには両脚に均等に荷重するか(クラッシックな荷重配分)、荷重の多くを標的側に脚にかけることが考えられますが、前者の場合膝が曲がることは上体の重さを骨盤方向に垂直になるようにバランスをとることで達成できます。後者の場合は標的に対して後ろ側の脚(右射手の左足)が曲がりがちになりますが、通常左足の開き具合(床に対する置き方)を工夫すれば解決できます。
根本的に上体の重量が床に抜けない場合(上体や両脚の筋肉を使用しなければ射撃できない場合)は、その多くについて脱力した際銃口が標的のはるか下方を向いてしまう姿勢そのもののエラーがあります。左肘を骨盤の上において左腕の力を抜いても銃口の向く高さが標的の高さにくるように姿勢を改良する必要があると思われます。
体重のある方は上記の骨格によるサポートを達成するためスタンスがオープンになっても仕方がない場合がありますが、もっとも大切なことは銃の重量が骨により支えられて足の裏に抜けていることと、その状態で前後バランスが取れていることですので点検してみてください。


- Tuesday, January 06, 2004 at 23:31:52 (JST)
伏射で撃ったときに、反動がどうしてもボヨ−ンと言った感じの反動になってしまい、各シリ−ズあたり必ず8点とか出てしまいます。
酷いときは8を2回も撃ってしまい、良いとこ560台が精一杯なのが現状です。やはり、リラックス感含め、基本がなってないのでしょうか。何か良い方法はありますでしょうか。
SBやりはじめて2年目に突入です。お願いいたします。

もう泣きたいです。
- Tuesday, January 06, 2004 at 08:18:47 (JST)
リラックス技術が上達しても銃にかかる圧力が偏っていればボヨーンとかパワヮヮヮーンとかグルーンとかいった反動になります。これでは580点でしょう。スリングの張りが弱かったり、チークの圧力が強すぎたりするとなりがちです。
スリング長、チークの位置、バップレの長さを調節して肩づけの圧力、チークの圧力、左手に掛かる圧力のバランスの良いところを求めてください。最初はスリングと左手に大きな圧力を感じるように調整することから実施すればよろしいのではないでしょうか…ストックだけ伸ばして左手に押し付けるのではなく、スリングの長さと左肘の入れ具合でスタートしてください。


- Tuesday, January 06, 2004 at 23:38:32 (JST)
SB伏射で、ウッドストックのグリップ下端につけるハンドストップの功罪について教えてください。付けて練習すべきでしょうか。それとも付けずに練習すべきでしょうか。ちなみに現在の私のレベルではまったく解りません。よろしくお願いします。
SBウルトラ超初心者
- Tuesday, January 06, 2004 at 19:48:47 (JST)
ハンドレストといいます。邪魔ですので捨ててください。もったいなければしまいこんでいただいても結構です。
良い点はそれを使用することにより同じ位置でグリップできるようになるかもしれない点です。悪いところはそれを使用することにより射撃が難しくなることが多い点です。特に初級者ではハンドレストに圧力をかけてしまったりして反動がばらばらになりろくなことはないと思われます。


200806追加


- Tuesday, January 06, 2004 at 23:44:55 (JST)
いくつか質問がございます。
Kで、いつも一シリに一発くらい、左下7時方向の8点に外すことがあるのですが、これは単なる照準ミスの場合が多いのでしょうか?今のレベルは、94を上下している程度のレベルです。
あと、立射の右射手で、ズボンの右ファスナーを緩めることの長所は何なのでしょうか?
 

Gijin
埼玉 - Wednesday, January 07, 2004 at 17:10:22 (JST)
お尋ねのレベルでは銃はおおむね9点圏内を指向しているでしょうからポジショニングの問題とは考えにくいと思われます。原因の特定は資料不足で不可能ですが、まず照準中にチークの圧力の一定化に気を配ってください。トレーニング期の練習では銃の動く範囲内で中心に近く着弾させることを主眼に引金に集中した撃発を訓練してみてください。照準映像中心の射撃から脱却できると(照準はどうでもいいということではないですよ)、大きなとびがなくなっていく段階だと思われます。

》立射の右射手で、ズボンの右ファスナーを緩めることの長所は何なのでしょうか?

長所はないと思われます。ズボンが固くて脚をリラックスするとズボンの抵抗で脚が折れるような場合や、ズボンにより意図しない体の固定が生じた場合開放したりします。


- Wednesday, January 07, 2004 at 20:22:55 (JST)
P.S.Kでチ−クピ−ス位置は一般的にどの程度違うものなのでしょうか。
やはりSが一番高いのでしょうか。

SB初心者
- Wednesday, January 07, 2004 at 21:21:53 (JST)
照準線(サイトの高さ)を固定して3姿勢とも同じ位置で頬付けするとすれば、ポジションの頭の前傾角度によってチークの高さが決まりますね。(目と頬づけの位置の高さの差による)その場合立射が一番低くなる場合が多いです。頭が他の姿勢より直立していることが多いからです。
しかし頭部の前傾角度は人によって違いますし、姿勢によってチークピースに当てるほほの位置も違いますので、公式的に高さを決めることは過ちだと思われます。上下1cm程度の範囲でばらばらでしょう。


- Thursday, January 08, 2004 at 08:58:55 (JST)
くだらない質問ですいません。乗馬の世界では試合で男女区別はないのですが、射撃ではどうして別々に分けているのでしょうか?個人的には、乗馬同様に体力的な差は関係ないのではと思うのですが。。。
やっぱりそうすると、女性が独壇場となってしまうからなのでしょうか。。(笑)

不思議だ−
- Friday, January 09, 2004 at 08:14:44 (JST)
以前にもお話しましたが、1980年までは射撃は男女の区別がありませんでした。1976年には3x40でマーガレット・マードック(USA)が銀メダル、ノンカ・マトバ(BUL)が6位にはいるなど女性競技者の競技力の向上、人口の増加を受けてISSFでは女子種目の独立に踏み切り、共産圏(メダル数が増える)、イスラム圏(女性を排除できる)の支持を受けIOCと折衝、1984年のロサンゼルスオリンピックでの女子種目誕生に成功しました。

》個人的には、乗馬同様に体力的な差は関係ないのではと思うのですが。。。

はい、その通りです。


200806追記  ついでですが、1972年ミュンヘンオリンピックまでは射撃は男子競技で女性は参加できませんでした。


- Friday, January 09, 2004 at 20:00:15 (JST)
SB立射の止まり具合って、サイト映像で言うとどんな感じなのでしょう?現在、通常のサイト間距離100cm(伏射の時のまま)で、フロントリング4.2、フロントの輪の中におさまる(しばしばタッチ)感じで黒点がゆらゆら動いている感じです。これで、大体どのくらいの点数になるものでしょうか?実射の前に徹底的に姿勢を創るつもりであえて実射を我慢して(と言うか恥ずかしくて撃てない)練習しているのですが、サイト映像でいうとどのくらいの感じになったら、撃ち始めていいでしょうか・・・。
それと、当方体型的に、どう無理しても肘の位置が腰骨と10pくらい離れてしまうので、肋骨サポートで行くしかなく、背骨を水平にずらす感覚でサポートしています。いろんな記述は腰骨に届くことが前提になっているようですが、体型が不自由な人の場合、どんなことに注意したらいいでしょうか。

立射バージン
- Friday, January 09, 2004 at 18:02:37 (JST)


すみません、撃発のことを書き忘れました。さっきのゆらゆら状態のままで、3回に2回は落とすことができます。まあ、大体入っていれば後は確率の問題と割り切っているのですが・・・。よろしくご指導ください。
立射バージン
- Friday, January 09, 2004 at 18:15:26 (JST)



》SB立射の止まり具合って、サイト映像で言うとどんな感じなのでしょう?

究極的には伏射と同じです。フロントリングの中に黒点が納まってそのスピードがゆっくりなら90点レベルと思われます。

》サイト映像でいうとどのくらいの感じになったら、撃ち始めていいでしょうか・・・。

あまりまじめに考えすぎると永久に射撃できません…。動いていても不随意ではなく、コントロールできる時間が1-2秒を超えてきたら実射して良いのではないでしょうか。コントロールされている状態を中心に合わせるわけですが、そのテストの感じで射撃されてはいかがですか。標的の中に入ってくるときにスムーズに撃発することを課題に、それが大体できるようになったら、銃口が静止する瞬間を作る感じに移行してください。3回に2回では不足です、90%を目指してください。静止時間が1秒以上作れるようになれば95レベルに達する可能性が出てくると思われます。

》体型的に、どう無理しても肘の位置が腰骨と10pくらい離れてしまうので、肋骨サポートで行くしかなく、背骨を水平にずらす感覚でサポートしています。いろんな記述は腰骨に届くことが前提になっているようですが、体型が不自由な人の場合、どんなことに注意したらいいでしょうか。

50mはパームレストが使えるのでほとんどの人は骨盤サポートが可能と考えます。ちょっと無理して骨盤に載せることと、体の各部位をリラックスさせることの妥協点の模索が必要かもしれませんが、多少首が窮屈になったとしても一度骨盤サポートの姿勢を研究されることをお勧めします。最終的に体側でサポートすることもやむ得ない場合もありますが、銃の重量を筋肉の助けなしで支えることはコントロール能力獲得のため非常に重要な要素であり、簡単にあきらめてはいかんと思われます。


- Friday, January 09, 2004 at 20:13:34 (JST)
立射のバランスのことで質問があるのですが、立射に必要なバランスはどのようなバランスなのでしょうか?体が前後に揺れるのを感知できるバランス感覚なのでしょうか?
もしそれを磨きたい場合は、どのようなバランスボードを薦めますか?
宜しくお願いします。

ふおろー
日本 - Friday, January 09, 2004 at 19:43:11 (JST)
立射で必要なバランス能力とは体が前後に全く揺れないことです。条件は重量が骨格で支えられていることと、骨格と銃の構成体が物理的にバランスが取れていることです。骨格でサポートされていない場合、銃に小ブレが生じて据銃状態自体が揺れてしまいます。
前後に揺れるのを感知出来るということはバランスが取れていない証拠で、構えてるうちに足や背中がぷるぷるしてくるとすればバランスは採れてません。(5分もかまえ続けると誰でもぷるぷるしますが、これは問題外)実際は物理的に多少ずれていても筋力で支える要素があります。筋力のある人はそれだけバランスの取れる(コントロールできる)範囲が広くて有利といえます。

》もしそれを磨きたい場合は、どのようなバランスボードを薦めますか?

バランスボードはバランスをとるための筋繊維の動員能力のために有効ですが、射撃姿勢のバランス能力を高めるためには直接的ではありません。これはやっても無駄ということを言っているわけではありません。姿勢におけるバランス能力を高めるにはバランスに対する注意力を持つことが第1に上げられます。補助的なトレーニングとして、バランスにだけ注目したジャケットを脱いだ状態での短い据銃、フル装備の状態で靴と靴下を脱いだからうち練習などが推奨されます。この場合足の裏の微妙な筋肉の動きが少なくなるように注力してください。


- Friday, January 09, 2004 at 20:31:11 (JST)
やってみました!たとえ寝転がった状態で、痙攣しそうなほど曲げても、肘は骨盤に届きません。(そこの君、笑うんじゃない!)妥協しようにも、肋骨しか支えるものがありません。
かって、塾長のコメントにあった「体格的に570点に届かない人も見たことがありません」の例外か?・・・と不吉な予感が脳裏をよぎります。
もはやこれまで、骨盤はすっぱりと諦めて・・・肋骨サポートで割り切りました。どうせ肋骨で支えるならそれなりの工夫があるかと思い、胸(もちろん右胸)の上というか、あごの下というか、体の重心の上に銃をのせる感じで、追求しようかと思っています。どんな点に気を付けるべきでしょうか?

胴長立射バージン
- Friday, January 09, 2004 at 20:32:34 (JST)
》もはやこれまで、骨盤はすっぱりと諦めて・・・

見事な覚悟でございますが…
体側で支えて撃発に向かって左腕の力を抜いていく過程で引金に加圧していくようにすればよろしいかと存じます。
射撃ズボンをサスペンダーで吊ったり、骨盤の上でベルトを締めて支点を高くする方法もありますが…相当手足が短いのかもしれませんね。


- Friday, January 09, 2004 at 22:03:30 (JST)


この標的はバイアスロンの立射でのサイティング標的の一例ですが、(2005アジア選手権大会、中国女子新人選手)氷点下の中のレーシングスーツ姿で筋肉コントロールの下で(勿論骨格サポートは目指している)ジャケットがまったくなくてもコントロール能力でこの程度は問題ありません。ちなみに黒点の大きさはISSFと同一です。
当方SBをはじめて3年くらいになるのですが、伏射がまったく上手になりません。。3Pとp60の試合に参加しても3pのほうが点数の高い時がよくあり友達にからかわれてばかりしてます。現在練習時間の割合は
P7:S1:k2くらいなんですが。。銃口はPが一番止まってるように感じるんですが。試合の平均ではP92s93k95くらいです。伏射が一番8点が多いのでなんとかしたいのですが、アドバイスよろしくお願いします。 

へっぽこりん
- Saturday, January 10, 2004 at 23:16:37 (JST)
そりゃすごいですね…私もからかってしまうかもしれません。570の可能性を伏射で崩している人は少数派ですから。

》アドバイスよろしくお願いします。
そりゃどうなってるかこっちがお聞きしたいのですが…。
まず本当に銃を止めて撃ってらっしゃいますか???伏射は他の姿勢と違い銃は比較的静止しますので、立射のように据銃の完成段階に撃発がくるのではなく、(イメージ的にはそうですが)据銃中ごろで銃口は10点に静止しその状態を維持しながらトリガーをリリースするという特徴があります。骨格とスリングでサポートされますので体はほぼ完全にリラックスしてます。ですから反動は体の組織に吸収されるような形で収束します。(うまく出来れば小さく1回のジャンプで終了します)かなりリラックスできていて銃口が10点の周りにあって、多少照準が荒くても、その状態をさらにリラックスする感覚を維持しながら指がスムーズにうごけばどうしても97-8行くはずです。
ひょっとして10点を探して立射のように10点に来たときに無意識に引くように努力されてませんか?
からうち練習で据銃して銃口を呼吸による上下移動を使って10点でだましだまし静止させ、2−3秒かけてゆっくりトリガーを落とすようにしてみてください。もしそうしているにもかかわらず92点だとすると、よほどポジションがよくないと思われます。


- Monday, January 12, 2004 at 22:22:29 (JST)
一つ前の質問させていただいたふく射下手のへっぽこです。ご回答ありがとうございました。拝見させていただいてよくよく考えるとやはりポジションに問題があるような気がします。というのも小生相当な太鼓腹でして。。どうも射撃中に腹が圧迫されるような気がして、SKは自己流のフォームで見た目みっともないですが、楽に構えられてるのですが
Pだけはどうも下腹部の内臓の動きが銃口につたわってくるような気もいたします。また3姿勢の中でも一番照準に集中できません。根本的にやせる以外対処の仕様がないものでしょうか。また友人に自衛隊の人みたいに、右足上げたら腹浮くよといわれたのですが、どうもしっくりいきません。

へっぽ
- Monday, January 12, 2004 at 22:52:55 (JST)
ためしにお腹に小さい座布団を2枚まいて、腹部を上げて構えてみると比較論として銃口を標的に向けるために肘が自分らしい位置より前に行ってしまいますが、ノプテルで見てみるとそれほど動きの質は変化せず、それだけが92の原因とは思われません。肥満体の人で上級の人は少ないのは事実ですが92は別の問題と想像します。楽に構えられる姿勢と銃が止まる姿勢は必ずしも一致しませんからある程度の覚悟(こんなおおげさではないか)は必要かもしれませんよ。(写真の方はおそらく誰にも負けない太鼓腹ですが97-8は問題ありません・・・でした=ごらんのように右腕にかなりの荷重をかけています)

》友人に自衛隊の人みたいに、右足上げたら腹浮くよといわれたのですが、どうもしっくりいきません。

右脚引き上げるのは標準的な姿勢で、お腹の半分を浮かせると逆側の腹部の荷重が増加しますが、左腕に充分荷重をかけるのには有効です。3年経験がおありでPが92では他の姿勢がかわいそうなので何とかしなければなりませんですね。検討資料は充分出ているわけですから去年と同じポジションで行くのはちょっと…


- Tuesday, January 13, 2004 at 13:13:06 (JST)
胡桃ストックとスポーツストックと、アルミストックのトリガーからバットプレートまでの長さはそこまで違うものなのでしょうか?
もし同じ機関部とバットプレートを使用するとして、アルミから胡桃に載せ変えた場合、アルミのそこの長さを伸ばさない(棒も切断しらりしていない)というのは、胡桃だとどれくらいの長さになるのでしょうか?

COOL
JAPAN - Tuesday, January 13, 2004 at 16:13:53 (JST)
すんません。現物がないとわかりません。
ストックの大きさ(長さ)に関しては長さの問題と等しくその要因となる厚みについても考える必要がありますね。
立射で体がゆらゆら揺れてとまりません。どこを点検したらよいでしょうか。筋力不足でしょうか?
?
- Tuesday, January 13, 2004 at 17:36:34 (JST)
揺れの発生源の特定が必要ですが、ゆらゆらが上半身だけの問題ですと筋力の問題が浮上します。自分では認知しにくいですが、脚から全体に上半身と同期して揺れる場合、姿勢が骨格で支えられているとすれば、銃の体に対する位置だとか頭のチークに対するかぶり具合とかいったバランス調整の問題だと思われます。ジャケットを脱いでかまえてみて、ゆらゆらがやけに大きくなるようですと、このバランス問題が怪しいですね。ゆれが時々思わぬ大きさに増大するような場合、姿勢そのものが骨格で支えられていない可能性もありますので総点検が必要と考えます。

- Wednesday, January 14, 2004 at 10:13:22 (JST)